草村動物病院 「動物の診察室から」

新潟市の草村動物病院のブログです。
高度獣医療のこと、日々の診療で思うこと、動物たちのことなど書いていきます。


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 昨日椎間板ヘルニアの手術をした、プードルの「ニコちゃん」、10歳の男の子です。

 

 2箇所の手術でしたが、今日はだいぶ痛みは取れたようです。

 

 

 

 

 

 

ニコちゃん、良かったですね。

 

 

今朝、胃捻転の手術をした子は、手術が早かったためなんとか大丈夫そうです。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、一安心です。

 

 

 

 10歳のコリー犬「空ちゃん」、午後から急に後ろ足が立てなくなり入院しました。

 

 年齢、犬種、発症状況から、「馬尾症候群」か「脊髄梗塞」が疑われます。

 

 日曜日は東京で「獣医脳神経脊髄外科研究会」の講演会があり留守にします。

 

 来週も、神経疾患が続きそうです。

 

 

 

 

 

 

空ちゃん、経過を見てMRI検査です。

 

 

 

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 7月にキアリ奇形の手術をした、キャバリア犬の「アロマちゃん」、今日は皮膚の疾患で診察です。

 

 神経症状は、すっかり良くなって、普通に歩けるようになりました。よかったですね!

 

 キアリ奇形やCOMSの手術は、術後2年から3年で症状が再発することがあると言われています。

 

 幸いなことにいままでは、症状が再発した子はいなかったのですが、最近になって昨年の9月にCOMSの手術をしたチワワちゃんが、症状はまだ軽いのですが神経症状を起こした子がいます。

 

 私の病院でこの手術を行ったのは、2年半前からですので、今後症状が出てくる子がいるかもしれません。

 

 COMSや脊髄空洞症の手術は、まだ一般的ではなく、限られた施設でしか行われていません。

 

 今後、症例が増えてくると、この病気の子たちの長期経過についていろいろとわかってくると思います。

 

 私は現状では、COMS、空洞症、キアリ奇形で症状が出ている子には、外科手術が適応と考えています。

 

 

 

 

 

元気になった、アロマちゃん、よかったですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  先日、開頭手術をした、「ひまわりちゃん」。

 

 先ほど、亡くなりました。

 

 術後の経過も順調で、夕方の食事も自分で食べてくれたのですが、突然の死亡でした。

 

 2つの大学へ、画像を送ってみてもらいましたが、腫瘍の可能性が高いとのことでした。

 

 ひまわりちゃんには申し訳ありませんでしたが、緊急の処理にしかなりませんでした。

 

 

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  昨日の夕方入院をした、キャバリア犬の「るいちゃん」。ふらふらするために村上から連れてこられました。

 

 症状から、小脳の疾患が疑われましたので、今日はMRIの検査です。

 

 検査の結果は「キアリ様奇形」、ブログでよく書くことのある、「後頭骨形成不全症COMS」と同じ様な疾患です。

 

 まだ歩くことはできますので、内科的な治療から始まりますが、内科治療だけでは良くならないこともあります。

 

 その場合には、後頭骨を削って圧迫を取り除く「大孔拡大術」の手術をします。

 

 今日はお家に帰って、10日間内服薬を上げていただき、回復がなければ手術になると思います。

 

 

 

 

 

るいちゃん、神経疾患が続きます。

 

 

 

 

 

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 土曜日に、緊急開頭手術をおこなった、プードルの「ひまわりちゃん」。

 

 いままでにないケースで、脳と硬膜の間から膿状の液体が出てきて、脳表はチーズのようになっていました。

 

 なんの病気かは病理の結果待ちですが、経過は良好です。

 

 

 

 

 

昨日のひまわりちゃん、口に中に入れた流動食を食べてくれました。

 

 

 

 

 

 

きょうのひまわりちゃん、自分で食事をとることができました。

よかったですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 タイから帰ってから、ヘビーな手術が続いています。

 

 おとといは、前日からのけいれん発作が止まらなく、他院の先生がご紹介してくれたのですが、私の病院に来た時には、ほとんど意識レベルがない状態でした。

 

 その子の名前は「ひまわりちゃん」、11歳のプードルの女の子です。

 

 ひまわりちゃんは、脳疾患が疑われ、ほとんど動くことができないので、無麻酔下で頭部CT検査を行いました。CT検査では右の側脳室がほとんどありませんでしたので、脳腫瘍などの疾患が疑われました。

 

 麻酔下で、MRI,CT検査を行うと、右大脳半球周囲の広範囲に異常所見があります。脳溝はほとんどなく、かなり脳圧が上がっていることがわかりました。

 

 そのままでは、いつ死んでもおかしくない状態です。硬膜下の出血が疑われるのですが、画像では出血の所見と違います。脳腫瘍の所見とも少し違うのです。

 

 しかしそのままでは、死んでしまいますので、脳圧を逃がす目的と、組織のサンプリングの目的で開頭手術になりました。

 

 結果は、大脳鎌に沿って、前方は硬膜の下に沿って、肉眼的には「膿」とみられる液体が溜まっていたのです。

 

 今までの、動物での報告で、このような症例はありません。

 

 正常と思われる脳周辺の液体物を除去して、頭蓋骨のホールはそのままで手術は終了しました。

 

 翌日の朝まで、昏睡状態でしたが、昨日の午後からは意識が戻ってきました。

 

 今朝は、口の中に入れた流動食は飲み込んでくれました。

 

 病理検査の結果と、細菌培養の結果待ちです。

 

 術後、けいれん発作はありませんが、どうなるかは予測がつかない状態です。

 

 

 

 

昨日の「ひまわりちゃん」意識が戻ってきました。

 

