海外から寄付。 | しまりす日記

海外から寄付。

そんなわけで、
ニュースを全くチェックしておらず、
co-workerたちのランダムな会話から
地震について知り、

慌てて、ニュースをみたところ、
私の母と同じくらいの年齢の方が、
ヘルメットをかぶって、
手には、恐らく「これだけは持って逃げないと」というものが入っているのであろう
ハンドバッグのハンドルに手を通したまま
机の下か何か、非常に居心地の悪い場所と姿勢で
睡眠をとろうとしている写真が目に入り、
胸がしめつけられました。

壮絶な状況になっていることも徐々にわかってきて、
どんな言葉も空滑りするのみ。



前回の震災から、
物資はありがためいわくに終わるケースが多く、
寄付金はたすかる
などなどの情報が明らかになりなってきておりますよね?


ふと、思い出したのですが、
前回の震災の際、
ちょうど私のbig 40の誕生日パーティ直前だったので、
誕生日パーティ兼

fundraiserをとりおこなったところ、

来てくれたアメリカ人の友人達から
たしか$500ほどせしめ、


こんな時に余談で申し訳ないのですが、


当時、姉に嬉々として
「こんなに皆寄付してくれたんだよ、なんてすばらしい仲間達なんだろう」
といったら

「ふーん」

という意外にそっけない反応が返ってきたので
すこしがっかりして、
ケイブメンにそれを言ったところ、

「もしかして、あれだけ人数(たしか30人くらい)
あつまったのに、
少ないね、という意味だったのだろうか?」

と愕然としたのですが、

私の友人達というのは、

バーテンダーだとかレストランのサーバーさんが多く、
みんなそれほどお金があるわけではないのに、
誕生日パーティだけでなくfundraiseも兼ねているから
現金かチェック(小切手)を準備するようにという
ケイブメンの呼びかけに
みんな、はったと膝をうち
それは名案だと駆けつける。


(気の良いあの、
おおざっぱで細かいことは気にしない連中が、
パーティに赴く前に「あ、そうそう、、」と、
いそいそとatmに寄ってキャッシュを下ろしている図を想像すると
ほのぼのした愛おしさもこみあげてくるというもの。)


ご存知我等が場末のバー、
ころんば・すかふぇのバーテンダーのケリーなんて、

いつもは
私に対して、
ものすごくぶっきらぼうなのに、

一番最初に「地震のニュースを見て
あなたのことを思い出して涙がでました。
家族は大丈夫ですか?」とメッセージをくれたのはケリーで、

で、彼女、この誕生日パーティ&fund raiserの
前の晩、


おキメなられ過ぎて



stonedされ、
ふらんふらんになりながらも、

日本に絶対寄付をしたいのだという責任感、使命感のみで
体をふるいたたせ、登場。

顔色、ごっつい悪いのに、
私のお手製ほにゃらら寄付boxに
いくらかのお金をねじ込むと、

一曲うたいきって(ケイブメンが設定したカラオケやさんでした)

「体力の、、、限界」という
若乃花引退宣言ばりの名言を残して
(若乃花か、ケリーか、くらいの。)
ふらふらで帰って行かれ、、、


タクシーに乗り込んだ、
その後姿を見送りながら、


やつらのこの真心こもった$500
日本に届け。。。と心に誓う。。。


とはいいつつ、まあ
被災されている方たちにとっては
真心こもっていようといまいと、
お金は多ければ多いほどありがたいわけで、



さささ、これを、とっととお送りしましょうかね
となると、

今度は
この真心篭り過ぎの
気のいい仲間達からのなけなしの寄付金を
どこに寄付するかが問題になってくるわけで、

当時皆様ご存知の通り、
色々詐欺まがいなものも流出したり、

ちゃんとした機関でも
どれだけのパーセンテージしか
現地に送られない恐怖の事実
だとか、

赤十字に送っても、

自動的に一番必要としている地域に世界単位で
割り振られてしまうため、


日本に届かない可能性がある
などなど



当時色んな
ガセねたも含め
情報が飛びかう状況だったので、



きょうびこの、
オンラインで色んなことをすませられる時代、

とりあえず、オールドスクールに
徒歩でわが町の日本領事館までとことこ歩いて参りまして、
窓口のお兄さんに

「これを、、、この、
なけなしの$500を、
どうか、、、どうか、よろしくたのむっっ」

と、直訴状を天皇陛下にさしだす正造ばりに
なりふり構わず、裸足で託してきたわけですが。←盛りました。


で、たしか日本領事館から、
日本の赤十字社へわたるので
一番、それが安全で効率が良い方法だったように記憶しております。


ではでは。