ここで、そこで、いろんなところで

日々の生活の中で想う、エッセイ未満のことたち


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仕事関係のAさんが突然クビになった。

寝耳に水のお話・・・。

だって、あの会社はAさんの会社じゃなかったの?


実は彼の会社はBさんが実質的なオーナーで、Aさんは雇われ社長のようなもの。

でも実際の仕事は技術屋のAさんが全部やっていた。

今後はAさんの下で働いていたCさんが、その会社の仕事をしていくらしい。

私はAさんもBさんもよく知っている。


私はAさんの仕事が大好き。

Aさんが創ってくるものは芸術品のように丁寧できれい。

その作品を観ていると、全然飽きないくらい、美しい。


Aさんの仕事のファンはたくさんいるし、彼なら自分で会社を興してまた仕事をやっていけるだろう。

ウチのオーナーもBさんがなんと言おうと、Aさんに仕事を出すと決めた。


私はその件のあとAさんに会っていないけれど、

「Aさんの仕事じゃなきゃ絶対イヤ!」

と言っていたのが伝わったらしく、Aさんは笑っていたそうだ。


仕事のパートナー、人生のパートナー。


パートナーシップを保つのって意外と難しい。


出会った時は同じ方向、同じ考えであっても、人は変化するものだし、社会情勢も変化する。

考え方が変わり、意見が合わなくなると、どんなに出会った時に運命を感じたとしても、一緒に何かを作っていくことができなくなる。


ドルチェ&ガッパーナとか、ピンキー&ダイアンとか、ファッションの世界には二人で成功している人たちもいるけれど、マンガ家の藤子不二雄のようにコンビを解消した人たちもいるし・・。


私が長年お世話になっている美容師さんも、共同経営がうまく行かず、相手の方が出て行ってしまった。


かくいう私も、ご存知の方もいらっしゃるとは思うけれど、ホセとの共同hpであった「宙の鏡」から、ホセの写真をはずさなければいけなくなった。

その理由についてはhpにホセの言葉で説明してある。


やっぱりパートナーシップの解消は寂しい。

それがたとえポジティブな別れであってもそうだし、そうでない場合は、やっぱりどちらも傷つく。


でも、別れは新たな出会いへの一歩でもある。


Aさんもきっと、新たな会社を作って、いつもの笑顔で仕事を持ってきてくれるだろう。

私たちのhpも、また新たな展開があるのかもしれない。


そう、どんなに寂しくても、切なくても明日は必ずやってくる。

そして、たとえ未来でも、未来は先が観えないからこそおもしろい。












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今、「ハチミツとクローバー」を読んでいる。


この映画版を観たろうずさん がご自身の大学生活を振り返っていたけれど、私もちょっと自分の大学の頃を懐かしく思い出している。


マンガでは美大生の恋愛模様の中に、それぞれの「自分探し」が大きなテーマとしてある。

自分の場合、大学の4年間はそれなりにいろいろあったけれど「研究には向かない私」を発見したことが一番大きかったかな。


基本的に歴史やアートが好きだったのに、何を血迷ったか、環境問題の本を読み漁り、「環境問題を勉強したい」と思い立ち、農学部に入ってしまった。

もちろん、大きな志はあったけれど、農学部は一応理科系だし、実験しなくてはいけないし、研究室というところは、どんなに華々しい成果を挙げているにしても、やっていることは地味だし、努力と忍耐が必要。


そして、もう一つ大切なのは、実験に対する感性。


努力や忍耐は、それは訓練で何とかなるけれど、感性って訓練ではなんともならない部分が多々あるの。


たとえば、この結果を導くためにはもっとこういう実験をしたほうがいい、トカ、まったく意味不明のデータが得られたときに、それからヒントを得て、違う角度からすごい成果を引き出すとか・・・。

