調布シネマガジン

旧LOVE Cinemas 調布 からもっと気楽な映画記事に生まれ変わりました!よろしかったら読んでみてくださいな!


テーマ:
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

今週公開の大泉洋主演「晴天の霹靂」にちなんで見逃していた作品を観てみた。「探偵はBARにいる」の続編。という訳で主人公の探偵を演じる大泉洋もその相方・高田を演じる松田龍平も相変わらずのキャラクターを見せてくれる。ちなみに今回のヒロインは月9で主演もしている尾野真千子演じるバイオリニストの河島弓子。それにしてもなんだろうね、このローカル感丸出しなのにローカル感が無い不思議な感覚は。大泉洋のなんちゃってハードボイルドは今回も健在で、時折見せるコミカルな芝居がまあほんとに楽しくて仕方ない。この人ってきっと人間的に良い人なんだろうなってのが滲みでてる。

松田龍平は相変わらずの無表情&マイペース。どうみたってあおっちろい青年なのに、やたら強いというミスマッチが、探偵の頼りになる相棒としてぴったりフィットする。今回は、オカマのマサコが殺された真実を追求するんだけれど、そこに河島が絡んできたり、政治家の橡脇孝一郎(渡部篤郎)が絡んでくるんだ。マサコはオカマなんだけどマジックショーの全国大会で優勝し、それが事件のキッカケになるんだよね。観ている時は気づかなかったんだけど、実はこれが物語全体の大きな意味での伏線だった。

マジックって当然ながら表面上に見えているところに真実はないんだよね。ごく自然な目立たない動きの中にこそ真実があるわけ。これが実はそのまま物語にも当てはまる。実はマサコは橡脇の昔の愛人、つまり橡脇はオカマで、それがバレそうになってマサコが殺される事態になったというのが表面上に見えているお話。細かく書くとネタバレになるから書かないけども、この橡脇が反原発の旗手という設定に俺はなんか違和感を感じたんだよ。世の中的にはそんな設定もありかとは思うけど、何でいきなりこんな娯楽映画の中で?って。

マジックでの派手な動きや見た目は全てタネから注意をそらすためにある。要するに橡脇の存在自体が虚像に過ぎずそこに真実はないんだ。じゃあ真実はどこにあるのか…。もっとも監督は橡脇に便乗して反原発の訴えを込めているのかもしれないけどね。いずれにしろ観客は犯人を見ているけれど認識していない、つまりはそういうこと。もうこれ以上はよしておこう。結果的に探偵は見事に騙されるのだが、それが大泉洋だから納得できて面白い(笑)ところで高田のボロ車をみるといっつも「TRICK」の上田次郎の愛車を思い出してしまうのは俺だけだろうか…。

映画 公式サイト 映画

ストーリー:探偵(大泉洋)がよく行くショーパブの従業員で、友達でもあるオカマのマサコちゃんが殺害される。捜査が進まない中、「マサコちゃんは政界の闇に触れて殺された」といううわさを耳にした探偵のもとに、彼を尾行してきた女から事件究明の依頼が舞い込む。友達の死の真相を探るため、探偵と相棒の高田(松田龍平)は、再び札幌ススキノを駆け巡る。(シネマトゥデイ)

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

Cassiusさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります