駐韓米国大使、親・北朝鮮系韓国人に襲撃されて負傷
:米国民の北朝鮮敵視感情が高まって、
いよいよ、米軍が北朝鮮空爆に踏み切るかもしれない


新ベンチャー革命
2015年3月6日 No.1075
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/34712687.html


 
1.韓国にて米国大使が親・北朝鮮系韓国人に襲撃されて負傷
 
2015年3月5日、米国の駐韓大使・マーク・リッパート氏が
親・北朝鮮系の韓国人テロリストに襲撃されて負傷しました(注1)。

その生々しい画像が全米に繰り返し流されて、
米国民が北朝鮮に敵意を抱くと推測されます。
 
この犯人は3月2日から開始された米韓合同軍事演習に反対しています。
そして、半島の南北統一を妨げている元凶は米国だと主張しています。
 
この事件は北朝鮮による対米テロではないかと
米国民や世界中の人々が認識するような筋書きとなっています。
 
そして、このテロはリッパート氏個人を狙ったというより、
米国に対するテロのように見えます。

9.11事件のミニチュア版といったところでしょうか。


 
2.このテロには何らかの政治的背後関係がありそう
 
このテロは政治的効果を狙った
極めて巧妙なテロと本ブログではみています、

なぜなら、米韓合同軍事演習のタイミングに合わせているのと、
米国が傷つけられたという印象操作が行われているからです。

事件発生時に、都合よく報道カメラマンが居て、
リッパートの痛々しい状況が実況中継されていますが、
これは偶然ではないでしょう。

かつて、ケネディ兄弟が暗殺されたときと同様に、
なぜか、テレビ中継されています。

その意味で、このテロは、ケネディ兄弟の
暗殺テロの首謀者の常套的手口のように見えます。
 
その狙いは、北朝鮮が刺客を放って、
米国大使をテロ襲撃したと大々的に喧伝して
米国民の北朝鮮敵視感情を煽ることです。

これによって、米国が北朝鮮を空爆しても
米国民は反対しにくくなります。

ちなみに、昨年末にも
北朝鮮キムジョンウン第一書記を暗殺する映画がつくられて、
すでに、米国では北朝鮮敵視化プロパガンダが始まっています(注2)。
 
さて、今回のテロの犯人はリッパート氏の頚動脈を切って、
殺害しようとした可能性がありますが、

リッパート氏は頬から首にかけて、
ふっくらして皮下脂肪が厚かったため、
幸運にも、頚動脈に凶器が達しなかったようです。

ところで、リッパート氏は、右頬下から首にかけて
長さ11cm・深さ3cm
の切り傷を負ったと報道されていますが、
それにしては出血が少ないような気がします。


 
3.何者かがテロ実行犯を
米国大使の出席していたセミナー会場に招き入れた?
 
