調布シネマガジン

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エンダーのゲーム

原作は1985年に出版されたSF小説。約30年前だね。監督は『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のギャヴィン・フッドが、主人公のエンダーは『ヒューゴの不思議な発明』のエイサ・バターフィールドくんが演じている。ちょっと調べて見たら1985年というのはアメリカでファミコンが発売された年なんだとか。なるほど正にゲーム的な要素や映像がたっぷり詰まっている。もっともその要素の部分が弱冠古臭い感じは否めないんだけど、表現手法そのものは最新のVFXを使っているからそこで上手くバランスをとっているという感じだった。

超強力な昆虫型生命体の侵攻を受けた人類は、一人の英雄の力でなんとかそれを撃退することに成功する。しかし何れまた連中がやってくるのは明白。故に防衛軍はやられる前にやってしまえという作戦にでる訳。しかしその指揮を子供の柔軟な発想に委ねてしまおうというだから大胆だ。エンダーは最終的に指揮官になるんだけど、前半は彼等に技術的・学術的なことを教えこむ場面が描かれる。彼は学科も実技もすこぶる成績が良くて、オマケに喧嘩まで強い…って正直痩せっぽちの見た目からは違和感しか湧いてこない。

もちろん単にやられる前にやっつけることがテーマじゃない。つかそれじゃ単なる戦争映画だしね(笑)訓練が進む中でエンダーは戦うことに対するどこか割り切れない違和感を募らせていく。そして最終訓練といいつつ、実はそれが実戦だったというラストは、そもそも生命を奪うことに対する人間の根源的な罪悪感が表現されていた。昆虫型生命体はもちろん話せないけれど、エンダーは互い気持ちを通わせる。これなんて正に言葉は通じなくても…といった非戦のテーマに他ならない。

基本的にはエンダーを中心とした子供たちが活躍する作品なんで、どこか安っぽいイメージがついてまわるんだが、ハリソン・フォードやベン・キングスレー、アビゲイル・ブレスリンといったそうそうたる俳優が脇を固めて作品そのものの格をワンランクあげていたよ。何だか終わり方を観ていると続編も作れそうなんだが…。

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ストーリー:強大な軍事力を持つ昆虫型生命体、フォーミックとの宇宙戦争を続けている人類。その第2次侵攻に備えるべく、世界中から優れた少年兵士たちが防衛軍ベースキャンプのバトルスクールへと集められ、宇宙で戦う技術と知識をたたき込まれていた。そんな中、戦いを終わらせる特殊な能力を秘めているとして少年エンダー(エイサ・バターフィールド)もベースキャンプに送られる。生命を持つ者同士が戦争で殺し合うことに強い疑問を抱きながらも戦士の才覚を発揮し、少年戦士の指揮官となるエンダーだった。(シネマトゥデイ)

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