アンダーカレント ~高良俊礼のブログ

短歌、音楽、日々のあれこれについて。。。


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奄美市名瀬公民館主宰の『奄美ワールド川柳』前回かなり心が動いたものの、色々考えてまだ早いと断念しましたが、今回は意を決して応募してみました。

私は短歌は詠みます、俳句も気が向いた時(ていうか俳句は本当に気が向かないと作れない)に作りますが、川柳は初。

あのね、川柳っちゅうのは難しいんですよ。

まず五七五 が難しい、更にそれを面白可笑しく、若干の自虐を交えてかつセンス良く詠まねばならない。

加えてこの「奄美ワールド川柳」それに加えて

・奄美の方言で

・奄美の天然記念物や固有主、または希少生物をテーマに

詠まなければならない。

私は思いました。



どんな地獄か


と。


これ、本当に悩みました。

大体私は「方言使えない世代」だ。

こんな話すると立たなくていいカドが立つから省きますが、私にとって方言といえば、明治生まれのひいばあちゃんと親戚のおばさんが喋っていた、あの意味が解らなくても上質で、流れるような美しい調べを持っていた、シマの「フォーマルな言語」(もう使いこなせる人は未来永劫出て来ないだろう)のことだ。

悩みました、3ヶ月、いろいろな方言や昔話の文献とにらめっこしながら、ひじょーに悩みました。

そしてでてきた川柳がこちら


モダマ見ちたむんだむんぬワタ鳴りゅり  (清 四郎)



はい、もうこれが限界です。

多分このブログを読んでいる本土の方には(?)な内容だと思います。

つまりこの川柳は「巨大枝豆の"モダマ"を見て、みんなそれぞれのお腹を鳴らしている(でも、モダマは食べられない)」という内容なんです。

はい「見ち」は「見て」なのですが、この「ち」は文語過去形の「し」(見し)が恐らく訛化したもの。

「たむんだむんぬ」の「たむんだむん」は「それぞれ」という意味で「ぬ」は同じく「の」の訛化。

「ワタ」は「腹」の意、「鳴りゅり」の「りゅり」は、これはそのまんま文語の「(鳴)れり」ですね。


大和言葉の文語で詠むと


モダマ見しおのおのの腹鳴れり


となるでしょうか。

整えて調べにするならば


モダマ見しおのおのの腹減り鳴れり


川柳ですね。


ちなみに『清 四郎(きよししろう)』は、方言で川柳するとき用のペンネームです。何となくシマのじいちゃんっぽい名前がいいんだけどなんかないかと思っていたら、何故かこれまた明治生まれの母方のひいじいちゃん(名前が清四郎/せいしろう)の顔がモワモワ浮かんできたので「じいちゃん借りますね」と、お借りした名前です。



結果は応募1000通の中からひとまず無事入選。

来年はもっとちゃんと、色々磨いて挑まねばと思っとります。はいィ...
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