壽屋音次郎にメール:chapitredeux@gmail.com まで



5年ぶりニューアルバム
『oto himself』
(HOPERECORDS HOPE-003全13曲¥3000)

$僕はどこから来たのか 僕は何者か 僕はどこへ行くのか


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ライヴインフォ


2月19日 鶴橋バールイストリックコマンセ

大阪市天王寺区東上町5-17
問:06-6772-7765

毎月第3曜日 srart20:00door¥3000


3月18日 鶴橋バールイストリックコマンセ

大阪市天王寺区東上町5-17
問:06-6772-7765

毎月第3曜日 srart20:00door¥3000


3月25日()シークレットライヴ

お店のご意向によりナイショです。


4月からは題して『全国数珠つなぎ大ライヴサーキット2012!!』


4月 1日()堺サウスオアノース
大阪府堺市美原区丹南96-6
問:072-362-4616
HP:http://southornorth.nobody.jp/


4月20日(金)日田シネマシアター「リベリテ」

日本で一番ちいさな映画館

大分県日田市三本松2丁目6-25日田アストロボール2F
問:0973-24-7534
HP:http://www.hita-liberte.com/


4月21日()三瀬 クラフトの店 梅屋 会場KOYA 

福岡市早良区石釜870-1

問:092-872-8590

HP:http://isigamakenkoumura.com/umeya/


4月22日()珈琲美美

日本屈指の美味しい珈琲店 はっきり言ってここで演れるのは感激です!

福岡市中央区赤坂2-6-27

問:092-713-6024

HP:http://www.cafebimi.com/


5月20日 鶴橋バールイストリックコマンセ

大阪市天王寺区東上町5-17
問:06-6772-7765

毎月第3曜日 srart20:00door¥3000


5月26日()シャピトル・ドゥー(帝塚山音楽祭)

大阪市住吉区帝塚山東1丁目3-34 プロットビルB1F
問:06-6678-6021仁部(ニベ)まで


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2012-02-18

「ギター弾きはギターを弾き、歌唄いは歌を唄う。」ただ、それだけ。

テーマ:ブログ
2月7日から入院して手術も無事終わり今日めでたく退院。
眼にガスを注入することなく入院が長引くこともなかった。
よくがんばった、オレ(笑)。
ただ休む間もなく今日から月曜日までライヴ連チャン。

前回の時は盲目での手術だったから案外怖くもなく臨めたけれど
今回はなまじっか見えるもんだから眼に注射針が襲いかかってきて突き刺さる感覚や
ドクターの耳もとでささやく

「はい、これから眼を開けますよ~」

って言う悪魔みたいな言葉も含め、なにはともあれ怖かった~。
でもいい先生に当たったのか、その後の経過も順調だったしなにより左目のような歪みもない。
ひたすら感謝だ。


オレの病室は個室ではなく6人部屋でね、みんななにかしら眼科の患者だった。
じじいばっかりだったけど。
2日目の夜、救急で運ばれてきたおっさんがひとつ空いてたオレの隣のベッドに横たわった。
物々しい雰囲気で次から次へと点滴を打たれてる。
一目で眼科の患者でないことは判った。

3日目の昼過ぎ、おっさんは目を醒ました。
看護婦さんとなにやら話してるけど何言ってるか判らない。酒に酔ってるみたいに。
面会の制限を確認してるみたいだったけど結局誰とも会いたくないから断ってくれとのこと。

脳梗塞だったんだ。おっちゃん。

つい昨日までフツウに生活してきていきなりのマヒにいきなりの言語障害。
あのときのオレを見てるようだった。
部屋のひとに当り散らしたり、かと思えば抜け殻みたいに天井を見てた。

何日か経って少し落ち着いたのか、となりのオレにうるさかったことを申し訳ないと謝ってきた。
そしてオレも脳梗塞で倒れたからおっちゃんの気持ちはすこしは判るよって感じでふたりで話した。
あいかわらずろれつはあんまりまわっていなかったけれど。

「もしおっちゃんが今日首を吊るなり屋上から飛び降りるなりして人生の幕引きするのは自由だけどさ、治療するってことは否が応でも生きなければしょうがないし、これから始まるリハビリに近道なんてないし、医者は仕事上、占い師みたいに『治るかもわからないし、治らないかもしれない』みたいな言い方をするはずだけどおっちゃんは自分を信じるしかないし、とりあえず生きていくしかないんだよ。」ってね。

なんとなくそのときオレ自身に言い聞かせてる気がした。

確かにリハビリがんばったし、自分でも工夫してなんとか今に至ることにはなった。
でも、それだけでもう完結してしまってるんじゃないか、ちゃんと倒れる前みたいに明日をゆめみていたかって自問自答した。

話は沖縄時代に遡るけど眼が見えなくなったとき、まわりのみんなに弱みを見せないように振舞ってきたんだよね。それなりにできるよ、みたいに。
でも病院に行くために最寄りの那覇モノレールの美栄橋駅から市民病院前に行くとき
券売機がタッチパネルになっていてさすがに切符を買えないでいた。
どうすることもできないオレは悔しくてさ、途方に暮れてた。
そこにどっかのオバハンが来たから、思わず頼んだの。

「すいません。眼が見えないもんで『市民病院前』までの画面おしてもらえませんか」

するとオバハン、何事もないようにはいはい、と買ってくれた。
なんか初めての感覚だった。ちょっとした衝撃。

できないことはできない。
こんな場合は頼ったとしても恥ずかしいことではなく素直に「ありがとう」を伝えればいい。

子供のころから他人に頼られることはあっても頼ることは悪だと教えられてきた。
なんだかすこしだけ肩の荷が下りた気分だったなぁ。

降って涌いたようにこの入院生活が終わったら国中を唄ってまわろう、と思ったんだ。
今までみたいになじみの店に行って帰ってくるだけでなく
お客やレコード買ってくれたひとや、音楽仲間なんかに紹介してもらって
数珠つなぎのように新しい場所に行ってみようってね。

いきなりで不躾な電話にもかかわらずみんな快くオレの話を聞いてくれてね、協力してくれた。
4月の九州から始まって中国、四国、地元近畿、中部、関東、東北、北海道まで。
結果など想像もつかないし、いつ終わるかもわからない。
わからないけどワクワクしてる。
本当の旅だ。旅行ではなく、旅。
孤独を味わうかもしれないし屈辱も味わうかもしれない。
でも。
旅にはつきものだしさ、いつまでも病み上がりの気分のままではいられないから。いつまでも。

これから退院したらさっそく和歌山でライヴして明日は鶴橋バール。
月曜北区天満のブルーズバーに行ってくる。

おっちゃん、リハビリがんばれ。
今回のことを乗り越えたら必ず強くなる。
そしてやさしくなる。
本当のやさしさ。

そしてオレは旅に出る。
ギター弾きはギターを弾き、歌唄いは歌を唄うぞ。

久々だから長くなっちゃった。
ごめんちゃい。
ガハハ。

ほなほな。

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