映画のデジタル化でミニシアターが消滅する?!その2 | 調布シネマガジン

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$調布シネマガジンさてさて、映画芸術DIARYの記事を簡単にまとめてみようと言うこのコーナー。第2回です。まずフィルムで撮影された映画は配給会社によって公開する劇場の本数分プリントされます。そりゃそうですよね、出なきゃ同時に公開なんて出来ません。実はこのプリント代が1本あたり結構するんですね。市場原理ってやつでして、たくさんプリントすればその分安くなるし、少なければ高くなる。例えば今は1本20万円掛かるとしましょう。

これを全国100館で公開するとそれだけで何と20万円×100本=2000万円も掛かってしまいます。ヒットするのかどうかもわからないのに、まず最初に必要経費としてそれだけはかかっちゃう。そこでデジタル化ですよ!だってデジタル化したらいちいちプリントする必要がないでしょ?コピーするだけなんもの。つまり理屈の上では100館だろうが200館だろうがゼロになる。

$調布シネマガジンいやもちろん正確にはゼロじゃないけどここは説明の展開上ゼロってことで(笑)ただし!問題はそのデジタル化されたものをどうやって上映するかなんですよ。当然フィルムの映写機とは別にデジタル専用の機材が必要になってきます。そしてそれは1千万円位するんだそうです。設備投資に1千万円て結構中堅どころの会社でも躊躇しますよ?大手シネコンならまだしも。

でも実際問題デジタル化の波に押されて「機材がない=上映出来ない」では廃業するしかないわけで…。そこで考え出されたのがヴァーチャル・プリント・フィーっていう仕組み。略してVPFなんてやけにカッコいい名前が付いてるんですが、ある面これは凄く画期的な仕組みだったのでした。じゃあそのVPF(←すぐ使いたがるw)って何だろう?それはまた次回に…って引っ張るな俺…(笑)

映画のデジタル化でミニシアターが消滅する?!その1

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