アンダーカレント ~高良俊礼のブログ

短歌、音楽、日々のあれこれについて。。。


テーマ:
150329_215653.jpg




しーらないとこーがー



おいーでおいーでしているぅー♪



という訳で



ウィリアム・キャプテン・キッドの財宝を求めてやってまいりましたのはここ。



150330_114151_ed.jpg




「グンギン(権現)」という場所なんだそうです。



伝説によると、かつてこの小山は壇之浦から落ち延びてきた平家一門が見張り所を設置して、追っ手の襲来に備えていた軍事拠点であったと。



150330_114312.jpg




階段をしゃーっと駆け上るとこのような祭殿がひとつある頂上へ辿り着きました。



写真撮るの忘れましたが、なるほど麓の集落と太平洋を一望できる景観は圧巻です。



150330_114337.jpg




その脇には井戸?



神様と白い馬?



色々と「?」な注意書きです。



海の向こうから神様が白い馬に乗ってこの地に降り立った言い伝えでもあるのか、まさか白い馬に乗った神様がこの井戸からハクション大魔王みたいにジャジャジャジャンするのか?いやそんなまさか…。




まさかだったよ・・・(後日談)。





今回はそんなに時間もないので一通り“感触”を確かめて長い階段をビュッと駆け降りました。



ここから更に車を奥へ走らせると集落です。



集落自体はちょっとした港があって、あとは何とものどかな場所なんですが、港の位置と平地面積が絶妙で、恐らく中世頃は本土から宋へ、或いは宋から本土へと行き来する船の湊があり、もしかしたら名前の通り市が開かれて交易品のやりとりもされてたんだろうなという印象です。





その、集落の最深部には、かつてこの地を拠点に多くの島役人を輩出した旧家の墓がありました。





150330_113235.jpg




墓の高さは大きいもので裕に2mはあります。



150330_113217.jpg






独特の黄色い石は山川石と言いまして、鹿児島の山川地方で採れる石材です。



とても軟らかく加工がしやすい上に風化に強いということで江戸時代相当に人気があった高級石材ブランドです。



奄美ではこの石を鹿児島から取り寄せて墓を作ることは一種のステータスでもありました。



6段構えの豪勢な墓石は、この一族が財力だけでなく相当な権力や権威を持っていたことが伺えます。



資料によるとこの一族は広大な農地と屋敷に大勢の家人を抱えて、その権勢は歌にも唄われるほど(「奄美南部では2番目に凄い」らしい)の大豪族であったそうです。



ふむう…。



まぁキャプテン・キッドはネタとしても「海賊の財宝」は土地柄的にも、その苗字からどうしても海との繋がりを想像してしまう一族の痕跡といい、簡単にネタ認定はできないかもなぁ…。



こっから先は手前の全くの想像ですので眉に唾をたっぷり付けてお読みください。



江戸期に藩から出された通達に「大型船の製造禁止」というのがあります。つまり奄美のモンは今までは異国と海運や交易をバンバンやっておったかもわからんが、これからは幕府のアレもあるからそのようなことはもちろんそう疑われることも一切まかりならんと。



中世の海といえば倭冦です。



海賊とは言いますが実際は時と場合に応じて沿岸の領主達の要請に応じて交易の仲介や運搬に携わったり、戦の加勢もやって、割と堅実な生計をメインで立てていたであろうと思われます。



島津尚久の例もありますように、領主側が実際に倭冦をまとめてよそで暴れて…なんてのも当然といえば当然。



鎌倉から戦国までの武士なんてそもそもが力で領土を奪って、後で幕府なり朝廷なりにその支配権を認めてもらう居直り武装強盗の親玉みたいなもんでありましたから、何かちゃ!ワシら倭冦だけを海賊とか呼びよっていつまでも一方的に悪者にしよってからに。きさんら武家も公家もさんざん持ちつ持たれつやったやろがぃ!とコウラ(ゴーラ、ガリャ、ゴラル、ゴラン他、読み方はご自由に)さんは怒っとります。



…まぁそれはいい。



薩摩の軍勢が奄美に上陸、支配を体系的なものにした際に、由緒人と呼ばれる豪族達に「家系図を差し出しなさい」と命令したそうです。



差し出された家系図は没収されたとも書き換えられたとも云われてますが、こちらは証拠がないので何とも言えません。



ただ「真筋」と呼ばれる古い家の系図はいくつか残っておるようで、ざっと見るといずれも「琉球王に繋がる由緒正しい家柄であるよ」との旨が記されているみたいです。

私がもし、極めて高い通商能力と航海術という特殊技能、それからある程度以上の武力を持つ倭冦を領内に飼って色々とフィーバーしていた領主であるならば、幕府にそれは渡したくない。



かといってその利用価値とか、もし居なくなった時の国力大幅ダウンとか、武力殲滅するとしての諸々のリスクとかを色々考えると、始末するよりもこれは適当に牙を抜いて生かしておくしかない。



「お前らとりあえず表向きはカタギとして生きろー。あ、素性を探られたらマズいヤツはちゃんとしたとこの出ですって証明できるような系図でもつくっとけよ。その代わり本土との関わりは一切ナシで」



と命を下すだろうと思うのです。



この記事は妄想半分以上で書いておりますが、倭冦という存在がかつてあって、その存在が突然消えて「なかったかも」ぐらいになってしまっていることによって、この地の歴史には巨大な空白があるような気がします。その空白に今の日中韓の妙な問題が勝手にどんどん投げ込まれて海に波風が立ってるような気も。



う~ん、困ったなぁ…。

話を強引にキャプテン・キッドに持ってってネタ宣言したかったのに何だこの記事は、真面目か!



じゃあ今までの話ナシで!
AD
いいね!(19)  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

Amebaおすすめキーワード

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

ランキング

  • 総合
  • 新登場
  • 急上昇
  • トレンド

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。