調布シネマガジン

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相変わらずメル・ギブソンが銃を撃つ姿はカッコいい。この人はこれだけで飯食っていける俳優だと思う。私生活のゴタゴタから復帰した『復讐捜査線』は結構面白いアクション映画だったんで、今回も彼のアクションを期待したんだけど、これが予想に反してそうでもなかったり。もちろんアクションはあるよ、でもどっちかと言うと今回は冷静でクレバーな犯罪者って感じなのだ。

$調布シネマガジン面白かったのは舞台となっている刑務所。なんでもメキシコに実在した“エル・プエブリート”という刑務所をモデルにしたんだそうだ、そこは刑務所と言うより小さな町で、囚人以外は出入り自由な上に、中ではごくごく当たり前に商業活動まで行われてる。主人公のドライバー(メル・ギブソン)はマフィアから金を盗むも捕まってそこに収監されちゃうのね。

ま、刑務所内での友情&ロマンスを背景にしつつ、ドライバーを付け狙うマフィアと刑務所の町を支配するマフィア、そしてドライバー本人という三つ巴の争いが展開されるわけなんだけど、金で何とでもなってしまう人の命の軽さがいかにもメキシコチックな雰囲気を醸し出してたな。ただ惜しむらくは、そもそもの事件の発端と人間関係が描かれてないので、物語のとっかかりが薄い。

$調布シネマガジンマフィアから金を奪うならそれなりの理由があるだろうし、そもそもそのマフィアに逆襲する際にはあれだけ完璧に計画を遂行するドライバーが、盗みに失敗して警官に追われまくった揚句捕まるってのがどうにも腑に落ちないんだよね。途中で登場してくるアメリカ領事館の館員も何だか取って付けたような悪党ぶり。もっとも結果的に彼は存在自体がドライバーの道具になってたんだけどね(笑)

この作品、実は製作・監督・脚本・主演の一人四役をメル・ギブソンが担当してる。面白い面白くないは個人の主観だからどうでもいいけど、少なくともようやく私生活の問題にも一段落ついたからこそのこの四役なんだろうな。年配アクションスターが少なくなってきている今、彼が貴重な存在なのは間違いない。ジョニー・トー監督でノワール映画に出てくれないかなぁ。

『キック・オーバー』公式サイト

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