2012-09-18 20:33:11

+ 東京ロンダリング 【原田ひ香】

テーマ:* 最近読んだ本。

 さらっと読めて、恋愛が絡んで現代風で・・・でも心に残る本だった。

 不動産物件で人死にや事故が起きた時、不動産会社は"次の住民"にだけ説明義務がある。ということは専門の人を雇い事故物件に数週間でも住んで貰えば、その物件は"綺麗"になる。


 これは法的な処置だが、なんだか禊の儀式に似ている。


「僕たちの仕事がなくなるときは、日本人の考え方が変るときです。死体なんてどうでもいいかって、だれもが考えるときです」
「なるかもしれないし、ならないかもしれない。だけど、僕はならない方に賭けます。二十年やってきての実感だけど、そういうことを気にする気持ちはむしろ強くなっているような気がするんですよ。テレビを観てごらんなさい。死者が戻ってくる話とか、前世とか、そんな番組ばっかりでしょ。」
「国会でも、臓器移植法とかごちゃごちゃやってたでしょ。まだ、日本人は死体に思い入れがあるんですよ」P39


 話は逸れるが、これに出てくる老年男性のロンダリング屋に親近感を持てた。
「僕みたいなものは、蝉の声さえ、人並みにはいかないんだ」
 踏んだり蹴ったりで落ち込んで歩いてる時、更に鳥にフンを落とされて、なんかこんな気持ちになったのを思い出した。
 奴らは弱っている生き物を見分ける能力があるような気がする。

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