NY市場での為替の動きは、ドル/円が30分で1円も振れるという粗い値動きになりました。

 

個人消費に関する経済指標がどれも弱いものになり、利上げはするがその後の利上げスケジュールが後退するとの思惑からドルが売られ、ドル/円は一気に109円台前半まで円高が進み、一時108円台まで対円でドルが売られました。

 

その後予想通り利上げとなり、イエレン議長による今後の利上げスケジュールが、事前予想通り年内後1回ということがわかり、ドルは買い戻されました。

 

109円台後半までドルが買い戻され、今朝のオセアニア時間で再びドル売りが見られた後、東京時間に入って円安に戻っているという流れです。

 

足元では109円台半ばで推移しています。

 

ポイントは金利です。

 

日本時間昨晩の個人消費関連指標発表直後、10年債利回りは大きく下落し、2.10%台まで下落し、そのまま、利上げがあり、イエレン議長発言があっても、金利が大きく上がることはありませんでした。

 

利上げ実施により原油価格が下落しました。WTIで1バレル44ドル台となっています。

 

マーケットの話題は、現在空席のFRB理事人事に、来年任期満了となる議長・副議長後任人事です。

 

トランプ大統領との関係もあるでしょう。トランプ政権からは、カーネギーメロン大学マービン・グッドフレンド経済学教授の名前が出てきています。

 

株式市場の反応は、NYダウは上昇、S&P500は下落、いずれも小幅でした。

 

あけて今日の日本市場はマイナススタートです。円高が重石となっているようです。

 

本当に日本市場は為替に振らされますね。