私の常識が根底から覆った日 | 慶応大卒の学習アドバイザーが白状します!「中学入学前、私の偏差値は29だった」

慶応大卒の学習アドバイザーが白状します!「中学入学前、私の偏差値は29だった」

中学生・高校生向け!

やる気を高める方法
合格するための勉強法・思考法

平凡な自分を受け入れた私に、予想もしなかった事が起こりました。
”ある科目”の私の成績が、急激に上がり出したのです。


その科目は、社会です。



小学校5年生か6年生からだったと思いますが、歴史の授業が始まりました。
それまでは社会では他の事を勉強していたのですが、習う内容が歴史に変わったのです。


それからです。
私の成績が急激に上がりはじめました。



私は、小学校中学年くらいから、「三国志」が大好きでよく読んでいました。
横山光輝先生の漫画「三国志」です。


漫画だけではなく、三国志関連のテレビゲームをやりまくっていました。
ついついやりすぎて視力が下がったので、その後ゲームは禁止されましたが(泣)


ゲームを禁止されてからは、三国志の漫画を読みまくっていました。
同じものを100回以上は読みました。


寝転がってお菓子を食べながら、
三国志の漫画を読むのが日課でした。



三国志の熱狂的なファンだったわけですが、そんな頃に、
日本の歴史の漫画本を母が買い与えてくれました。


たしか「漫画日本の歴史」でしたかね?
それからは、日本の戦国武将にも興味を持つようになりました。


この漫画本も狂ったように読みふけりました。
寝転がってお菓子を食べながら(笑)



そんな頃に、歴史の授業が始まったのです。
先生が授業で説明している内容は、ほとんど知っている内容ばかりでした。


さらに!予期していなかったのですが、
漢字のテストの点数も上がりました。


三国志にしろ、漫画日本の歴史にしろ、けっこう漢字が使われているんですよね。
100回以上同じものを読み続けていたので、自然に覚えてしまったのです。



小学生の頃って、けっこう漢字のテスト多くなかったですか?
そのけっこう多い漢字のテストで、クラスでトップになる事も珍しくなくなりました。


そして社会の授業では、
手を挙げて発言するようになっていました。


先生が「これは難しい」と言っている事でも、私は当たり前のように知っていたので、
嬉しくて手を挙げてしまったのです。



それからは、周囲の私を見る目が変わってきました。


前回もお話しましたが、人は周囲からの影響を強く受けて生きています。
周囲の目が変わるにつれて、自分に対する意識が変わってきました。


「社会と漢字がこれだけできるのだから、
他の科目だってしっかり勉強すれば、できるようになるかも・・・」


このように意識が変わってからは、変化が早かったです。
全ての科目で点数が上がりました。


何をやっても目立たなかった私が、
クラスでトップを争うくらいの成績になってしまいました。



あの時、周りの大人たちに言われた言葉。
私の常識になってしまっていた言葉。


「○○くんのお父さんは、いい大学を卒業しているからだよ」
「△△ちゃんのお母さんは、学校の先生だからだよ」


つまり、

「成績の良い人は、生まれつき才能に恵まれている人」
とも言っているような言葉です。


私の常識になっていたこれらの言葉は、
私自身によって、いとも簡単に覆されてしまったのです。


 
次の記事
なぜ、多くの人は成績が上がらないのか?