テロ被害に遭った駐韓米国大使は、
この日の朝、朝食付きのセミナー
(北朝鮮支援団体・民和協主催)に出席していましたが、

出席者が定員に達していなかったので、
犯人が飛び入りで出席させてもらったようです。

そのとき、無警戒にも犯人を何者かが会場に入れたようです、
でなければ、素性のあやしいこの犯人が易々と
米大使の近くに座ることはできないはずです。
 
犯人は事前に、このセミナー会場に
米国大使がいることを知っていたはずですが、

前もってセミナー参加申し込みをしていたわけではなかったので、
参加者リストに登録されていなかったようです。

たまたま、席が空いていたので、
当日券を買って飛び入りで会場に入ったようです。

こうして犯人はまんまと米大使にアクセスできたのです。
しかしながら、会場に入ってから、
米大使を見つけて衝動的に米大使を襲撃したのではないでしょう。

当然ながら、事前に
テロの準備をしていたと思われます。

そして、この日の早朝、セミナー主催者の関係者か誰かが、
この犯人を易々と会場に入れた わけです。

つまり、犯人以外にテロ支援者がいた可能性があります。
 
しかも、このセミナーには報道陣が呼ばれていて、
事件の一部始終がテレビ中継されていますが、あまりに出来過ぎです。


 
4.テロの黒幕はほんとうに北朝鮮か
 
このテロは米韓合同軍事演習に反対する北朝鮮が
仕掛け人であるかのように見えますが、

そうだとすれば、
あまりに首謀者がミエミエのテロ事件となります、

したがって、そのような場合は、
真の黒幕は別にいるとみるべきです、

特に政治的な影響の大きいテロほどそうです。
つまり、北朝鮮は首謀者ではないということです。
 
たとえば、最近、ロシアで、いかにもプーチン勢力が
首謀者のようにみえる暗殺テロが発生しています(注3)。

本ブログではこのテロの首謀者はプーチン勢力ではなく、
プーチンを陥れたい米国戦争屋ネオコンとみています。
 
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)
およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する
日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
 
同様に、今回の韓国のテロ事件の首謀者も、ミエミエの北朝鮮ではなく、
むしろステルス化している米戦争屋ネオコン系が疑われます。
 
ところで、本ブログでは、
米戦争屋は北朝鮮を米韓の敵役国家にしているとみています。

そして北朝鮮は米戦争屋の敵役国家であると同時に、
日本と同じく、米戦争屋の傀儡国家とみています。

米戦争屋にとって、米国民 が、
米戦争屋の敵役傀儡国家・北朝鮮を敵視してくれれば、
米戦争屋配下の極東米軍の予算を通しやすくなります。

毎年、大掛かりに行われている米韓合同軍事演習は
大規模の国防予算が必要ですが、その予算を獲得するために、
米戦争屋は北朝鮮脅威をでっち上げる必要があるのです。

そのことを知っているオバマ政権は、
北朝鮮を一刻も早く崩壊させて、
極東米軍予算を大幅削減しようとしています。

そして、極東米軍の最前線を
グアムやハワイまで後退させようとしています。
 
一方、米戦争屋は極東米軍最前線の後退を
オバマ政権主導で実行されることが我慢ならないのです。


 
5.オバマの側近が被害を受けたことの意味とは
 
上記、リッパート氏はオバマの側近と報道されていますから、
米戦争屋サイドの人間ではなさそうです。

だから、米戦争屋の米国民向け軍事プロパガンダとして、
米国民の北朝鮮敵視化にオバマ側近を利用するのは平気でしょう。
オバマに対する嫌がらせにもなりますから・・・。
 
一方、オバマは国防予算リストラのために、
北朝鮮脅威を一刻も早く排除して、
極東米軍の予算を削減したいわけです。

オバマはもちろん、
北朝鮮が米戦争屋の敵役傀儡国家だと知っているでしょう、
だから、早く、北朝鮮を崩壊させたいのです。
 
したがって、オバマ政権は、
このテロ事件の首謀者を北朝鮮だと米国民に喧伝して、
米軍による北朝鮮空爆実行の口実に利用する可能性があります。
 
なお、本ブログでは、
今年、オバマ政権は北朝鮮への空爆を実行して、
北の核施設や軍事施設を破壊する作戦を
実行する可能性があるとみています(注4)。 
 
今回のテロは、結果的に、
オバマの北爆の意思決定をしやすくしました。

本ブログは、米戦争屋の敵役傀儡国家・北朝鮮が
一刻も早く崩壊することを願います。


 
注1:朝鮮日報 “米大使テロ
:米紙「韓国左派は米国を統一妨害勢力と認識」”2015 年3月6日
 
注2:本ブログNo.1027
『北朝鮮キムジョンウン暗殺を描いたソニー映画“ザ・インタビュー”公開中止?
対朝戦争を煽る米国某勢力の暗躍が透けて見える』
2014年12月19日
 
注3:本ブログNo.1071
アンチ・プーチンの筆頭・ネムツォフ氏が暗殺される
:80%の国民支持率を誇るロシア・プーチンは動じず、
強がりだけの安倍首相とは大違い!』
2015年3月1日
 
