戦闘型社会福祉士ケアブラックのブログ

介護・福祉について学んだことを気が向いた時にアウトプットするブログ。


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※コメント不用




今年の2月に介護の魅力についてプレゼンするイベントに参加した。

「介護業界を盛り上げよう!」という思いはあるものの、何かノリきれない自分がいた。

それは周りのプレゼンターの話が明るく、感動的に介護の魅力を語る正の感情のモチベーションに対して、私の介護のモチベーションは負の感情によるものであったから。

今は、まがりなりにもデイサービスの管理者をしているが、介護の仕事に就いた当初は、特に介護の仕事がしたかったわけでもなく、やりたいことが見つかるまでの繋ぎ程度の仕事としか考えずに毎日を過ごしていた。

そんな毎日のある夜勤の日に入所者の容体急変が起こった。呼吸が停止し、顔面蒼白になっていた入所者に心臓マッサージを行う。生まれて初めての心臓マッサージを無我夢中で行ったが、その方を救うことはできなかった。

救急車で病院に運ばれ、死亡確認をした後の帰り道、自分の技術の未熟さを激しく悔やんだ。
未だにその時の悔しさと心臓マッサージをしている時の肋骨が折れる感触が忘れられない。

仕事を辞めようか考えていた中、在宅介護支援センターへの移動の話が出たため、とりあえず現場から離れたい思いで移動した。

死と隣り合わせの現場に比べ、精神的に楽に思えた日々を過ごしていたのに、また最悪の事件が起きる。

アパートで一人暮らしの方への訪問依頼があり、訪問し、ドアを叩くも応答がない。耳を澄ませば、中から「笑っていいとも」のTVの音がする。いくら呼んでも応答がなかったため、大家に同行訪問を依頼。隣の空き部屋から部屋を覗くと、その方は布団の上で固まっていた。検死の結果、死後1ヶ月の状態であった。

自分の情報把握の甘さと行動の遅さを恨んだ。

その出来事翌週、その事件のあった同じアパートで暮らしていた担当のクライエントに、「月曜日の9時に訪問するね。」と週末に電話をし、迎えた週明けの月曜日。訪問してドアを叩くも返事はない。携帯電話を鳴らせば、家の中で着信音が鳴り響く。
寝ているのかなと窓から覗くと、その方は自ら命を絶っていた。
検死の結果、死亡推定時刻は朝の7時30分くらいであった。警察の話では、「すぐに見つけてもらいたかったのでしょう。」との話であった。

自殺の前兆や声に出せないSOSに気づけず、人生の最後をこんな寂しい形にしてしまった自分の相談支援の未熟さを心底後悔した。


もうこんな怖い思いはしたくない。後悔ばかりの介護の仕事に関わるのは辞めようと幾度となく考えた。
でも、このままそれと向き合わず人生が終わるのは、もっと怖かった。

そこからの10年は、常に過去の自分との戦いであった。あの時の後悔を振り払うために、今まで以上に勉強し、資格を取りまくってきた。
それでも、あの時の後悔は未だに消えない。


今いるセンターの仲間たちには、勉強しろ!資格をとれ!ってうるさく言っている。

それは同じような失敗をしてほしくないから。
それは同じような後悔をしてほしくないから。
そして、同じような十字架を背負って人生を歩んでほしくないから。
自分を守れるのは、結局自分だけだから。

今まで勉強しなくても大丈夫だったからと言っても、これからも大丈夫とは限らない。

優しさや経験だけじゃ本当の介護はできない。後悔しない為にも、楽しい介護をする為にも、ちゃんとした技術と知識を持とう!



ドクトリーヌ
 「いいかい!優しさだけじゃ人は救えないんだ!人の命を救いたきゃそれなりの知識と医術を身につけな!腕がなけりゃ、誰一人救えないんだよ!」


介護も優しさだけじゃできない。それなりの知識と技術も身につけないと。腕がなきゃ誰一人救えない。
そして自分自身も救えない。


長文失礼しました。




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