なぜ暖炉は燃えていたか? 第1話 | 小鳥遊優の推理・ゲームブログチャンネル

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金田一少年の事件簿R 新章スタートです!!



タイトルは「なぜ暖炉は燃えていたか?」!!


短編ですね!!



秋から金田一のアニメスタートといろいろありますが、このブログも再び稼動したいと思います!!

迷推理するかもしれませんがヨロシクねッ!!!(*^▽^*)




★あらすじ


フリーライターのいつき陽介からの要請で、湖畔にあるコテージ村で開かれる、遺産相続の親族会議に参加することになった金田一達。とある出版社の社長・野間口(のまぐち)が亡くなり遺産相続の話になったのだが、隠し子が現れたり、社長の愛人だった人物の元に脅迫状が送られてきたりといろいろ問題が起きている。 金田一達は事件に発展する前に脅迫状の送り主を見つけ出すことは出来るのか?




★容疑者



短編みたいなので容疑者も少なめ・・・・



ですが、今回は癖のある人たちが多いです(^_^;)



名前:花都 千冬 (はなと ちふゆ)

職業:コテージオーナー

性別:女

年齢:38

コメント:社長の愛人

名前:蚊山 赤彦 (かやま あかひこ)

職業:ニート

性別:男

年齢:32

コメント:いい年なんだから働けよこの野郎! 甥

名前:影原 夕菜 (かげはら ゆうな)

職業:謎

性別:女

年齢:22

コメント:自称・野間口の娘

名前:五里沢 太 (ごりさわ ふとし)

職業:知らん

性別:男

年齢:65

コメント:野間口の友人 おこぼれをもらいに来た

名前:龍木 流衣 (たつき るい)

職業:留学生

性別:女

年齢:28

コメント:怖い キレる 姪



★脅迫状


えー、まずは送られてきた脅迫状ですね!!

金田一が巻き込まれる原因となった物です、こちらもちょっと見ておきましょう!!



内容は以下の通り。


愛人ごときが遺産相続を主張するなど言語道断

思い知らせてやる覚悟をしておけ」



です。

これが、社長の愛人である花都さんの元に送られてきたのである。



・・・これについてはもうちょっと記述があるのですが、ここで書くより、第一の事件の項目で書いた方が判りやすいのでちょっと先のばし。



★第一の事件



・・・やっぱり起きてしまいました殺人事件!!


しかも殺されたのは・・・・・・












影原夕菜







愛人じゃねーのかよッ!!!!



騙されたよッ!!




一本取られたよッ!!! ヒーハーヾ(@°▽°@)ノ











・・・というわけで、第一の被害者は、自称・野間口社長の娘である影原さんです。




影原からいつきのもとへ「内密の話があるので二人きりで話したい」といった内容のメールが来て。

いつきさんは影原から指定された夜の11時に、一番奥にある13番コテージに向かう。

13番コテージにつくけど、ドアが開いてなく。しかたがなく窓から中の様子を見ることに・・・

すると床に横たわっている女性の体が窓から見え、ドアを体当たりして開けると。


頸動脈を切って死んでいる影原さんが床に横たわっていました。


現場は風呂場のドアが開いていて誰もいる気配はナシ。

他に隠れられそうな場所もない暖炉には火がついている

扉の鍵はしっかりかかっていて、外から細工することも不可能・・・・




つまり・・・・




完全密室です!!





・・・と言いたいところですが。


実は抜け穴が一か所だけ存在している今回の密室。


まず、何が不自然かって。

暖炉に火がついているのが不自然。





外は9月にしては寒いが暖炉に火をくべるほどの寒さではないと、龍木が発言。

大きくて暖炉に火をくべたくなると、いつきも自身のコテージについたときに発言していますが、その直後にそこまで寒くないしといいつけることを辞めています。


じゃあ寒くないのに何で暖炉に火がついていたのか・・・・




誰かが何かしらの目的でつけた可能性が高いです!!


じゃあ暖炉に火がついてなかったらどうなるか・・・





暖炉の煙突から逃げたんじゃね?




となり、密室が不完全となります・・・・


犯人は、脱出経路があたかも使えないように見せる為に火をくべたのだと思います。






そしてこのトリック・・・


すでに解決済み・・・


まずターゲットを始末、ドアの鍵を内側からかける。

暖炉に火をくべる準備をして、煙突を上り、煙突を出たところで火種を煙突の中に落とす。

すると火種は暖炉に落ち火が付く・・・・


こうすれば、暖炉は燃えて簡単に密室状態にできます。




これでトリックは解決ですが・・・



問題が犯人!!

全く見当がつきません!!



なのでもうちょっと考察してみましょう!!



★なんで影原が?


まず、最初になんで影原が殺されなければならなかったか!!


送られてきた脅迫状を見る限りでは、犯人が狙っているのは愛人です。




つまり花都さん。



・・・なのに殺されたのは影原。


ここがまず一つ目の矛盾です。



そして脅迫状関連でもう1つ・・・・

脅迫状を読む限り、愛人が遺産相続を主張している様子だと読み取れますが・・・・



本編の花都さんの行動を見る限り、遺産相続には無関心なように感じられます。

というより、影原さんのかたを持つような行動が見受けられます。




これが何でいけないのかと言うと、ちょっと遺産関連のお話をしましょう!!




