調布シネマガジン

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『ザ・タウン』のベン・アフレックが製作・監督・主演を務めたリアルサスペンス。それにしてもベンの監督としての才能は本当に素晴らしいね。この作品は1979年のイランアメリカ大使館人質事件をと、その裏で実行されたCIAの救出作戦の様子を描いたもの。だから当然結果はもう解ってるワケなのにこの緊張感は一体何なんだって話なんだよ。これはもう監督の演出力のたまものだね。

$調布シネマガジンいつも言っているんだけど、基本的に映画はディテールをどれだけ丁寧に積み重ねていけるかで物語に説得力が出るかどうかが決まると思うんだ。そこの部分がこの作品は本当に良く出来てる。そもそも見ていて「これもしかして実際の映像?」って思わせるシーンがいくつも出てくるんだけど、エンドロールで実際の映像との対比を見せてくれることでフィクションだと解るワケ。

映画では人質とは別にからくも大使館から脱出した6名の外交官をCIAの人質救出プロフェッショナルであるトニー・メンデス(ベン・アフレック)が救出する。でその際に立てられたのが架空のSF映画を作ってそのスタッフとして6人を脱出させようって作戦。この架空の映画の名前が『アルゴ』っていうんだよね。先にディテールの積み重ねって書いたけど、劇中でもそうなのが面白い。

$調布シネマガジンつまり、単純に架空の映画を撮るってだけじゃなく、実際にハリウッドのプロデューサーを起用し、脚本を買い取り、制作発表的なことまでやって既成事実を積み上げるんだよね。そのうちの一つとして事務所を借りるんだけど、それが後になって物語の重要ポイントになってきたりする。やるならとことんやる、それが人を納得させるというのをこの映画と映画の中の作戦で実証してるんだ。

それにしてもホントアメリカって嫌われてるよな。ただ良くも悪くもアメリカはこういう経験を次に生かしている。でも日本はペルーの日本大使館占拠事件の時に何もできなかったよね。アメリカと違って武力介入なんて出来ない日本だからこそこういう時の対策に秀でなきゃいけないと思うんだけど今はどうなのかな?中東におけるアメリカの立ち位置がとてもよく解る作品でした。

『アルゴ』公式サイト

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ストーリー:1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52人もの人質を取るという事件が起きる。パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。
(シネマトゥデイ)
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