●高橋あず美ライヴ@ブルース・アレイ~高田真ライヴ3月15日に | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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【Azu Live At Blues Alley】

初。

ガッツこと中澤信栄から彼がバンマスを担当する女性シンガー、高橋あず美の初ライヴがブルース・アレイであると誘われたので出向いた。高橋あず美は、中澤同様、ドリームズ・カム・トゥルーのバックコーラスを担当。ドリカム・チームの一員だ。

ファーストは、全曲洋楽カヴァー。オープニング、ジャクソン・ファイヴの「アイ・ウォント・ユー・バック」。子供のマイケルのようなちょっと甲高い声でマイケルを彷彿とさせ、いきなり会場の観客をどっと立たせた。声変わり前のキッズ・グループのような声で、パンチのある歌唱が、マイケルのイメージを思わせた。堂々とした歌いっぷりで、初期マイケルのカヴァーには、彼女はとてもいい候補だ。

曲間のトークがちょっと長いが、話し方は、吉田美和風、よく聴いていると、声がちょっとアグネス・チャン風のように感じた。(たとえが古い…苦笑)

全体的に、マイケル声の高い伸びのある声が印象的だ。ファーストの最後、ジャクソン・ファイヴの「アイル・ビー・ゼア」を歌ったが、I'll be thereの意味で「ここにいるよ」とメロディーをつけて歌っていたが、これは「すぐ、行くよ」のほうがよいのでは? 「好きな彼女がいるのは」「ここ」というよりも、「向こうの方」向こう、そっちに行く、というニュアンス。歌唱について言えば、こういう曲調が彼女のうまさがとてもよく出るような感じがした。ぜひ単独ライヴ、重ねていって欲しい。

■ 高橋あず美ライヴ・メンバー

高橋あず美(ヴォーカル)、中澤信栄(ギター、ヴォーカル)、菅原潤子(ギター)、小松秀行(ベース)、高田真(ドラムス)、藤川学史(キーボード)

■ セットリスト

show started 19:41
01. I Want You Back [Jackson Five]
02. All I Do [Stevie Wonder]
03. (You Make Me Feel Like A ) Natural Woman [Aretha Franklin]
04. No Woman, No Cry [Bob Marley]
05. Love You I Do [From Dream Girls, Jeniffer Hudson]
06. Beauty And The Beast [Peabo Bryson & Celine Dion]
07. I'll Be There [Jackson Five]
show ended 20:35

2nd
01. Break Out
02. 花が咲く時
03. Believe
04. 二人で
05. じゃない。
06. WA! HA! HA!
Enc. 愛しい君へ

(2010年3月10日水、目黒ブルース・アレイ=高橋あず美ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Takahashi, Azumi

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■ 高田真ライヴ~「ジャマイカ・ファンク」を炸裂させると約束~3月15日

ソウル・サーチャーのメンバーとしても活躍するドラムスの高田真さんが3月15日(月曜)にブルース・アレイで6年ぶりの単独ライヴ。また中澤信栄も6月にブルース・アレイで、新曲新発売ライヴを行う。

Shinny's Jam With Friends

メンバー:高田真(ドラムス)、小松秀行(ベース)、ケイリブ・ジェームス、キース・ヘインズ(キーボード)、小沼ようすけ(ギター)、高橋あず美(コーラス)
日時 2010年3月15日(月)午後7時半~
場所 目黒ブルース・アレイ 03-5740-6041 
ミュージック・チャージ 4500円(+525円のシート・チャージ)

高田さんによると、自分名義のものは6年ぶり。「コンセプトはジャマイカ・フファンクです」。このジャマイカは、ニューヨークのジャマイカ。ブルックリン、ブロンクスらと並ぶニューヨークの一地区ジャマイカ出身のアーティスト、トム・ブラウン、バーナード・ライト、マーカス・ミラーといった連中が好んで作り出す濃いジャズ・ファンクのこと。当日はハービー・ハンコック、バーナード・ライト、ドン・ブラックマン、ロニー・ジョーダン、シーラE、フランク・マッコム、ルーサー・ヴァンドロスなどの作品をカヴァーする、という。この日の主人公、高橋あず美さんも、今度はコーラスで参加。ギターに小沼ようすけさん、さらにキーボードにケイリブ、ベースに再び小松さんらという強力な布陣だ。「集客できないんで、当日でもぜひ遊びに来てください。ジャマイカ・ファンク炸裂させますから」と宣言した。

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ENT>ANNOUNCEMENT>Takata, Shin