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$調布シネマガジン-アルバート氏の人生

なんとアイルランド映画だったとは…。そのせいか本国公開は2011年だったのにもかかわらず2年遅れての公開だ。主演のグレン・クローズが過去にオフ・ブロードウェイで主演した舞台を、今度は自らが製作・脚本・主演して映画化したという、ある意味究極の自分のための映画とも言えるだろう。19世紀のアイルランドを舞台にしているのだが、当時は女性が一人で生きていける時代ではなかったらしい。

$調布シネマガジン-アルバート氏の人生01それ故に主人公アルバート・ノッブスは男に扮装して男としての人生を歩んでいる。歩んでいるのだがこれがどう見ても女性にしか見えない。まあ女性なのだから当然なのだが。アルバートは、勤めているホテルに仕事に来た塗装業者のヒューバートに自分の正体を知られてしまうのだが、なんとこのヒューバートもやはり男装の女性だった。ちなみにこのヒューバート役のジャネット・マクティアは身長185cm!

もちろんこのヒューバートも見た瞬間すぐにわかる女性。ただ顔はともかく体格だけは立派な男である(笑)彼が結婚していることを知ったアルバートは密かに想いを抱いていた女性にアクションをかけ始めるのだが、どうもこの辺から話がよく解らなくなっていく。一応物語上は、アルバートは孤独な人生に終止符を打つためのパートナーを探していることになってはいる。でもそれが女性なのは何故?

$調布シネマガジン-アルバート氏の人生02彼は自分で店を持とうとしているのだが、それなら女性として店主になれば良いと思うのだが…。何しろ今彼が働いているホテルの主人は女性なのだから、雇用者側なら女性でも立派にやっていけるはずなのだ。かといってアルバートは性同一性障害ではない。それは生きる必要に駆られて男装していると言っているのだから。しかもアクションをかけている女性に性的な想いを抱かない点を観ても同性愛とも思えない。

結局アルバートはその生い立ち故に良く言えば純粋、悪く言えばバカだったのではないか。単純にヒューバートと同じように生きられたらいい!と思い込んで彼の真似をしようと必死だったようにしか見えないのである。もっともそれ故にあの結末には哀れさを感じざるを得ない。もっともその過程は「へ?マジで?」という感じだったが…。当時のアイルランドに詳しくないことを差っ引いても、ちょっと無理がある話だった。

『アルバート氏の人生』公式サイト

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ストーリー:19世紀のアイルランド、アルバート(グレン・クローズ)は、ダブリンにあるホテルでウエイターとして働いていた。だが、人付き合いが苦手で、もの静かなアルバートには誰にも明かすことのできない大きな秘密があった。ある日、アルバートはホテルの改装工事にやって来た陽気で端正な容ぼうの塗装業者ヒューバート(ジャネット・マクティア)と出会い……。
(シネマトゥデイ)

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