吉岡正晴のソウル・サーチン

ソウルを日々サーチンしている人のために~Daily since 2002


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○「レスト・イン・パープル、フェイズ4(第5回)」レポート (パート1)

 

【Rest In Purple (Phase 4) Report (Part 1)】

 

秘話。

 

プリンスの魅力を多くの人に伝えようというアーティスト、スガシカオさんが発起人となったプリンス・トリビュート・イヴェント「レスト・イン・パープル(フェイズ4)」(第5回)が2017年6月7日、渋谷のイヴェント・スペース、カルチャーカルチャーで行われた。今回で5回目になるが、5回の中で一番充実したおもしろいトーク・イヴェントになった。

 

今回はゲストに1990年8月末、プリンスが「ヌード・ツアー」で来日したときに、突然「レコーディングをしたい」と言い出し、スタジオで録音するときにエンジニアとして参加した田村誠さんと酒井崇裕さんをお迎えし、プリンスとレコーディング・スタジオで仕事をした数時間について詳細に語っていただいた。

 

2時間のイヴェントの構成は、①「TNNヘッドライン」(ツナさんが紹介する最新のプリンスニュース)、②「アーティスト・コメント、1=矢井田瞳、2=ロナルド・ブルーナー・ジュニア」、③「ゲスト・トーク」。

 

なお、ロナルド・ブルーナーのインタヴューは後日「ソウル・サーチン・レイディオ」(インターFM、毎月第二火曜日、夜9時)の6月13日放送分でも紹介した。 この「レスト・イン・パープル」でご紹介できたのは、ほんの冒頭の5分程度だったので、「ロナルド・ブルーナー・プリンスを語る」として後日、本ブログでも別稿でご紹介する予定。

 

さらに③の「ゲスト・トーク」は、次のように「プリンスは忍者!? レコーディング 5 つのミラクル」と題してわかりやすくご紹介。

 

その① プリンス、忍者の如く登場し、忍者の如く録音 

その② 消えた 1 小節とプリンスのすべらないジョーク   

その③ プリンス、機材選ばず   

その④ 仕事が超速い!けど・・・ボーカルが○○○!   

その⑤ 美女との試聴会    

 

キーワードをピックアップし、時系列にしたがってお2人に話していただいた。

 

~~~

 

デモ・テープ。

 

まさに突然プリンスがレコーディングしたいという連絡が来て、すでに入っていた予定を変更してもらいスタジオを空け、昼前から準備を開始。ただその時も2人は「本当にプリンスが来るのか半信半疑だった」。先にミュージシャンのアシスタント(テック)と屈強なセキュリティーが登場。スタジオをチェックし、楽器のラフなセッティングをした。

 

事前にもらっていた用意しておいてほしいという機材リストを見たところ、「ごく普通の機材で、最初はデモテープでも録るのかと思った」という。ドラムも通常のヤマハのドラムスをレンタルで借りた。しかも、そのドラムの皮のセッティングは通常では考えられないほど緩い感じで、ドラマーのアシスタントが叩いたときには「こんなしょぼい音でいいのか」と田村さんは怪訝に思った。

 

夜中前に突然プリンスが登場。いろいろテストをするのかと思いきや、簡単な機材の説明を受け、ミュージシャンたち(ドラマーとベース奏者)に軽く指示をして、いきなり音を出し始め、それを録音し始めた。すでにレコーディングが開始された。

 

先にスタジオに着いていたミュージシャンは、プリンスがそこに入ってくると、瞬時に緊張感を漂わせるようになり、それこそ背筋がしゃきんとなったようだったという。それは田村さんも酒井さんも、当時の担当ディレクターの富田さんも同じで、「(プリンスの)そのオウラたるや、すごかった」という。そして、アシスタントが皮を緩く張っていたドラムスだが、そのドラマー(マイケルB)が叩くと、さっきとはまったく違うかっこいい音がでて驚いたという。ちなみに、そのドラムスは2-3曲ごとに皮が破れてしまい、皮を張り替えた。スガさん曰く「ミュージシャン20年以上やってますが、ドラムの皮が破れたのなんか、見たことも聴いたこともないですよ。信じられない」と驚いた。

 

プリンスの録音使用機材はごく普通のもの。田村さん酒井さんも当初、「デモテープの録音か」と思ったが機材リストを見たスガさんも、「新人がヴェテランのエンジニアにこれでやるんだからと言いくるめられるような(初心者向けの、普通の)機材だなあ」と感想を述べた。

 

レコーディングとしては、当時としてはほぼデジタル・レコーディングに移行し、珍しくなっていたアナログのテープを使用したもの。そしてセッティングをし、録音ボタンなどの簡単な説明をプリンスにしたところで、「あなたたちは、外に出てください」とスタジオの外に出された。スタジオの中に残ったのは、プリンスとミュージシャン(ドラマーとベース)、そしてプリンス付きのエンジニアのアシスタントだけだ。しかし、そのスタジオは古いもので防音が完璧ではなかったために、音はほぼ漏れ聞こえてきた。彼らはロビーでその漏れてきたプリンスのまさに現在進行形のレコーディングを手持無沙汰に聴いていた。

 

スガさんは、「今日はプリンスの録音のブラックボックスの秘密を知ろうとしたのに、何もない。信じられない」を連発。(笑) 特にクリック(録音するときに正確なテンポを刻むためのリズム音、メトロノームのようなもの)をドラマーもプリンスらが使わなかったと田村さんたちから明かされ、「ウソだろう! そんなはずない」と驚嘆した。

 

プリンスのレコーディングは何から何まで、普通だったのだ。なにしろ、田村さんたちは最後までデモ・テープの録音だと思っており、まさかそれが本番のマスターになるなどとは夢にも思わなかった。

 

(この項パート2へ続く)

 

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次回「レスト・イン・パープル」などの情報は、「レスト・イン・パープル」やスガシカオ、カニリカ、吉岡正晴などのツイッター・アカウント、各ブログなどでお知らせしますので、チェックしてください。

 

https://twitter.com/RestInPurpleJPN

https://twitter.com/shikaosug

https://twitter.com/soulsearcher216

https://twitter.com/kanirica

ハッシュタグは、#ripurple

 

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この田村さん、酒井さんのインタヴューが4ページ掲載されているムック

CROSSBEAT Special Edition プリンスシンコーミュージック (2016-06-09)

https://goo.gl/GXn6Yk

 

 

ENT>PRINCE>RIP>Phase 4

ENT>RIP>Phase 4

 

 

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