こんにちは。
インテリアコーディネーターの水田恵子です。
先週は東京に行っておりました。
3日間の中日に時間が空きましたので、以前から行きたいと思っていた東京都庭園美術館に行ってきました。
目黒駅から歩くこと数分で、緑豊かな贅沢な空間が現れます。大阪では、都心になかなかこんなところはありませんね。
ここは旧皇族の朝香宮邸を東京都が買取り、修復して美術館になっています。
アール・デコの建物はもう、それ自体が芸術品。普段は美術館として絵画などが展示されているようですが、今はまさにこの建物そのものが展示物となり、「朝香宮邸物語展」が開催されています。
デザイン史のエポックとして、1925年にパリで開催された現代産業装飾芸術国際博覧会(Exposition Internationale des Arts Décoratifs et Industriels Modernes)、通称「アール・デコ博覧会」というのがあります。
この邸宅の主、朝香宮鳩彦殿下はパリ滞在中に交通事故にあいました。奥様が看病のために渡仏し、結果2人で3年をパリで過ごすことになるのですが、その間に、たまたまこのアール・デコ展を視察。自邸をアール・デコで建てたい!となったそうです。
建物全体の設計は、宮内庁内匠寮(皇室関係の建築設計を担当する部署)ですが、室内デザインにはアール・デコを代表するフランス人芸術家、アンリ・ラパン(聞いたことある!)を招聘しています。
そう、ガチなやつです(笑)
本物のアール・デコです!
玄関を入って正面のレリーフ。
ルネ・ラリックの作品です!
入ってすぐの客間前室。これは噴水です。
当時は本当に水が流れていたそう。
エレガントであり、モダンであり、シンプルでもある。
室内内装は、昔の写真から復元されています。
姫宮様のお部屋でちょっと休憩。
このお部屋の当時の写真には、ソファにお人形など、女の子らしい可愛いものがいっぱい。
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