調布シネマガジン

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監督が『イースタン・プロミス』のデヴィッド・クローネンバーグ、脚本・原作戯戯曲が『つぐない』のクリストファー・ハンプトン。主演が同じく『つぐない』のキーラ・ナイトレイに共演が『イースタン・プロミス』のヴィゴ・モーテンセン、『SHAME -シェイム-』のマイケル・ファスベンダー。ついでにフランスの名優ヴァンサン・カッセルまで出ているとあっては観ない訳にいかない。

$調布シネマガジンで、やっぱり面白かった!ただそれは人間の心理描写に於いてであって、細かい理屈の部分は聞いていても正直よく解らなかったな。即ち物語では有名な精神科医であるユング(マイケル・ファスベンダー)とフロイト(ヴィゴ・モーテンセン)、そしてユングの患者であるザビーナ(キーラ・ナイトレイ)の関係が描かれるのだけれど、精神分析学的な物言いの部分は今一咀嚼しきれ無かったんだ。

ユングとザビーナの恋心、ユングとフロイトの間の友情、この形を変えた心の結びつきは序盤に上手く行くものの全ては崩れ去る。それは観る限りユングに原因があると思うのだけれど、その原因となるユングの精神性が、悪意のない悪意だというのがユニークでありまた観ているものを呆れさせるんじゃないかな。でもそれが人間の本能に根差している部分なだけに自らに置き換えても考えられる。

$調布シネマガジン妻が裕福なユングは結局全てにおいて手に入らないものは無い。それはもしかしたら人の信頼や愛に関してもそう思っていたのじゃないか。いや、そうじゃないな、理屈の上では解っていても彼の行動は信頼や愛を失うものでしかないんだよね、客観的に観ていると。結局お金では決して手に入らないものを失った喪失感はユング自身を追い込むものの、それでも彼は気付かない…。

それにしてもこんな悩める男を演じさせるとマイケル・ファスベンダーはピカイチだな。実際彼が主人公のようなものだし。もちろん精神を患った患者、そしてマゾヒズムを表現するというキーラの体当たり演技は素晴らしかったのは言うまでもないのだけどね。一つ残念だったのはヴァンサン・カッセルの扱い。キーとなる重要な役だとは思うけれど、如何せん登場時間は僅かだったから。

『危険なメソッド』公式サイト

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ストーリー:1904年、若き精神科医ユング(マイケル・ファスベンダー)は高名な精神分析医フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)が提唱する画期的な治療法を、新しく受け持った患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)に実践する。そしてユングは彼女が抱えるトラウマの原因を突き止めるが、二人は医師と患者の一線を越え禁断の関係に。やがてザビーナの存在は、ユングとフロイトとの関係に確執をもたらしていき……。
(シネマトゥデイより)
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