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パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間

第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺事件直後からの4日間の人間模様を描いた作品。地味な作品だがフィクションを極力交えず現実直視で描いただけあってその迫力や、人間の精神状態がガンガン伝わってきた。言うまでもないが、事実そのものは別に変わらない。JFKがテキサス州ダラスでオープンカーでパレード中に狙撃され、直後に犯人として捕まったリー・H・オズワルドが2日後に殺されるというのは御存知の通りだ。まずエイブラハム・ザプルーダーが狙撃の瞬間をビデオに収めるところからだ。

誰でも一度は観たことがあるだろう。オープンカーで狙撃され、妻ジャクリーンが飛び散った何かを集めているあの映像。世界史に残る衝撃的な瞬間を撮影してしまった男のショックたるやもう…必死で自我を保とうとする姿に心が痛い。突如絶望的な状態で運び込まれた大統領の救命措置を行う若き医師、シークレットサービスの面々、直後に大統領に昇格したジョンソン副大統領、大統領の遺体を解剖するまで動かすなと言いはる監察医、事件前にオズワルドに出会っていたFBI捜査官、そしてオズワルドの兄と母親…。

その役割の重さは様々あれども、この事件に関わる様々な人々はそれぞれ心に大きな傷を負うんだが、これは取りも直さずアメリカ合衆国大統領が、特にJFKがいかにアメリカ人にとって偉大でかけがえのない存在だったのかを表している。もちろんそれでもそれぞれ個別具体の想いは様々で、死してなおJFKに、大統領に付き従う者、事故の失敗を隠蔽しようとする者、自己の利益を考えようとする者…と様々な人間模様が幾つもの流れをなしてパラレルに流れていく。ここがこの作品の最大の見所だ。

もっとも、この時の様々な流れが事件そのものを今でも謎多きものにしているんだろうと思った。だいたいオズワルドに関しても、結局解ったような解らないような感じで濁して描かれているのだから。エンドロール前に、登場人物の略歴が紹介されるのだけれど全員既に鬼籍に入っている。もはや真実が明らかになることはないだろうね。

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ストーリー:1963年11月22日、テキサス州ダラスを訪れていたジョン・F・ケネディ大統領がパレード中に何者かに狙撃され、病院に搬送された。その様子を偶然撮影していた8ミリカメラ愛好家のエイブラハム・ザプルーダー(ポール・ジアマッティ)や、瞬時に国を託されたリンドン・ジョンソン副大統領、容疑者とされたリー・ハーベイ・オズワルドの家族など、暗殺事件は多くの人間の運命を激変させる。(シネマトゥデイ)

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