注4:本ブログNo.1028
『来年の日本国民は戦争世紀に叩き込まれるのか
:米軍の北朝鮮空爆を手始めに、韓国軍同様に
日本の自衛隊が北朝鮮に派遣される事態が予想される』
2014年12月22日



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駐韓米大使襲撃の背景は不明だが、
日本による支配が終わった直後から
米国は半島を破壊してきた


2015.03.06櫻井ジャーナルより
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201503060000/

駐韓アメリカ大使のマーク・リッパートがソウルで切りつけられ、顔に約80針という怪我を負って入院したという。容疑者が1999年から2007年にかけて朝鮮を7回訪れていることを強調する報道もあるが、背景など詳しいことは不明。

朝鮮の国営メディアは、リッパート大使襲撃は合同演習への「当然の罰」だと表現したというが、今の時点で朝鮮にアメリカ大使を襲うメリットはなさそうだ。

もし、朝鮮政府がそうしたことを計画していたとしても、
ロシアが許さないだろう。

天然ガスを韓国へ送るパイプライン、資源の開発、あるいは鉄道の建設を考えているロシアは2年ほど前から朝鮮に接近し、朝鮮がロシアに負っている債務の 90%(約100億ドル)を帳消しにし、10億ドルの投資をするとロシア政府は提案している。

ロシアが5月9日に予定している対ドイツ戦勝利70周年の記念式典へ金正恩第一書記を招待したが、これもそうした流れの中から出てきたこと。

金正恩としても、ロシアとの関係を壊すようなことはしたくないだろう。

 昨年12月、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(PSE)を朝鮮がハッキングしたとアメリカの政府や有力メディアは騒いでいたが、これもロシアと朝鮮の動きと関連している可能性は高い。

この事件では、早い段階から少なからぬ専門家が内部犯行説を唱えていた。サイバーセキュリティーのトップ企業として知られるノースは、ソニー・ピク チャーズエンタテインメント(PSE)をレイオフされた人物がハッキング・グループの協力を受けて実行したという推測している。
こうした推測が専門家の間では強い

当初はFBIもこうした推測に近い見解を持っていたようだが、すぐ政府に同調する。
朝鮮がハッキングしたとバラク・オバマ政権は証拠、根拠の類いを示さずに主張していた。

そのFBIに対してノースは12月29日に証拠を示しながら
FBIに説明したが、興味を示すことはなかったという。

こうした騒動のおかげで金正恩第一書記を暗殺するという
「ザ・インタビュー」は注目されて大ヒット、興行的にも成功した。

この映画をプロデュースし、主役も演じたセス・ローゲンは親イスラエル派として知られ、両親が知り合ったのはイスラエルのキブツだという2代続けて筋金入りの親イスラエル派。

ジャーナ リストのウェイン・マドセンによると、イスラエル軍がガザで行った虐殺を支持、この点はもうひとりの主役、ジェームズ・フランコも同じだという。

映画を製作している途中から関与していたアメリカ政府の目論見通りになったとも言える。デイリー・ビースト(ニューズウィーク誌系)によると、少なくとも2名のアメリカ政府高官がラフ・カットを、つまり編集途中の映像を6月の終わりにチェックし、有効なプロパガンダだと賞賛していたというのだ。

第一書記の頭を吹き飛ばす場面は
国務省の意向だったともされている。

リッパート大使を襲った人物が朝鮮へ最初に訪れた1999年といえば、日本では「周辺事態法」が成立し、アメリカでは朝鮮の金体制が崩壊した場合に備えるとして新たな構想が検討されはじめてCONPLAN(概念計画)5029が作成されている。

5029は2005年にOPLAN(作戦計画)へ格上げされ た。

その前年、アメリカはOPLAN(作戦計画)5027-98を作成しているが、この計画は当時の金正日体制を倒して国家として朝鮮を消滅させ、韓国が主導して新たな国を建設するという内容。

