2011-05-02 15:46:19

138歩目:Milanoサローネ 報告その2 「sione japon」

テーマ:SIONE/TOUBAN

今回ミラノサローネでは、

sioneの新しいシリーズ「sione-japon」を発表しました。



このシリーズを展示するにあたり、

いつものsioneシリーズのとおり《ストーリー》を展示することを考えました。



ストーリーの中で、

日本の美意識や、不完全なものに美しさを感じる心、

また、昔から伝わる「吉祥紋」を再構成して、デザインできればと思い

ミラノサローネの為に作られた二種の器が、

あたかも、昔につくられた。という設定で、物語を紡ぎました。



では、展示した物語をご覧ください。


 *   *



それは、昔々の物語

日本は九州、有田にて造られた二つの器が、

ある姉妹に贈られた。

Once upon a time, there were two sisters, Uta and Oto, who were each given a beautiful chalice made in Kyushu, Japan.

 

 

1つは、蝶と亀の器。

Uta: Butterfly and Turtle design.
河原尚子ブログ | sione - Springshow スプリングショウ

 


もう1つは、鳳凰と波の器だった。

Oto: Pheonix and Wave design.
河原尚子ブログ | sione - Springshow スプリングショウ

やがて鳳凰と波の器は、欧州を旅する。

時には、きらびやかな宮廷に、

時には、祭事の器として・・・



一方その頃、蝶と亀の器は、日本の都にあった。

ヒビが入った箇所は繕われ(※)、

武将の手を渡り歩き、戦地にも赴いた。

時には、観賞する人を和ませ、

時には、茶の湯の器として・・・

 

The chalice for one sister remained in Japan and after many years of use, eventually passed from one warlord to another. It was used in tea ceremonies but also for decoration. The second chalice traveled in Europe where it was displayed in a gorgeous palace or used in important ceremonies.

 

 

こうして、数多の人の手を巡り、

別々の来歴を辿った二つの器が、

再びここに出逢った。

 Now these two pieces, after being separated for many hundreds of years, are gathered here together again for your enjoyment. 

 

それぞれの歴史と思い出を閉じ込めて・・・・

 *   *

フィクションの歴史を付ける為に、
制作した後、一度欠けさせ、漆で継ぎ ました。

外国の方に、欠けた部分を漆で継ぐという説明をすると
皆さんとても興味深く見てくださいました。

日本の装飾文様のことも、説明とともにご覧頂きました。
少しは、伝えられたかしら・・・・

そして、自分自身も学ばせていただいた、そんな毎日でした。


この展示に携わってくださった、ご協力いただいた皆様に、
この場を借りて、心から感謝します。

ありがとうございました。


* 「sione japon」シリーズは、「sione DECO」に名前を変えて、
   6月より豆皿、中皿から販売する予定です! 宜しくお願いいたします。



 
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