そのひらめきはどこかアートと共通していると思う。


そして、基本的にセンスのある人は、努力や忍耐を惜しまないし、どんな困難も、どこかでワクワクしてこっそりと楽しんでいたりするものだし・・・。

最近、同じ農学部出身の人と話す機会があったけれど、その人は大学院まで行き、TVでも話題になったような実験チームの一員だったにもかかわらず、その研究室をやめた。

その人もやはり同じようなことを言っていた。

「この研究に関わっていると言うだけで一目置かれるし、努力だけでこのまま残ることも出来たけれど、それでは自分が辛かった」


そう、自分で自分に引導を渡すって本当に辛いことだ。


そう考えていると、これって世の中すべてのことに言えていて、アートの世界やビジネスの世界で華々しく活躍している人って、共通している部分を持っているような気がする。

もちろん、コツコツと努力を重ねて

「才能はないけれど、努力はしました」

とおっしゃる方もいらっしゃるけれど、一つのことを続けられることも、それはそれで才能だと私は思う。


ま、大学でイヤというほど実験に対するセンスのなさを思い知らされ、そのうえ努力や忍耐などさらさらそんな気持ちもなく、中途半端な研究で、私はふらふらと卒業して、ここに至った。


そんな私が、今度はまじめに目的意識を持って学校へ通っていて、しかも「超まじめ!」と若い子たちから思われているから、人生っておもしろい。


そして、大学で習ったムダに思えた知識が、今習っている基礎学習で役に立っていたりする。


さて、私の大学生活ってなんだったのだろうか。


自分のニガテな部分を一つ見つけられたという意味で、私の場合大学生活は意味があったのだ。

そんなトホホな自分を見つけたことも「自分を知る」という意味で「自分探し」なのだ。

きっと。

そして、あのときに挫折したから、今の学生生活があるし、この生活を「苦しい」と言いながらちょっと楽しんだりできているのだと信じよう。


さて、来年の年賀状には、私が学生さんであることをみんなに告白するつもり。

どんな反応が返ってくるか楽しみだな。





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やっと観ることができた。

こみみちゃんとまーちゃん が日記に書いていて、どうしても観なければと思っていた。


ソーホーのホームレスの老画家、ジミー・ミリキタニ(三力谷)。

でも、絵を買ってくれない人からはお金を一銭も受け取らない。


そんな彼を、映画監督のリンダは9.11をきっかけに家に招き入れ、共同生活を始める。


アメリカ国籍を持ちながら、日系人強制収容所に入れられ、すべてを奪われ、市民権を放棄するジミー。

姉とは別々の収容所に入れられ、生き別れる。

母の故郷の広島に原爆が投下され、彼の親戚は殺され、家は焼き尽くされる。


リンダの家では連日9.11以後のアメリカがTVに映し出される。

それをじっと見つめるジミー。


アメリカはひどい国だと言う。

そんなアメリカの保障は受けないと言う。

アメリカのパスポートなんてゴミだと言う。


そして戦争はダメだと言う。


彼の過去を丁寧に調べ、生き別れの姉を見つけ出し、市民権が回復していることを確認し、社会保障を受けさせ、住む家を確保してあげるのが、アメリカ人であるリンダやボランティアの暖かい人たち。


かつての強制収容所の跡を訪れ、その帰りにジミーは語る。

「もう、怒ってはいない。すべては通り過ぎるだけだ」


自分を拒否し、すべてを奪ったアメリカを彼は受け入れる。


人は誰しも神様じゃない。

憎むし、嫌うし、恐れる。

その念が時には国の想念となり、大きな渦となり、弱い人々を飲み込む。


でも、同時に暖かさや優しさや、愛する気持ちも持っている。

「日本人はみんな優しい」

とジミーは言う。

そして、氷がゆっくりと解けていくように、リンダたちの暖かさに触れ、アメリカという国の優しさ、アメリカ人の優しさも受け入れる。


家を持った彼の誕生日パーティーには、昔なじみの人たちが集まってくる。

彼の心と体は、やっと本当の意味での「home」を見つける。


映画には出てこないが、ジミーとリンダは、今年の広島の平和式典に出席したそうだ。

ジミーは70年ぶりに日本の土を踏んだ。

献花のとき、「ツトム(日本名)帰ってまいりました」とアタマを下げ「仰げば尊し」と歌ったそうだ。

彼の恩師が原爆でなくなったのだという。

心のこもった鎮魂歌。


私も広島に行こう。

私の恩師は今、原爆症と戦っている。

彼女のためにも、あの場所で祈りをささげたい。

そして確認しよう。

私の中に何があるのかを。

リンダが9・11の中で、ジミーを通して自分の中の何かを確認したように。


ミリキタリの猫










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