その直前、日本では
「日米防衛協力のための指針(新ガイドライン)」をまとめている。

アメリカと韓国/朝鮮との関係を考える場合、忘れてならないのは朝鮮戦争。
この時、アメリカ空軍は大規模な爆撃を実施、朝鮮の78都市と数千の村を破壊した。

この作戦を指揮していたのは、あのカーチス・ルメイ。
彼自身の話では、3年間に人口の20%にあたる人を殺したという。

朝鮮が先制攻撃したと日本で は言われているが、
逆だった可能性が高いことは本ブログでも何度か書いた。

言うまでもなく、ルメイは日本でも大都市に対し、
住民を焼き殺す目的で大規模な空爆を実施、
広島や長崎には原子爆弾を投下した責任者。

大戦後、1948 年から57年にかけてSAC(戦略空軍総司令部)の司令官を務めているが、このSACが1954年に立てた計画によると、600から750発の核爆弾をソ 連に投下、2時間で約6000万人を殺すことになっていた。

1956年にルメイたちは1000機近いB47爆撃機をアラスカやグリーンランドの空軍基地から飛び立たせ、北極の上空を通過、ソ連の国境近くまで飛行してUターンさせるというソ連攻撃の演習を実施、ようするにソ連を挑発している。

テキサス大学のジェームズ・ガルブレイス教授によると、
アメリカ軍がソ連に対する先制核攻撃計画をスタートさせたのは1957年初頭

先制核攻撃に必要なICBMを準備できるのは
1963年の終わりだとルメイなどの好戦派は見通していた。

この当時から現在に至るまで、西側ではソ連/ロシアが攻撃、アメリカは防衛
というシナリオで議論することが圧倒的に多いが、実際は逆だった。

1961年に大統領はドワイト・アイゼンハワーからケネディに交代、
7月に軍や情報機関の幹部が新大統領に核攻撃のプランを説明したという。

キューバ侵攻作戦も
こうしたプランの一環だと見るのが自然だ。

つまり、ソ連がアメリカへ中距離ミサイルで報復するためには、
アメリカ周辺に発射基地を建設する必要があり、
その有力な候補地がキューバだったということだ。

ケネディが大統領に就任して間もなく、CIAの支援を受けた亡命キューバ人の部隊がキューバへの軍事侵攻を試みて失敗するが、これは予定通りだったと言われている。

亡命キューバ人部隊を救援するという形でアメリカ軍を投入、軍事制圧したかったようだが、これをケネディは拒否、その後、アレン・ダレス長官をはじめCIAの幹部を追放、統合参謀本部議長だったライマン・レムニッツァーの再任を拒否している。

ただ、好戦派との全面対決を避けるためにルメイを
空軍の参謀長に任命したが、これは間違いだったように見える。

1962年8月にソ連が中距離ミサイルをキューバへ運び込んでいることが発覚、
10月にルメイを中心とする統合参謀本部の強硬派は大統領と会った。

好戦派はすぐにソ連を攻撃するべきだと詰め寄っていたというが、大統領はキューバにミサイルが存在する事実を公表したうえで海上封鎖を宣言するに止めた。

このミサイル持ち込みより大がかりなことをアメリカは旧ソ連圏で実行し、
ロシアから抗議されているが、防衛のためだとして配備を続けている。

アメリカが行っていることは自分たちの先制核攻撃に対する
ロシアの報復攻撃を迎え撃つためのミサイル・システム導入だ。

好戦派がソ連を先制核攻撃するチャンスだと考えていた1963年の後半、
11月22日にケネディ大統領は暗殺された。

日本や朝鮮で住民を大量虐殺、ソ連に対する先制核攻撃を目論んでケネディ大統領と対立していたルメイに対し、大統領が暗殺された翌年の12月7日に日本政府は勲一等旭日大綬章を授与した。

 航空自衛隊の育成に協力したからだという。