なんとなく気持ちがわかるから・・・・・
「ベビーサイン、やってみませんか?」
という問いに、時々こんなお返事が返ってくるときがあります。
「なんとなく、赤ちゃんのして欲しいことはわかるから、
ベビーサインなんていらないと思う」
そんなときに、私は
「もったいないな~ ちがうんだってば」
と思います。コミュニケーションってそうじゃないんじゃない?って
相手の気持ちを読み取ってあげることも大切だけど、
相手が言いたいことを伝える手段もちゃんと用意してあげるのが、
双方向のコミュニケーションだと思うんです。
おしゃべりができるずっと、ずっと前から、
赤ちゃんには読み取って欲しい欲求以外にも
伝えたいことがいっぱいあるんです。
赤ちゃんがグズグズ言い出したら、
ベビーサインをしていなくても、
そのときの時間帯やいつものパターンで
お世話をしてあげることができる人もきっとたくさんいるでしょう。
でも、赤ちゃんには
「お腹すいた~」
「眠たいよ」
などの欲求以外にも伝えたいことがいっぱいあります。
指差しが始まると、さかんに赤ちゃんたちが指差しをして
何かを伝えようとするのは、その現れですよね。
そのとき、指差しをするだけでなく、
ベビーサインもできたら、どんなにステキか
これは経験してもらわないと、100%伝わらないかも
知れないけれど、
例えば、
「あっ、あっ」
と赤ちゃんが指差しをして、
エアコンの室外機を見ながら
【電車】のサインをしてくれたら、
「えぇぇぇぇぇぇ~、あれが電車に見えるの?
うぅぅぅぅぅぅ~確かに、車輪に見えなくもないわね~」
という会話になりますが、
指差しだけだったら、
「あっ、あれは、エアコンの室外機。
何がそんなにおもしろいのかしら」
となるでしょう。
この違いわかりますか?
ベビーサインがあることで、
そのときに、赤ちゃんが見ているものが、
赤ちゃんの思考回路を通して、理解してあげることができる。
コレって、体験してもらうと、
本当に日々赤ちゃんってすごい~という
発見の連続なんです。
ちなみに上のエピソードは
うちのじょうたのお話です。
主人はメカニックなことが大好きだったので、
「こんな小さい頃から、ぼくと似たところがあるんだな」
ってすっかり、デレデレラブラブでしたよ。
まだまだベビーサイン人口が少ないこの田舎にいると
この素晴らしさ、伝えていかなくてはと
使命に燃えてしまう、私です