 

 昨日の手術は、チワワちゃんの「乳腺腫瘍摘出」と、大学の先生が来て「脊髄腫瘍摘出」の手術でした。

 

 

 

 

 

昨日手術をした「ラッキーちゃん」

 

 

 今日は、ごぜ午前中に、3日前から前足も後ろ足も立てなくなったゴールデンレトリバーが連れてこられました。

 

 頚部の神経疾患で、CT、MRI検査の結果を見て手術になるかを決めるのですが、今日はあいにくMRI装置の点検で、今点検が終わるのを待ってから始まります。

 

 

 

ゴールデンの「ウィンちゃん」まだ4歳の女の子です。MRI待ちです。

 

 神経疾患が続いていますが、明日は肝臓です。今週は日曜日までぎっしりと予定が入っていました。タイで遊んできたので、神様が働けと言っているのでしょうか。

 

 わたしが、留守の間は、そんなにたいへんな手術はなかったのですが、、、、、

 

 

 

 

 

 


 

 

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 昨日は、ミニチュアピンシャーの頸部脊髄腫瘍の手術でした。

 「リンスちゃん」、頸部痛で今月初めから治療していましたが、症状がひどくなってきたので、CT,MRIの検査をしました。

 椎間板ヘルニアでしたら、そのまま手術になるのですが、リンスちゃんは脊髄腫瘍が強く疑われたため、後日(昨日)手術になりました。

 手術は顕微鏡下の手術になり、1時に始まって術後のMRI検査も含めると終わったのが8時過ぎでした。

 リンスちゃん、ご苦労様でした。








今朝のリンスちゃんです。




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 1ヶ月ほど前に、後頭骨形成不全症で、大孔拡大術を行ったプードルの「クッキーちゃん」。

 小脳をさわる手術なので、術後しばらくフラフラしていましたが、週末の診察ではすっかり良くなっていました。

 大孔拡大術は、まだあまり行われておらず、症例の報告は少ないのですが、私は症状が出ている子は手術で改善するように思います。







クッキーちゃん、良かったですね!









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 狂犬病とフィラリア予防がひと段落したのですが、重症の動物たちがたくさん入院しています。

 キャバリア犬の「アロマちゃん」は、6歳になる女の子です。

 最近、右の前後肢が震えて、急な呼吸不全を起こすことで今週の月曜日に診察に来られました。

 症状から考えられるのは、頸部神経の疾患。

 一番疑わしいのは「キアリ様奇形」です。

 この病気は、キャバリア犬の多くが抱えている疾患ですが、症状がでる子が少ないためあまり知られてはいません。

 小型犬でよくある、「後頭骨形成不全、COMS」と同じで、後頭骨が小脳を圧迫するため神経症状が出て、脊髄空洞症も併発していることが多い病気です。

 耳がかゆいわけではないのですが、急に後ろ足でカリカリカリと脇腹をかきむしり症状、猫の様に前足を伸ばして頭を低くする「おがみのポーズ」をとったりします。

 アロマちゃんは、症状が進行してきているため、火曜日にMRI検査を行いました。

 結果はやはり、「キアリ様奇形」でした。

 内服薬の治療を始めたのですが、その日の夜中にも突っ張る様な痙攣を起こし入院しました。

 手術は、後頭骨を削ってしまう、「大孔拡大術」です。

 COMSの時に行う手術で、一般的には行う病院は限られている手術です。

 時間もかかり難易度も高い手術なので、今週は予定を入れることができませんでしたので、19日に手術予定です。

 私は今日と明日、奈良で「獣医神経病学会」に参加です。

 この学会は、日本の脳神経の獣医師が集まる学会で、ちょうどアロマちゃんの手術に関しても、他の先生方と情報交換をしてこようと思います。

 月曜日は、セントバーナードの「イブちゃん」の前十字靭帯の手術「TPLO」を大学の先生が来て行う予定です。

 なかなかブログを書く時間がないのですが、時間を見て更新したいと思います。

 学会は、奈良公園内の施設で、どうゆうわけかお昼休みに東大寺見学も入っています。

 それでは、奈良にいってきまァ〜す。







アロマちゃんです。可愛い子です!









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 おとといは、プードルの「クッキーちゃん」のCOMSの手術でした。

 クッキーちゃんは4歳の女の子で、1年半前にMRI検査でCOMSの診断がついていました。

 ただ当時は、時々固まってしまうことがあるだけ症状だったのですが、最近になって、固まって倒れてしまうようの発作が頻繁に起こるようになりました。

 再度MRI検査で、COMS以外の脳疾患はありませんでしたので、手術となったのでした。

 COMSは、後頭骨部が小脳を押してしまい神経症状が出る病気で、手術は「大孔拡大術」で、後頭骨を削って圧迫を取のぞく手術です。

 結構大変な手術で、症状が軽い子には行いません。

 クッキーちゃんの手術は無事に終わりましたが、何回やっても頭の手術は難しいです。

 私は脳外科の専門医ではありません。人の場合は完全に専門は分かれています。動物の大学病院も専門に分かれていて、脳神経科は脳神経だけです。

 私は普通の地方の1次病院ですので、脳神経外科もやりますが、避妊手術も行います。

 7年前に、脳外科の必要性を感じて、自分で行えるようになるまで5年かかりました。

 その他の手術も、やっと上手にできるようになりましたが、もう60歳に成ってしまいました。

 佐藤先生、敦井先生は、私と出発点が違いますので、上手になるのははやいのですが、今はまだ脳外科の執刀は無理だと思います。

 でも、そろそろ私が助手で、脳外科もさせてみてもいいのかなと思う今日この頃です。













手術前のクッキーちゃんです。




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