弁護士作花知志のブログ

弁護士によるブログです


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皆さん,良いお盆休みを過ごされましたか?。今週1週間はお休みで,生まれ育った古里で,このブログを読んでくださっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


 

 

私は,お盆になると以前に遠野に参った時のことを思い出します。遠野では,語り部の女性が地元に伝わる昔話をしてくださったのですが,その語り部の方によると,数々の遠野の昔話は,全て幼い子ども達への思いが生み出したものなのだそうです。


 

 

「人には親切にしなさい」,「人にひどいことをすると,必ず自分も辛い思いをすることになりますよ」,「友達を大切にしなさい」,「兄弟姉妹は協力しなければなりません」。


 

 

そのいずれの話も,子ども達が大人になった後で辛い思いをしないように,おじいさんとおばあさん,お父さんとお母さんが,幼い子ども達にも理解できるような民話として,生み出されたものなのです。


 

 

私が愛読している『民俗学』(放送大学出版会)の著者である宮田登さんには,『妖怪の民俗学』(ちくま学芸文庫)の著作もあります。それらの著書で宮田さんは,幽霊と妖怪について,とても興味深いお話をされているのです。


 

 

幽霊がいわゆる午前2時過ぎの丑三つ時に登場するのは,その恨みの対象が寝静まった時だからです。それに対して,妖怪が夕暮れ時に現れるとされているのは,自らの存在を発見してもらいたいからです。発見してもらいたい相手は,子ども達です。


 

 

妖怪は,幼い子ども達が夜暗くなる前に家に戻ってくるようにと,心配しているおじいさんやおばあさん,お父さんやお母さんの思いが生み出した存在です。「妖怪」という言葉は「はようかえれ」が変化したものなのです。


 

 

お盆に古里に帰り,懐かしいおじいさんやおばあさんの話をしたり,さらにはちょっと怖い妖怪の話をしたりするのは,きっと私たちが,まだ幼かった頃,温かく育ててくれたおじいさんとおばあさんの優しい思いを,1年に1度,感じてみたいと思っているからなのかもしれません。

 

 

 

おじいさんとおばあさんが,,天国から見守ってくれている。おじいさんとおばあさんが生んでくれた妖怪も,街角で自分のことを心配しながら見てくれているのかもしれない。

 

 

 

1年に1度,心が子供のころに戻り,懐かしい優しさを感じることができるのが,お盆なのかもしれませんね。

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