調布シネマガジン

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$調布シネマガジン-カラスの親指

直木賞作家・道尾秀介の小説を映画化。最近主演作品がことごとくヒットしている阿部寛が今回演じるのは詐欺師の武沢竹夫こと通称タケという。ちなみにカラスは詐欺師の意味なんだけど、じゃあタイトルの意味はといえばこれが実に意味深だった。物語のオチに直結するだけにそこに関しては書かないけれど、オーシャンズシリーズのような楽しさとあっと驚く結末を持った秀作だと思う。

$調布シネマガジン-カラスの親指01内容に触れずにレビューするのは難しいのだけれど、要するにひょんなことから共同生活を送り始めた5人が、タケの過去のせいで一世一代の大勝負を挑むというお話。それも単純に大きな詐欺を仕掛けてそれが成功しましたと言うようなベタな話じゃないんだよね。途中からどこまでが本当なのか解らなくなり、なおかつそれすらも真実ではない…おっとこれ以上はもうやめておく。

考えてみると面白さの源に一捻りがあるんだよね。そもそも詐欺そのものを重点に置いておらず、言うなれば登場人物の背景が面白さの源になっている。結末まで観るとちゃんと伏線も張られているし、その回収もしっかりしてくれるから、最終的にはどういうことだったのかスッキリと納得できるハズ。あともう一つ面白さの源を挙げるならこのキャストの演技そのものにあるのも間違いない。

$調布シネマガジン-カラスの親指02観る前は石原さとみの共演が一番目についたんだけど、実は彼女はお話上は3番、いや4番手。1番は何と言ってもベテラン吉本芸人・村上ショージ演じるテツだった。大阪弁を封印し敢えて標準語で喋るぎこちなさがやけにユニークで、根っからの善人ポイのに詐欺師というこの妙なギャップが実にいい味を出しているんだよね。しかも彼は終盤では阿部ちゃんを喰うほどの活躍を見せてくれる。

そしてその次が能年玲奈演じる少女まひろだ。彼女は『告白』『アバター』にも出ていたらしいけど殆ど記憶にない…。でも今回は石原さとみを差し置いて中々の好演を見せていたよ。今後に注目したい女優さんだと思う。阿部ちゃんがもう安定の上手さなのは言うまでもない。それにしても…何だかやたらとタンメンが食べたくなる作品だったな…(笑)

『カラスの親指』公式サイト

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ストーリー:ベテラン詐欺師のタケ(阿部寛)と、どこかマヌケな相棒のテツ(村上ショージ)。ある日、ひょんなことからまひろ(能年玲奈)という少女と知り合ったのをきっかけに、二人は彼女と姉のやひろ(石原さとみ)、その恋人の貫太郎(小柳友)と共同生活を送るハメになってしまう。全員が不幸な生い立ちを背負っていたこともあり、彼らは次第に奇妙な絆を育んでいく。そんな中、タケが過去に自分が引き起こした事件が深く関わった大勝負に挑むことになる。テツやまひろたちも一致団結し、一大詐欺作戦が動き出すが……。
(シネマトゥデイ)
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