調布シネマガジン

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カン・ドンウォンとコ・スが主演した韓国映画「超能力者」のリメイク。メインの2人を演じるのは日本の実力派2人、藤原竜也と山田孝之だ。監督が「リング」や「クロユリ団地」の中田秀夫なんでもっとどす黒いというか、情念渦巻くような感じになるのかと思っていたら、思いの外あっさりしていたな。実はオリジナルは設定こそ覚えているけど、内容はもはや全くと言っていいほど覚えていないんだよね。だから設定意外は割と新鮮に観られたはずなんだけど、あまりに物語に抑揚がないというか…。

視界に入った人間を自由に操れる男(藤原竜也)とその能力が一切通じずしかも驚異的な回復能力を持つ終一(山田孝之)がひょんな事で出会ってしまったことから戦いが始まるんだが、そもそも何で「人に知られず生きていきたかった」という藤原くんの方から終一を殺しにかかるんかね?明らかに最初は気付かれてないんだからさ、ほっときゃいいじゃんか(笑)ま、オリジナルを観た当時に書いた自分の文章を読んでも「2人の闘いは極常識的に考えたら避けられるものだと思う」って書いてるから元々そういう設定なんだな(苦笑)

ちなみにその部分だけでなく、観ているともう突っ込みどころは満載。驚異的な回復力で死なないといっても、その気になれば何度でも殺せるチャンスはあったしね。「死ぬまで生きる」って共通のキーワードでこの2人は繋がっているんだけども、背負っているものの大きさが今ひとつ伝わってこない描き方も疑問だった。明らかにその存在が不要な終一の友達2人、大して背景も描かれないまま旧世代人類として新世代人類と敵対する刑事とどうも余計な部分が多いのも気になるんだわ。

それでもなんとなく最後まで手に汗全く握らずそこそこ観れてしまうのは、それもまた監督の力なのかな。あとは役者の力か。藤原くんのいつもどおり弱冠大げさな演技と、山田くんの今ひとつ熱を感じない演技がキャラクターの性格には合っていたように思う。ヒロインの石原さとみは特に良かったな。何かもうあの可憐さを前面に押し出した芝居見せられると、実際はそうじゃなくても魅入られてしまうよ。ところでラストシーンはハンニバル・レクターを思い出してしまったよ、目と口は違うけど…。あ、そうそう、木村多江さんの貧乏臭くて薄幸な母親役は凄かった!ああいう役やらせたら日本一だと思う(笑)

映画 公式サイト 映画

ストーリー:対象を見ることで他人を自由に操れる超能力を持つ男(藤原竜也)は、その能力ゆえに孤独と絶望の人生を歩んできた。ある日、自分の能力が一切通じない田中終一(山田孝之)に出会ってしまった男は、動揺のあまり誤って終一の大切な人を殺してしまう。復讐(ふくしゅう)を果たそうと決めた終一と、自分の秘密を知る唯一の人間を狙う男が壮絶な戦いを繰り広げていく。(シネマトゥデイ)

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