タイル張り住宅の寿命を延ばすリ最良フォーム!Ⅱ | リフォームを成功させるポイント from杉並区

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西荻窪の池しんです

昨日の続きです。
タイル張り住宅(コンクリート打放し住宅も含みます)の劣化の原因は99%雨によるものと言っても過言ではありません。

もう一つの大きな原因は塩害によるものですが、これは地域的要因です。
これからご紹介する「タイル張り住宅の寿命を延ばすリ最良フォーム!」の内容は、塩害にも効果は絶大です。
塩害に対する効果は後日書かせていただきます。

昨日も書きましたように、近年降る雨は、pH4.2~4.5ぐらいの「酸性雨」です。
特に九州地方は「酸性雨」の問題は深刻です。

「酸性雨」の原因は、火山活動によって発生した硫黄や窒素の酸化物によるものもありますが、九州地方の場合はまた別の要因があります。

それは、経済大国のポジションまでのし上がったにも拘わらず、未だに莫大な化石燃料(主に石炭、石油、天然ガスなど)を毎日燃やし続けては、二言目には「我が国は、発展途上国だから」とうそぶいて、京都議定書にも歩み寄ろうせず、せっせと温室効果ガスを排出し続けている中国そのものであり、気流に乗って中国からもたらされる大気が原因です。

ただの「雨」でさえタイル張り住宅に侵入するのは大問題なのに、その雨が「酸性雨」となると、建物内部に浸入した雨が鉄筋を錆びさせる速度を数百倍にもアップさせるので大問題どころの騒ぎでは済みません。
「国際社会においての自国の在り方の発想そのもが発展途上国」と言い直してもらいたいものです!

タイル張り住宅の寿命を延ばすリ最良フォーム!
タイル張り住宅のタイル目地、すなわち目地モルタルからの雨の侵入さえ食い止めれば問題は解決です。

それでは、どうやって雨の侵入を防ぎますか?

タイル張り住宅やコンクリート打放し住宅は、新築時に前者はタイルの目地モルタルに、後者は全面に撥水材を塗りますが、この撥水材が問題です!

みなさんのご自宅に塗られている撥水材の成分は、有機質で構成されてます。
昨日も記述しましたが有機質は紫外線で劣化します!

新築時に撥水材を塗って、その効果が持続するのは長くて5年、早いものでは1年です。
試しに乾いた状態で、水を掛けてみてください。
目地モルタルまたはコンクリート打放し部分が、濡れ色(水に濡れて濃くなる)になったら、雨が浸入していると言えます。

なぜ有機質では駄目なのか?
ここで「有機」と「無機」の定義を少々・・・。

「有機」は経年劣化により、最終的には世の中から消えて無くなってしまいます。
それに対して「無機」は、それ以上その分子構造を変えずに世の中に存在し続けます。 鉱物(ミネラル)などはその代表です。

無機系を謳う撥水材もあります。
しかし、無機系なのは表層だけです。
いくら表層が無機系でも、それを建物に付着させるためのバインダー(媒介になるもの)が有機材では、紫外線により有機質のバインダーが劣化して、最終的には無くなってしまうので、結局は表層の無機系の撥水材は剥離してしまいます。

やっとタイトルの「タイル張り住宅の寿命を延ばすリ最良フォーム!」の核心に移ります。

これはリフォームだけでなく、新築時にも使ってもらうと最高なのですが・・・。
もちろんコンクリート打放し住宅にも効果は絶大です。

「MCファイン」という材料を既存のタイル目地に塗布するだけで、タイル目地からの雨の侵入を完全ストップ出来ます。

「MCファイン」は無機系の液体で、モルタルに塗布すると同時にモルタルに含浸していきます。
そして、モルタルが持っている金属イオンと結合して、モルタル内部で安定的な金属化合物に変化して、モルタル内部に長年存在し、その撥水効果を持続します。

「MCファイン」の撥水効果は、ホームページの動画(「MCファイン」遮水性能試験)でご確認してください。

コンクリートの柱が一切濡れ色にならない
◆「MCファイン」は無色透明なので塗布した部分の色が変わらない
ということをこの動画でご確認ください。

また今回も長くなりましたので、続きは次回にさせていただきます。