厚生労働省の「チーム医療の推進に関する検討会」が3月19日、比較的侵襲性の高い特定の医行為を担う「特定看護師」(仮称)の新設を盛り込んだ報告書案を大筋で了承したことを受け、同検討会で委員を務めた日本看護協会(日看協)の坂本すが副会長は検討会終了後、記者団に対し、「歴史的な一幕だ」と感想を語った。

 坂本副会長は特定看護師について、「ナースたちのキャリアの一つとして考えていけたらいい」と、キャリアパスにおける役割に期待感を示した。その一方で、「一生懸命働いている現場のナースたちに、(特定看護師が)いい影響を与えていかなければならない。ただつくればいいというものでもない」とも述べた。
 新たな職種が現場の看護師に与える影響については、「チーム医療はすべての職種が対等で動く。特定看護師ができたからといって、ジェネラリストのナースたちより上に行くという考えはない」と強調した。

 2月の同検討会の前回会合で示された報告書の素案では、日看協が認定する「認定看護師」の教育課程(6か月・600時間以上)を見直した上で、限定的な領域で特定看護師に位置付ける方向で検討すべきとしていたが、報告書案では、第三者機関が認定した大学院の修士課程の修了以外にも、「比較的短期間の研修等を要件とするなど、弾力的な取扱いとするよう配慮する必要がある」とした。
 これに関して坂本副会長は、「6か月で認定を受けているが、それでうまくいくかどうかということも、これから第三者機関等で検証していくと思う」との考えを示した。認定看護師制度の見直しについては、「まだ考えてない」と述べた。


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