昨日は、日米欧ともに下落でした。原油に振り回されるマーケットです。

サウジアラビア、ロシア、イランの生産調整協議が、前に進んだり交代したりの報道で、原油価格はWTIで1バレル30ドルを超えたり割れたりの繰り返しです。

その度に、株価は乱高下させられる展開のようです。

ドルは足もとでは売られる傾向にあります。ドル/円も113円を割り込んで推移しています。

円買いポジションを膨らせている勢力は、ドル/円110円を目指すと為替介入を警戒させられます。

金は上昇、米10年債は1.75%で推移しています。

マーケットは、原油価格がどこで底をうつのか、それが気になって仕方がない状況です。

中東の状況は、大きく地図が塗り替えられようとしている感じです。サウジアラビアとアメリカの決裂ムード、そこにロシアが忍び寄る動き、イランの動向、シリアとトルコの主張など、少し見方を変えなければなりませんね。

原油価格がこのまま低位で推移することに、どこの国もそろそろ危機感を持ち出しているはずです。

シェールオイルとのシェア競争といっても、お互いもうメリットはないような気がしますがどうでしょう。

日本市場は、やはり為替に振らされます。ドル/円が113円を割れると、株主市場もかなり意識してきますね。

日経平均株価は、本当に一部の値嵩株に振り回されます。ファーストリテイリングであったりソフトバンクであったりです。

もうすでに指標としての役目を成してないような感じですね...