吉岡正晴のソウル・サーチン

ソウルを日々サーチンしている人のために


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○YMN参集~松尾潔・中田亮・吉岡正晴(パート1)

【Yoshioka, Matsuo & Nakata: YMN Summit: Dinner With Soul Talking (Part 1)】

ノンストップ。

昨年(2009年7月)の『ソウル・サーチン:ザ・セッション~アイズレイ・ブラザース』のときに、松尾・中田両氏をご紹介したのだが、そのとき今度ゆっくり食事でもしましょう、という以前からの懸案が1年越しでやっと実現。3人の頭文字をとって、YMOではなく、YMNの会。

恵比寿「ソウル・ドレッシング」というソウルマンにとっては、絶好の場所で食事をし、そのまま「アリ・オリ」に流れるという王道の一夜。話はノンストップで約8時間ほど続いた。

冒頭、「よく考えてみると、この3人はみなジェームス・ブラウンに会ったことがあるんですね」と松尾さん。松尾さんは、サンフランシスコでミスター・ブラウンに振り回され、最終的に東海岸に向かう飛行場のラウンジでぎりぎりなんとか取材ができた、という話。すでに、どこかの雑誌に何度か書いたという話だ。中田さんは数年前(2002年か2003年)に、横浜アリーナでライヴを見たときに、JBフォロワーの第一人者、関さんを介して会うことができたという。中田さんがライヴを見たのは1992年の大阪城ホールが初めて。僕は2回目の来日を見て、何度か会ったが一番印象的なのは、オークラで一緒に食事をしたとき、あるいは自宅訪問したとき。松尾さん、「今日は、中田さんをインタヴューしまくりますよ~~(笑)」。

話題はとりとめもなく、川の流れのように。話した量は、松尾・中田・吉岡が4-4-2くらいの比率か?(笑) いや、4.5-4.5-1か?(笑) 以下は記憶の流れのままに、順不同。自分的には話したこと、話されたことのインデックス、という感じだ。

邦画の話(西川美和監督についてなど、僕はちんぷんかんぷん=(笑))、中田さんがサントラ若干絡んだ話、オーサカ=モノレールをはじめとする日本のインスト・バンドの話、そこからクール・スプーン、ゴスペラーズ、ライムスター、スチャダラパーなどを輩出したファイル・レコードはすごいという話、JBは、ソウル界のピカソだ、70越えても新譜出してた、すごいという話、オーサカがヨーロッパでのライヴを始めた話、そのツアーの苦労話、しかし、10年以上バンドをやり続けられることは、素晴らしいという話、そこからロンドンのライヴ・ハウス、ロニー・スコッツの話、ロニー・スコットの昔のガールフレンドの孫がエイミー・ワインハウスだという話(情報源・松尾氏)。

中田さんが最初に夢中になったのが、YMOだったという話、松尾さんが初めて音源制作にリミックスという形で足を踏み入れたときの話、僕がレコードの輸入を一番初めに始めたときの話、どう買って、どう売り始めたのかという話、中田さんがブラック・エクスプロイテーション映画『コフィー』を買い付けたときの話、僕と中田さんが初めて会ったのは、そのときのことで、もう10年くらい前になる、映画の買い付け、日本での配給は大変だという話、中田さんが今興味を持っている『ハーレム・フェスティヴァル』(1969年)という映画のような記録映像の話。

松尾さんが、昔12インチなんかに書いてあるレコード会社の電話番号に電話をしたという話、その時はジョスリン・ブラウンの家にかかったらしいという話、中田さんはロスのMGMの電話番号を調べて、直接電話したが、最初にかけた場所は同名のヘアサロンだったという話、同じく『セイヴ・ザ・チルドレン』(映画)の話、そのあたりから(『コフィー』主演の)パム・グリアの話になり、松尾さんが知り合ったRCAのA&Rマン、ケヴィン・エヴァンスの奥さんがパム・グリアだと知って腰を抜かしたという話、中田さんが映画をDVD化するにあたり、その特典映像を作るためにコロラドまで行ってパム・グリアにインタヴューしたときの話。

アル・グッドマン追悼話、松尾さんがNHK-FMでその追悼で何をかけるかという話(放送は8月4日水曜)、中田さんがAIを日本のアーティストでは一番好きだという話、最近の若い人たちの音楽の聴き方がMP3プレイヤーなどで、聴くのでミュージシャン、プロデューサー・クレジットもなく、アーティストが誰かさえもわからずに聴いている、アルバム単位で聴くことがなくなっている、という話。最近はたとえば、ケミストリーのアルバムをプロデュースした松尾さんの名前もプロデューサーというクレジットが配信ではないので、でてこないという話。中田さんは、ブラウン・ファミリーのディーヴァ、マーヴァ・ホイットニーと日本ツアー、ヨーロッパツアーを一緒に行っている。そのときは、移動中、ふだんからたくさんの話を直接聞いた。そのマーヴァ話。

このほかにもまだまだあったと思うが、この中から適当にピックアップして、明日以降にご紹介しよう。松尾さんが、この食事会が始まるまえに、「ブログネタになればいいですね」と言っていたと思うが、1日だけでは到底収まらないほどの濃い内容の座談会になった。(笑) そういうこともあると思い、僕はカセット(いまどき!=ICレコーダーではない)を持っていって話を録音し続けた。(笑) しかし、話に夢中になり、途中で電池が切れていたことに後で気づいた。(失笑) でも6時間分くらいは録音できていたみたいだ。

(YMN参集は、YMO散会をもじってるんですけど…)

$吉岡正晴のソウル・サーチン


(この項つづく)

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