調布シネマガジン

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her 世界でひとつの彼女

『かいじゅうたちがいるところ』のスパイク・ジョーンズ監督が脚本も手がけた作品。主人公が人工知能を持ったOS(オペレーションシステムね)と恋に落ちるというちょっと変わったSFラブストーリーだ。その主人公セオドアを『ザ・マスター』のホアキン・フェニックスが、OSサマンサの声をスカーレット・ヨハンソンが務めている。それにしてもスパイク・ジョーンズ監督らしい独特の空気感というか、セリフの間の取らせ方だったり、どことなくファンタジックな映像表現だったりが不思議な作品だったな。

妻と別居中のセオドアは、離婚を切り出されるも未練タラタラで踏ん切れない。そんなときのにOSサマンサと出逢う。ピッタリと気があった2人はラブラブになり、果てはテレフォンセックスさながらの関係まで進んでしまう。セオドアの寂しさ、孤独感を埋めてくれる存在としてピッタリだったんだね。先日観た『トランセンデンス』じゃないけど、彼等はネットワークを通じてどんどん進化していく。で、案の定というか、サマンサに肉体がないことで、2人の間に最初の危機が訪れるんだ。

正直なところを書くと、ここまででも何回か眠くなってしまった。いちいち一つのエピソードが冗長的でかったるいんだよね。通常ではない恋愛模様だからキッチリ描かないとってことなのかもだどさ、基本的には肉体はなくても普通のラブストーリーなんだし。ただ上手いなって思ったのは、この肉体がない部分を最終到達点にせずに、ちゃんとそこからさらに物語が掘り下げられているところ。OSであるからこそ肉体to肉体の1対1の関係ではなく、人間が考えるより遥かにその思想が進化していってしまうのがミソなんだ。

いや人間でも多くの経験を積み、新しい世界・出来事を知ることで、新しい第一歩を歩み出したいと考えるのは普通だよね。というかそれこそが人間らしさでもあると思う。結局サマンサも同じことだったんだな。ラストはサマンサという一個の人格を超えた話に集約するんだけど、その歩みの早さに差はあったとしても、いつかまたセオドアを含めた我々人間もまた彼女のいる世界に到達するのかな。ちなみにサマンサの声のスカーレット・ヨハンソンは大好きな女優なんで、もう彼女の顔しかイメージできなかったよ(笑)それってもしかしたら映画的にはマイナスだったかも。

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ストーリー:近未来のロサンゼルスで、セオドア(ホアキン・フェニックス)は相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。長きにわたり共に生活してきた妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れ、悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と出会う。次第にセオドアは声だけで実態のない彼女の魅力のとりこになり…。(シネマトゥデイ)

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