ここで、そこで、いろんなところで

日々の生活の中で想う、エッセイ未満のことたち


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大人になったユスフが見たくて「卵」を観に行く。


観終わった後で、パズルのように映画のシーンが意味することが分かってくる。


スランプ状態の詩人ユスフにお母さんが亡くなったという知らせが来る。

イスタンブールから久しぶりに育った街に戻るユスフのお話。。


映画の冒頭でお母さんが歩いて行ったのはあちらの世界。

この監督さんは現実の世界の映像を使って非現実なものを提示する。

こちらも想像力を働かせながら映像を観る。


三部作の最初がこの「卵」

先に後から創られた「蜜蜂」と「ミルク」を観ているので、逆にそれが邪魔をして「あのシーンとこのシーンはどう繋がるのだろう」とかあれこれ考えてしまう。

一番最初に「卵」を観て、「蜂蜜」「ミルク」で大人になったユスフに思いを馳せた方がいいようだ。


亡くなったお母さんはユスフが戻ってきてくれることを望んでいた。

でも、本当に戻ってきてほしかったのは、ユスフの身体ではなくて心だったのだろう。

自分のルーツ、根っこにあるものを取り戻すことで、詩人としての魂も取り戻せることを望んでいたのだろう。

それはユスフ自身のことでもあり、きっと今のトルコのことでもあるのだろう。


卵は「生まれる」ことの象徴。


夜が明けて朝が来る。

ラストでは雷の音とともに希望が見える。



http://eiga.com/movie/56180/



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久しぶりに美しくて静かな映画を観た。


「蜂蜜」「ミルク」「卵」は三部作なのだそうだ。


「卵」が一番最初で、次が「ミルク」、「蜂蜜」は一番最後の作品。

そして、主人公の年齢が作品を追うごとに段々と下がっていく。


「蜂蜜」は静謐な森の中の物語。

音楽は一切なし。

セリフも少ない。

自然の中には美しい音が溢れていて、人が創った音楽以上に饒舌。


ユスフ役の少年がとても表情豊かでかわいい。

ユスフの夢が現実と非現実の境を曖昧にする。


生も死も含め、そして魂も私たちは自然の一部であることを思い出させてくれる。


あまりにも「蜂蜜」が素敵な映画だったので、三部作のもうひとつ「ミルク」も観た。

冒頭のシーンにはドキリとさせられる。


「蜂蜜」で少年だったユスフが少し成長している。

森を出て、母親と二人で乳牛の世話をして生計を立てている。

「蜂蜜」でも牛乳が大切なメタファーとして登場していた。

こちらは思春期で、母親との関係を通して、自我の芽生え、心の成長がテーマとなっている。

ラスト近く、愛する母親を見つめるユスフの表情が印象的。


壮年になり、詩人となったユスフが登場する「卵」もいつか観て観たい。


蜂蜜

http://www.alcine-terran.com/honey/




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