調布シネマガジン

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第84回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたドイツ・ポーランド合作映画。ナチス・ドイツ支配下のポーランドでユダヤ人を地下水道に匿った実在のポーランド人ソハを主人公にした作品です。ホロコーストを題材にした作品は本当に数多いのだけれど、観るたびに「こんなこともあったのか!」って目を見開かされるんだよね。この作品もそうした作品の一つだったな。

$調布シネマガジン最初のうちはユダヤ人を匿うのにお金を要求していたソハが、次第に彼らに情が移っていく描写がとても丁寧だったのが印象的。そこにあるのは結局はドイツ人に支配される側としての悲哀だったと思う。もちろんユダヤ人かそうでないかは大きな問題なのだけれど、ポーランド人だってドイツ人から見たらその命は虫けらのようなものなんだよね。おまけにソハは決して裕福じゃない下水工だし。

実話としてのこの物語に対して俺はどうこう言う言葉は持ち合わせてないんだけど、ただ映画的な要素として序盤は少し残念だったな。というのも、あまりにたくさんのユダヤ人が登場する割に彼ら自体の人物像はわりとあっさりと見せているだけなんで名前だとか人間関係だとかがちょっと解りにくかったの。もちろんずっと見ていけば次第に解ってはくるんだけどね(苦笑)

ところでユダヤ人側のリーダー格の男・ムンデク・マルグリエス、どっかで見たなと思ったら『アイガー北壁』でトニー役を演じてたよ。『ミュータント・クロニクルズ』や『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』とかさりげなくこの人の出演作見てたりするんだけど、相変わらずイケメンなだけでないいい芝居を見せてくれます(笑)ただこの人の立ち位置も今一つ理解しきってないかも…。$調布シネマガジン

いつの時代も戦争の最大の被害者は子供たち。それはご多分に漏れずこの作品でもそうなんだけど、だとしたら終盤地下水道で産み落とした子供に関してはもう少し登場人物の苦しみや悲しみを重ねて欲しかったな。女の子がマンホールから出てきて見上げた世界、それが今の世界に連なっているのはいうまでもないけど、果たして彼女たちの望んだとおりの世界になってるのかな?

『ソハの地下水道』公式サイト
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