調布シネマガジン

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$調布シネマガジン-世界にひとつのプレイブック

先日発表された第85回アカデミー賞で、弱冠22歳、2度目のノミネートで見事に主演女優賞を獲得したジェニファー・ローレンスの作品。というか実際には物語の主人公はブラッドリー・クーパー演じるパットなんだけどね。物語そのものは別に大した話でもない部類のものだったけれど、確かにジェニファーの演技は中々良かったと思う。もっとも個人的には『あの日、欲望の大地で』の方が断然良かったけどね。

$調布シネマガジン-世界にひとつのプレイブック01水を差すようで申し訳ないけれど、この作品も『ハンガー・ゲーム』『ウィンターズ・ボーン』も俺の中では『あの日、欲望の大地で』の足元にも及ばない。ま、それはいい。パットもジェニファー演じるティファニーもそれぞれの事情で伴侶を失い、精神的に病んでしまっている状態から話はスタートする。パットが主人公なんで、彼に関しては色々背景も語られるけれど、ティファニーに関しては割合あっさり。

伴侶を愛している、いや愛しすぎていたからこそ変調をきたしてしまうのだけれど、物語上はそんな似た者同士の2人が出会い惹かれあって行く姿を描いていた。しかしティファニーに関しては納得できる理由なのだが、パットに関しては正直共感は抱けない。いや、その事件が相当なショックだったのは解るし納得できるのだが、その後の彼の行動がどうしても事件が原因だったと思えないのだ。

$調布シネマガジン-世界にひとつのプレイブック02実際物語上では中途半端に父子関係の話も持ち出される。良く出来た兄貴をひいきし、バカな弟をぞんざいに扱ってきた父親とその子供の断絶話は、それじゃ妻との関係はなんなんだ?と焦点をあやふやにしてしまう。ただし物語は佳境に入っていくあたりからもう先の展開はお約束パターン。普通の人なら裏で進行していたであろう物語や、ティファニーの気持ちに気づかないはずがない。

最終的に親子関係もティファニーとの関係も万々歳というのはいかにもハリウッドにありがちな、全て丸く収まるパターンで、それはそれで嫌いではないけれどチープな感は否めないと感じた。しかしこの作品がオスカーの6部門にノミネートされるとは少々驚きだ。この作品よりクオリティの高い作品はいくらでもあると思うが。要するにアメリカ人はこの手のちょっと笑いの入ったヒューマンストーリーが大好きということか。

『世界にひとつのプレイブック』公式サイト

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ストーリー:妻が浮気したことで心のバランスを保てなくなり、仕事も家庭も全て失ってしまったパット(ブラッドリー・クーパー)は、近くに住んでいるティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。その型破りな行動と発言に戸惑うパットだったが、彼女も事故によって夫を亡くしており、その傷を癒やせないでいた。人生の希望を取り戻すためダンスコンテストに出ることを決めたティファニーは、半ば強制的にパットをパートナーに指名する。
(シネマトゥデイ)

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