調布シネマガジン

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ブルージャスミン

えーと、多分絶賛してる人多いでしょう。ただ俺はウディ・アレンと相性激悪なんで、別にそんなに面白いとも思わなかったな。今まででも精々「それでも恋するバルセロナ」と「ミッドナイト・イン・パリ」ぐらいしか好きじゃないから仕方ない。んじゃ何で観に行ったんだよ!ってなるわけだが、それは俳優が好きだから。あとその好きな俳優がこの作品でオスカー獲ってたから。ついでに言えば俺の信頼している映画ブロガーさんがその俳優の演技を絶賛してたから。

アカデミー賞主演女優賞を獲ったジャスミン役のケイト・ブランシェット、助演女優賞にノミネートされたジンジャー役のサリー・ホーキンス、そしてアレック・ボールドウィン。うん、やっぱりこの人達の演技は素晴らしかった。今回ケイトが演じたジャスミンはニューヨークでセレブな生活を送っていたものの、夫が詐欺で捕まり全てを失ってしまったため、サンフランシスコに住む血の繋がらない妹ジンジャーの元へとやってきた女性。しかもそのショックからか精神を病んでしまっている。

やばいねぇ。プライドが高くて、それゆえに今はもうセレブじゃないのに上から目線。生きることのほんとうの意味での大変さから逃げ、過去を振り返り過去に生きるおばさん。今風の言葉で言うならメンヘラBBAとでも言うんだろうね。元々はそんなじゃなかったのかもしれないし、今だって実は全て理解しているのかもしれない。夫の裏切りにあい、財産を失い、そして何よりも息子を失ったショックが彼女をそう変えてしまったんだろうが、残念ながら個人的には同情心も湧かないし、クソBBAであることには変わりない。

ってか関わりあいになりたくない。というよりこういう人間は見てて不愉快。でもだからこそケイトすげえ。彼女のいろんな役を観てきたけれど、今までで一番最低最悪だし、でも最高の演技だというこの逆説!またジンジャー役のサリーがケイトを押し上げているんだよね。この人顔も演技もアクが強くない。でもとても印象に残る存在感を発揮できる人。どんな感じの演技だったかは思い出せないけれど、そこにいたことは思い出せるというか。個人的には「17歳の肖像」と「わたしを離さないで」が思い出深いな。

言ってみれば脇役らしい脇役で、こういう人が助演女優賞にノミネートされたことは良いことじゃないかな。このジンジャーはジャスミンとは正反対の存在として描かれるけど、でも彼女はジャスミンを呆れるほど助けるんだ。でも助ければ助けるほど、ジャスミンのムカつき度がアップしていく。本来はジンジャーだってバカな女だなって思うんだけど。
ちなみに、この物語にはもちろん男性陣も多く登場する。セレブもいればいい加減な奴もいるけれど、彼等は所詮この姉妹に花を添えてる存在なだけってのは面白い。具体的には2人が進む、進んできた道に必要なアイテムとして登場しているだけなんだ。

アレンのこういう人の使い方はユニークだなと思う。しかしまあ…救いようのない終わり方ではあるけれど、ことがあそこまでいってしまっては、変にハッピーエンドに持ち込むのも陳腐だししかたないか。

映画 公式サイト 映画

ストーリー:ジャスミン(ケイト・ブランシェット)は夫ハル(アレック・ボールドウィン)とニューヨークでぜいたくな生活を送っていたが、全てを失い、サンフランシスコに暮らす妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)のアパートに身を寄せる。過去のセレブ生活にとらわれ、神経をすり減らしていたジャスミンだったが、ある日お金持ちの男性ドワイト(ピーター・サースガード)と出会い、自分の身の上についてうそをついてしまう。(シネマトゥデイ)

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