lavaの創作ストーリー用ブログ

lavaの創作ストーリーを小説化したものを載せていこうと思います。

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翌朝。
「それで?本当にその白軍ってのに行くのか?」
「あぁ…先ずは行ってみないと何も分からないからな…」
いつもの服に着替えながら、答える。
「でも、気を付けなさいよ。その軍があの村を滅ぼされる程の何かを買ってるのかもしれないし…村の仇を取るって言ったって、そう上手くいくとは限らない…」
「あぁ…分かってるよ…」
身嗜みを整え、「よしっ!」と声を上げる。
「あー、朝御飯は食べて行きなよ、適当に漁れば何かしらあるから。」
「…そこは用意してくれねぇのな。」
「その辺、あんたの方が得意でしょ。私はね、料理はあまり手にしたくないの。」
こういう所は昔から変わらない。
寧ろ食材があるだけマシと言えよう。
「じゃ。」
「おう、行ってら。」
先に姉貴が家を出発した。
…今日は仕事か…はたまた特訓だろうか。
取り敢えず、言われる通りに冷蔵庫を開いて何かがあるかを確認する。
「…納豆…」

「おぉ、よく来たな!」
「悪いな、俺のために突然。」
「いや誘ったのは俺の方だしな。」
姉貴の住むマンションの最寄駅から電車を乗り継ぎ、約一時間…
約束通り、セフトと待ち合わせる。
「…此処からどのくらい歩くんだ?」
「うーん、そこそこ長めだから、覚悟はしていた方がいいかもな。」
「マジかよ…」
そして、そこから延々と歩き、工場の前を通ったり公園の地下を通ったり長い森を抜けたり…
長い道を通り抜けていく。
「ってかマジで長すぎだろ!」
「ははは、悪い悪い。ほら、着いたぞ。」
「おっ…」
見ると、それはまるで天国まで繋がっていそうな高い塔…
何度かリフォームされた跡も見られるが、白がよく映える綺麗な塔だ。
「ここが…二次白軍の基地…か?」
「あぁそうだ、行こうか。」
そう言い、セフトが先導する。
連れられて中に入り、エレベーターまで直行する。
到着したエレベーターに乗り込んだら、セフトは最上階のボタンを押し、ドアが閉じる。
「ボスに予めある程度は話をつけておいた。後はボスがどう受け止めるかだな。」
「そうか、助かる。」
ぐんぐんと上がるエレベーター。
気圧の変化で耳に影響を受け、息を飲み込む。
胸騒ぎがする。
「…着いたぞ。」
「おぉ。」
最上階。
俺は淡々と案内されるがままに歩き続ける。
その道の途中では、ちらほらとメンバーらしき人物が見受けられる。
「へぇ…中も綺麗だな。」
「まぁな。この塔は白軍でずっと受け継がれて使われ続けているしな…」
歩きながら、セフトは答える。
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…そして。
「此処だ。」
セフトの足は止まった。
一つのドア。
すぐ横に用意されたセンサーに、セフトがカードキーを翳す。
するとドアが開き、更に中へと進む。
若干、薄暗い。
軈て、一つの大きな部屋が見える。
奥に見える椅子に座る人影は…
「…ボス、俺だ、セフトだ。例の彼を連れてきました。」
人影は、その声を聞いてか言葉を返す事もなく、背を向けたまま椅子から立ち上がる。
そして、首に巻いた黒いマフラーを靡かせてすたすたと此方へ足を運ぶ。
…それにしても暑そうな格好だ。
真っ先に此方へ身体を向ける。
「君がラッシュ君ですか。」
「は、はい。」
ボスという事もあってか、威圧感が凄まじい。
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「話は聞いた。俺がこの二次白軍のボス、リバースといいます。…理由はどうあれ、我々のこの二次白軍へ加入してくれるらしいじゃないですか。」
「あ、はい。」
「でしたら、君という人間のアイデンティティを拝見したいものです。しかし生憎それをしている時間もない。」
「…と言いますと?」
セフトが返す。
「今し方、この塔の地上にて若干名の戦士が訪れたときたものだ。」
「なっ!」
来て突然の敵…
「軍は黒。いい機会だ。この戦いをラッシュ君の見定めとします。」
ぞくっと、一瞬心が震える。
実践はほぼ初めて。
昨日の強襲じゃぁ戦ったうちに入らない。
「あの場所は俺の部屋から見えるカメラの範囲内でもある…セフトは引き続きラッシュ君を連れ、対峙する事を命じます。しかし飽くまで目的は、ラッシュ君の見定め…セフトは決して出しゃばらないように。」
「「はい!」」
大きく返事をし、セフトと共にこの場を去る。
誘われるがままに来てしまったこの二次白軍の基地だが…先ずはこのミッションをクリアせねばならない。
昨日の強襲で拝借した剣を、俺は走りながら懐に構える。

続く。
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