調布シネマガジン

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$調布シネマガジン-キャビン

キャビンとは小さな家という意味や、仕切られた箱のような小部屋という意味だそうだ。原題は『THE CABIN IN THE WOODS』だから直訳すれば「森の中の小さな家」とでもなるのだろう。しかしクライマックスまで観ていくとこの邦題がただ単に『キャビン』とした秀逸さが良く解る。最初は普通のホラーそれも森の中の一軒家と来たら『13日の金曜日』と被っていると思ったがこれが全く違った。

$調布シネマガジン-キャビン01一軒家で5人の若者たちがゾンビに襲われるが助けが来ない、逃げられないなんてあたりは定番なのだが、そもそもこの5人を思い通りに動かしているのが別の場所にいる謎の人物たちなのだ。凄く解り易くいうなら『ハンガー・ゲーム』『13日の金曜日』と『ゾンビ』を足したような舞台設定とでもいうか…。とにかくキモは全てが仕組まれたシチュエーションだという部分に尽きる。

だから実は怖さと言う意味では今時の作品としてはまるで物足りない。ただ何故か見入ってしまうのはこの謎の人物たちの目的が不明であり、その行動がぶっ飛んでいるからだろう。何しろ彼らはまるでどこかの研究所の職員のようなのだ。ゾンビなどと言う非現実の世界を操るのが、とても現実的な科学者然とした奴らだというこのミスマッチに惹かれてしまうのである。

$調布シネマガジン-キャビン02モニターの向こう側で繰り広げられる惨劇は、正に我々がホラー映画を観ているが如くなのだが、「THE CABIN IN THE WOODS」から若者たちがモニターのこちら側にやってくると話はとたんにホラーからSFへと様変わりする。そこで最初に書いた通り「キャビン」の本当の意味が解るだろう。それにしてもこのアイディアは本当に素晴らしい。ホラー映画の枠をこれほどサクッと乗り越えてくるとは…。

そして個人的にラストが最高だ。何故か?これ以上はネタバレになるから書かないが、似たようなラストをあの映画(←未見の人は絶対クリックしないように!)で観たような…(笑)若者側に『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース、謎の人物側に『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンスが出演しているが、今回は彼らの芝居そのものよりも物語のエキセントリックさが見ものだと思う。

『キャビン』公式サイト

映画2013年3月9日公開

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ストーリー:夏休みに山奥へとバカンスへ出かけた大学生5人。古ぼけた山小屋の地下で見つけた謎の日記を読んだ時、何者かが目覚め、一人、また一人と殺されていく。しかし、彼らが「定番のシナリオ通り」死んでいくよう、全てをコントロールしている謎の組織があった。その組織の目的は?若者たちの命は?その先には、世界を揺るがす秘密が隠されていた―。
(パンフレット)
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