調布シネマガジン

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美しい絵の崩壊

主演のナオミ・ワッツは1968年生まれの45歳、ロビン・ライトは1966年生まれの48歳そりゃまあ若い頃に比べたら老けたとは思うけれど、熟女とはよく言ったもので文字通りその水着姿には熟れた女性の妖艶な色っぽさが満点だった。彼女たちが演じたのはリル(ナオミ・ワッツ)とロズ(ロビン・ライト)という2人。子供の頃からどこに行くのも一緒で大の親友、ご丁寧に結婚してからも2人はともに一男を設ける。子供たちにとってもお互いの母親の親友はもはや第二の母親ってな状態なのである。

でもってやがてリルの旦那は死んでしまい、子供たちは20代の大学生となる。しかもロズの旦那はシドニーに単身赴任と見事に邪魔者を追いやり、かくして実に奇妙な4人がクローズアップされることになるんだな。どう考えでも微妙な雰囲気なんだけど、オーストラリアの海辺に立つ別荘のような家、美しい海と白い砂浜という非日常的な景色は、非日常的な人間関係をも許容してしまうように思えた。ちなみにリルの息子はイアン、ロズの息子はトムという。

事の発端はイアンがロズに愛を打ち明けて2人がやっちまったことだった。でトムはトムで「お前がそういうことするなら俺も!」っとリルとやっちまう。実は冷静になると、別に近親でもなんでもないんで、若い二人が単なる熟女好きだったってことなんだけど、まあ母親同然の相手とできちゃうって結構凄いよね。ただ、ストーリー的にはここでリルが「いつか若い2人は私達の元を離れていく」なんてセリフもあったりして、基本的に先は想像出来てしまう。実際物語もそういう方向に進むんだ。

ところが!そこから先に思いもよらない展開が待っていた。もともと「美しい絵の崩壊」なんてタイトルがついてるからね、「美しい絵」=この4人だと思っていたんだけど、そんな表面上だけのことじゃなかったんだな、これが。結局納まるところに納まって、人間てこういうもんだよな…と思わせといての「ええええええ!?」って感じ。にしてもリルとロズは女性が持つ母の顔と女の顔の二面性を如実に表していて、ナオミ・ワッツとロビン・ライトのそれぞれの表情が違うのに驚かされる。

母親としての顔と、女としての顔、何だろう庇護する者と庇護される者の表情の違いとでも言うのか。もちろん女としての彼女たちの表情は堪らなく美しいしそそられるね。もっともナオミ・ワッツとロビン・ライトだからこそ成立する物語で、日本の女性陣には失礼ながら、これを日本人でリメイクしても成立しないだろうな(苦笑)ところで観終わってからつくづく思ったんだけど、この物語で一番可哀想なのはロズの旦那だろうな。奥さんの幼なじみに息子をとられ、奥さん自身はその幼なじみの息子にとられ…彼は何も悪いことをしていないのになんでこんな目に…ってなもんだもの。

映画 公式サイト 映画

ストーリー:オーストラリア東部の海辺の町で、ロズ(ロビン・ライト)とリル(ナオミ・ワッツ)は幼いころから姉妹のように育ってきた。現在は二人とも結婚して家庭を持ち、お互いの息子トム(ジェームズ・フレッシュヴィル)とイアン(ゼイヴィア・サミュエル)も母親たち同様親友同士だった。早くに父親を亡くしたイアンは、ロズを2人目の母親として慕っていたが…。(シネマトゥデイ)

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