2011-04-27 22:20:18

+ マボロシの鳥【太田光】

テーマ:* 最近読んだ本。
 ファンタジー短編集なのだろうな。
 最初の「茨姫」の数ページを読んで「??」と思う。
 多分この心地悪さは、乙女チックなお姫様話と爆笑問題 太田の顔との食い合わせの悪さが原因ではない筈。なんか滑ってるんだ文章が、内容が。
 2,3編読んで「?????」、一番感動作を持ってくるであろう最後の話を読んだが、「うーーーん?」。

 童話や寓話、時事問題も少し混ぜて、原型が分かる程度にザックリ焼き直したような感じは、翻訳し損ねたタニス・リーみたいだ。


 「ねずみ」は少し面白かった。ヒネた少年は太田の分身なんじゃないかなと思いながら読んだ。少年のブレなさが気持ちいい。
 表題作「マボロシの鳥」も、面白かった。

 
 何かを伝えたくて書いた本なのだろうな。いわゆる自分の「太田魂」を。


 バラエティの司会での天才的にKYなボケが、裸の王様に出てくる子供みたいで好きだ。鬱陶しい似非な雰囲気をブチ壊してくれるどうしようもないギャグなんか最高に気持ち良い。


 だけど、小説世界でのMY World全開は当たり前だものな。その上プロにはそれなりの表現力も身についてる。太田節をそのまま小説でやられても、寧ろ無個性・無主張なくらいなんだ。


 もしかして小説を書くというのは、太田ほどの人にさえ難しい事なのだろうか・・・・・・。
 学生さんを含め素人クリエーターの小説(いわゆるケータイ小説ではなくて)を読んでいても、少し書ける人ならこれ以上のものは余裕で書けてるんだけどなぁ。


 爆笑問題 太田のメッセージとして読むには面白い本だと思う。

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2011-04-18 18:19:26

+ 四畳半王国見聞録【森見登美彦】

テーマ:* 最近読んだ本。

 面白かった。
 途中から大事に大事に読んでいった。

 ・・・・・・んー最近のは、昔ほど面白くない気がしたんだがなぁ。取り消し。

 なんだろ、作中に森見登美彦本人がモテモテ小説家として出て来る辺りがカンに触るのだろうか(笑)


 四畳半神話体系や、走れメロスなどと絡んでいる為、他の本も読み直してみないと堪能出来ていないような気がする。

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2011-04-11 20:34:55

+ 「裏窓」殺人事件【今邑彩】

テーマ:* 最近読んだ本。

 今邑彩3冊目だが、3冊とも古典ミステリに絡み、ちょっとオカルトな部分が入る。この人の持ち味であったか。読んだ中で一番ミステリとして面白かった。

 実は密室などなかったという時間のトリック部分と、連続殺人だと勘違いしたミスリード部分。


 後輩警官の話が少し私の中の勧善懲悪から外れて、歯がゆかった。


 この後輩警官には弟が居て、弟はレイプ被害者を助けた際に犯人に刺され、被害者は助けて貰っておきながら救急車も呼ばず逃げだし、弟は放置の末、亡くなっている。
 犯人を捕まえようにも、助けられた女性は世間体の為にレイプなんかなかった、弟さんも知らないと言い張って犯人像を語ってくれず、捜査が出来ない。


 もう一度供述をしてくれと頼みに行った際、口論になって被害者を殴ってしまい、その後真犯人が来て被害者を殺してしまい、結局この後輩は相手を殺したい程憎んだ「見て見ぬふりで人を助けない」ということを今度は自分がしてしまうのだが・・・。


 踏んだり蹴ったりで可哀想だと思うのは変かな。
 意地悪な人なら、被害者に向けて自業自得 因果応報と言ったかも。


 うわっ1991年の本なのね。

 ここ1,2年の本が読みたい!

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2011-04-01 21:12:51

+ 私の遺言【佐藤愛子】

テーマ:* 最近読んだ本。

 作者が51歳当時に建てた北海道の別荘。


 その別荘での30年に渡るポルターガイスト現象との戦い。


 ラップ音は序の口、電化製品が次々と壊れていったり、物の置き場が変わっていたり、足音がしたり、霊的なものに戦いを挑まれる日々。


 健康被害を起こし霊能者や神学者を頼ってゆくうちに、それが先祖が害したアイヌ達の怨霊であることを知る。

 何故怨霊が未だ成仏出来ないのか、迫害された人達が死して尚苦しまなければいけないのか、どうすれば成仏出来るのか、何故関係のない自分が恨まれなければならないのか・・・・・・それがあの世の仕組みを考えるキッカケになる。


 佐藤愛子が書いたものでなければ読まなかったかも知れない。読んだとしても、軽く読み流していただろうな。

 ○佐藤愛子 ○美輪明宏 ○江原 ○ポルターガイスト現象 ○霊能者達 は、一応分かる。

 だけど、最後の「酒鬼薔薇聖斗 憑依説」以降、恐らく作者の一番伝えたかったことは、よく分からなかった。

 作者が身を以て経験した事の考察は理解したい。でも経験していないものが「そうなんだ」と鵜呑みにするのは、大きすぎる話だ。やはり抵抗がある。


 私はまだまだ若輩者だが、親世代、自分世代、子世代の3世代が分かる年齢になりつつある。

 既に20代の頃から「最近の若いもんは!」と何度思ったか知れないが、これはただの時代の流れで、昔の悪習が浄化されている面も沢山あるように思う。


 若者の凶悪犯罪などと言うが、親世代の田舎での陰湿で原始的な苛めも相当恐ろしい。情で成り立った時代にも闇は存在する。そもそも昔ってそんなに良い時代だったのかな。それはいつの時代?


 日本人の美徳が失われつつあるのも分かる。個人的にそれは「お金を稼ぐ事だけが偉い」という風潮の元、育児や家庭が疎かになった結果だとは思うが、それは新たなる時代への試行錯誤なのではないだろうか?


 私達は戦争で生きていくのに精一杯だった世代でもない。
 好景気で夢一杯の世代でもない。食べるに困らない程度に裕福で暇で、だけど将来にはもう夢がなく、右肩下がりが約束された時代だ。

 このフィールドでこの時代に産まれ、霊的なものが見えない状態で生かされているのだから、超能力のようなウルトラCの使い手に導かれなくてもこの地道な悪あがきこそが学びなのだと思う。
 多分、ダメになったり立ち直ったり大きな過ちを侵しながらも、私たちの子孫もそれなりにダメにならずに生ききってくれる。


 ま、私はうちの一族の中では落ちこぼれ組なので、何の期待もされていないだろうし、干渉もされないだろう。


 ただ、将来、母親の介護で報われない想いを沢山する予定だ。
 その時の為に、この言葉を取っておこうと思う。

「自分一人がなぜこんな目に遭うのかと腹が立つことがあっても、これが自分に課せられたカルマだと思うと諦めがつく」

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