★遺産相続



まず、今回物語以前に亡くなった野間口社長。

彼には奥さんはいないようで、姪と甥が存在(龍木と蚊山)

子供もいない。


姪と甥が存在し、配偶者、子供がいないとなると。

野間口社長には兄弟姉妹がいることになります。

その兄弟姉妹の娘・息子が龍木と蚊山です。


んで、ここで龍木と蚊山ですが、このままだとまず遺産は彼らに相続されません。

彼らの父親or母親(野間口の兄弟姉妹)が生きているとすると。

姪と甥である龍木と蚊山には遺産は行きません。

兄弟姉妹である父親・母親に行きます。



遺産相続で姪と甥が出て来ていると言う事は、兄弟姉妹である親は亡くなっているとみて良いでしょう。

もし野間口の兄弟姉妹が亡くなっていれば、姪と甥である龍木と蚊山に相続権が行きます。



しかし・・・


今回の事件で重要になって来るのが、隠し子である影原の存在


仮に野間口が結婚をせず、影原が愛人との間に生まれた隠し子であったとすると。

影原には相続権があります。

影原を生んだ愛人には相続権はありませんが、野間口と愛人の間に生まれた子供には相続権があります


この場合、DNA鑑定をして影原が野間口の娘だと発覚すると、姪と甥である龍木と蚊山には遺産はいかず。

子である影原が全て相続します。



・・・つまり影原が生きていて、実の娘だと解ってしまうと。


龍木と蚊山は非常に困るわけです!!

殺害の動機が生まれました。


んで、愛人である花都さんですが・・・

遺産相続の話の中でも書いた通り、愛人には相続権はありません!!


つまり野間口が遺言状などで愛人に相続すると書いていない限り、愛人である花都には遺産は相続されません!!



つまり、この時点で脅迫状で愛人が遺産相続を主張するとありますが、主張しようがしなかろうが、花都には遺産は行きません。

そうかんがえると、影原のかたを持つのも納得できます。

自分は別に遺産とは無関係の人間なわけですからね・・・・




・・では脅迫状についてもう一度戻りましょう!!



★脅迫状


遺産相続に関しては色々わかったと思いますが、やはり一番は先ほども書いた通りなぜ脅迫状の内容と矛盾が起きたのか・・・・


考えられるのは3つ・・・・




1・脅迫状を送った人物と殺人犯は別の人物

2・花都と影原は親子関係

3・実の愛人は影原の方だった!!



1が一番濃厚。

脅迫状については送られてきた花都以外には一切伝えていない様子。

つまり脅迫状の内容を知っているのは容疑者の中だと花都と脅迫者のみ。


しかし事件が起きてみれば、殺されたのは影原・・・・


脅迫者殺人者が別人と考えればこの矛盾にも納得できます。

ちなみに脅迫者として濃厚なのが、名探偵と聞いてからかなりキョドっている龍木と蚊山

この二人が怪しいです。



次に2。


脅迫者と殺人者が同じ場合に考えられるのはこのパターン。

花都と影原の年齢差は16・・・・


つまり16歳の時に産んでひそかに育てていた可能性がある・・・

ちょっと子供を産む時期としては色々な問題からいいとは言えないですが、産めない事もないので・・・一応候補に

花都と影原が親子関係だと考えると、花都に対して思い知らせてやるという脅迫文にも意味を成してきます。

実の娘である影原を殺害して苦しめるといったところでしょうか・・・


という可能性もなきにしもあらず。

でも一番可能性としては低いかな。


そして3番・・・


実は愛人は影原のほうだった!!

そう考えると、あの脅迫文は全て辻褄が合います。

愛人であり遺産相続を主張しているという内容にも当てはまります。


3番で考えると一番怪しいのは花都になります。

脅迫状の事を知っているのは容疑者の中では犯人を覗くと花都のみ!

あの脅迫文も密室と言う事件現場を捜査させる探偵役がほしかったのだとすれば、自作自演をしていつきに頼み込みそれっぽい人を連れてこさせることも可能です。


そして、さらに自分は犯人に狙われている側だと錯覚させることもできます。



★犯人候補



一応3番の可能性で考えるなら花都・・・ですが他のメンバーもそれなりに考えられるので考えておきましょう。




まず蚊山と龍木ですが遺産が動機であるとすれば彼ら二人が犯人濃厚。


そして、他の犯人の正体へとつながる注目点としては、いつきへ送られた影原名義のメール。

今回の容疑者たちといつきは初対面です。

一度も会ってません。(花都を除く)


なので、まず影原からメールが送られてきたことが不自然。

初対面でメールアドレス交換までするか? ということです。



が!!



実は花都以外にいつきのメールアドレスを確実に知っている人物が約一名います・・・







五里沢太




です。



いつきと五里沢はコテージに来た時に名刺を交換しています。

そして名刺をよく見ると、いつきのメールアドレスが書いてあります!!


つまり、いつきの名刺を確実に受け取ったことが判っている五里沢は影原の携帯から、いつき宛にメールを送る事は可能です!!

(他の人も名刺を貰ってるかもしれませんが(^_^;))





・・・とまあ考えてみたのはいいですが、全員が怪しい状態・・・


第1話だから仕方ないかと言えばそれでおしまいですが・・・

今後の話で注意する点としては、まず衣服です!!




密室のトリックで煙突を抜けたとすると、洋服にススがついている可能性が高いです。

スス付の服をどうにかするために、犯人は着替える可能性があります。

なので犯人の衣服が犯行前と犯行後で変化している可能性があります。


しかし、今回の容疑者たち・・・

大半が上着が黒の洋服なので犯人自身も気が付かずそのままにしている可能性もあるので絶対そうとは言えませんが・・・・



あと気を付ける点としては、失言系ですかね・・・・





とりあえず短編ですがまだ始まったばかり、第2話で謎はすべて解けたが出るかもしれませんが。

頑張りましょう!!!




・・・・第2話で続く



第1話時点犯人予想確率


花都 千冬  70%

蚊山 赤彦  60%

影原 夕菜  0%

五里沢 太  60%

龍木 流衣  60%