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$調布シネマガジン-HUNTER×HUNTER 緋色の幻影

週刊少年ジャンプの人気漫画が初の映画化である。初なんだ、これはちょっと意外。個人的には珍しく原作は全部読んでいる大好きな作品。しかしネット上の評価を観ていると「原作に対する冒涜」とまで酷評されていた。確かにピンぼけ写真のようで結局何を描きたいのかが散漫になってしまった凡作なのは否めない。が、冒涜は言い過ぎだろう。映画と原作は漫画に限らず分けて考えるべきだ。

$調布シネマガジン-HUNTER×HUNTER 緋色の幻影01最初から違うものだと思って観られないなら映画など見ない方がいい。というより、原作を超えられる映画は基本的には無いと俺は思っている。その物語だが、クラピカの緋色の眼が何者かに奪われたところから話はスタートし、奪った相手が元幻影旅団だと言うあたりに至って緋色と幻影ががかかっていることが解る。ちなみクラピカと幻影旅団との因縁などは映画冒頭でアンサイクロペディアしてくれた(笑)

ただ世界観の中の時系列などは知らないとまるで意味不明になる、というより潔い程にファン以外は完全に無視した作りだ。観ていて強く感じたのが、とにかくひたすら多くのキャラクターを出そうとしているのだなということ。これが完全に裏目っている。それぞれのキャラ同士の背景こそがこの物語が単なる友情物語、バトル漫画とは違う点で、それはたかだか97分では描き切れない。

$調布シネマガジン-HUNTER×HUNTER 緋色の幻影02だから結局クラピカの友情を描きたいのか、クラピカと幻影旅団の因縁の強さを描きたいのか、ゴンやキルア、レオリオたちとの友情を描きたいのか、キルアの心の闇を描きたいのか、このあたりがいずれも中途半端になってしまい観ているものの心に届かない。表面上上手くまとめればあとはファンが脳内補完してくれるとでも思ったのか。このあたりがコアなファン層から猛反発を食らう原因だと思う。

いずれにしても、捨てるところを捨てられないという、漫画やドラマを映画化してスベル時の典型的なミステイクを犯してしまった。とはいえ総花的に考えると、カタログを眺めているような面白さはあると思う。個人的にはやはりヒソカが好きだ。浪川大輔のあの声はあまりにも似合いすぎ。原作はもうかなり先に進んでいるだけに、主人公たちがあまりに弱いのも、仕方ないとはいえ物足りなさを感じてしまった一因だった。

『HUNTER×HUNTER 緋色の幻影』公式サイト

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ストーリー:少数民族クルタ族は凶暴な盗賊集団「幻影旅団(クモ)」に襲撃され、ただ一人生き残ったのがクラピカだった。クラピカは旅団に奪われた「緋の眼」を奪還すべく旅していたが、クラピカ自身の緋の眼を奪われてしまう。ゴン=フリークス、キルア=ゾルディック、レオリオの助けで命拾いしたクラピカだったが、そんな中、4人の前に幻影旅団(クモ)が待ち構える。
(シネマトゥデイ)

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