調布シネマガジン

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死んだ人間に一度だけ再会させてくれる使者・ツナグを祖母に持つ青年の物語。何だか俺は『黄泉がえり』を思い出してしまったな。個人的にはこの手の作品はチープになりやすいのでとても難しい作品だと思う。でも監督が『陰日向に咲く』や『ROOKIES -卒業-』の平川雄一朗さんだからね、その辺はまず間違いないだろうとは思っていたけれど、予想以上に良かったよ。

$調布シネマガジンツナグのルールが面白くて、生きている方はもちろんのこと、死者のほうも一度その権利を行使したら二度とつかえないってところがミソ。つまり死者と再会することは必ずしも良かった良かったじゃすまない場合もあるってことなんだよね。この作品では3組の人々が再会を果たすことになってる。特に俺が見入ってしまったのは2組目のシークエンスでした。

今一番期待と言ってもいい若手女優の橋本愛と大野いとが演じる女子高生・美砂と奈津、この2人は親友なんだけどあることがきっかけで喧嘩してしまう。仲直りできないまま奈津は事故で死んじゃうんだけど、そのお話にひと工夫があったりするの。大野いとの演技も上手かったんだけど、今回は橋本愛が凄すぎた。個人的には『桐島、部活やめるってよ』より更にいいと思う。

ほとばしる感情、胸をかきむしるような苦しみ、若くして一生背負ってしまった重荷…そんな表現全てが観客を包み込む。もうね、瞬きもせず彼女に見入ってしまった、いや魅入られてしまったよ。もっともそれには死者に会う人々と対照的で彼らを客観視する歩美(松坂桃季)という朴訥な好青年の存在も大きかったけれど。あ、あともちろん名女優・樹木希林さんも忘れちゃいけないねw$調布シネマガジン

この人の場合あまりに上手すぎて、しかもこうしたスピリチュアル入ってる役柄になるともう日本で右に出る人はいないんじゃないかな?そういや松嶋奈々子の『ゴースト』でも霊媒師やってたよね(苦笑)ところでもし死んだ人に再会できるなら俺は…一人いる。それは親族じゃない。自分の人生の道標になってくれたひと、若くしてこの世を去ったその人にあって、今俺の歩んでいる道はこれでいいのかって聞いてみたい。

『ツナグ』公式サイト
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