ここで、そこで、いろんなところで

日々の生活の中で想う、エッセイ未満のことたち


テーマ:

先日豊田市美術館に行ってきた。


金山明展がメイン。


緊張感のあるしまった作品を観ていて、草月のクラスで画家のリーガ・パングさんに

「緊張感のある構図を作れ」

と言われ、白い紙に黒い丸を配置する勉強をしたのを思い出した。

なかなかOKが出なくて苦労したけれど、あの頃、このような作品をもっと観ておけば、もう少しいろんなことが身についていたのかも知れないと思う。


ただ、知識不足の私にはもう少し作品の説明が欲しかったな・・・。

または作品のボリュームがあれば、その全体像が把握しやすかったかも・・。


それと同時にイチハラヒロコの「恋みくじ」があった。

思わず引いてみた。


で、でてきたのが第十番のみくじ。



mikuji


う~ん。

思わずうなった。(笑)


ところで、「誰でもピカソ」でビートたけしさんがひいたみくじは、第二十番の

「甘い汁は俺が吸う。」

だったらしい。


このおみくじ、結構人気があって、これが常時おいてある大阪の布忍神社には、このおみくじ目当てにいらっしゃる方もいるんだとか・・。

お財布に入れると効き目があるとか・・・。


で、私、これを財布に入れるかどうか思案中・・・。


豊田市美術館

布忍神社





AD
いいね!した人  |  コメント(7)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事  もっと見る >>

テーマ:


hana-1


分解して再構成というテーマに沿った作品です。


ストックという植物を、葉と茎と花に分解して生けました。

こういう作品は好き嫌いが分かれるところ。


私自身も、ここまで分解するのはあまり好きではありません。

でも、このテーマは草月流の教科書に出てくるテーマなので、一度はやらなければ単位をいただけません。

読みたくない本でも、読んで読書感想文を書かなければ夏休みの宿題が終わらないようなものです。



hana-2


でも、こうやって分解してみると、植物は花のみならず、その葉も茎も美しいということがしみじみとわかります。

一つの個の中で、各々がその美しさを引き立てあってバランスが取れているのです。


この世にあるもので不完全なもの何もない。


まさしくその通りです。


ストックは茎がためやすく(曲げやすく)、美しい曲線が出るので、つい葉をつつつ~と落としてしまいがちなのですが、今回こうやってあえて葉ばかりをまとめていて、改めてその美しさを認識しました。


パーツパーツの美しさを知り、その美しさを追求することから生まれてくるものもまたあるものです。



hana-3





AD
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

テーマ:

マイミクのみりんさんと会った。


彼は日本に帰国中。

今はインド在住の身だ。


待ち合わせの目印はみりんさんのターバンだったのだけれど、あいにくターバンはクリーニング中とのこと。

ミクシーの日記で想像していたよりもずっとタフなカンジの好青年。


「どうしてインドにいるんですか?

インド人は本当に手でごはんを食べているんですか?

って会う日と会う人に聞かれて説明しています。」

とみりんさんはおっしゃる。


「あら・・大変ねえ・・・」

と私も一応相槌を打ったものの

「で、なんでインドにいっちゃったの?」

とみんなと同様な質問する。


インドは私にとっては憧れの国。

初めてこうきさんのシタールを聴いた時、ガンジス河の匂いを思い出した。


前世はガンダーラの仏師の娘だったし、インダス文明展で展示してあったおもちゃのサイコロを見て、突然それを振って遊んでいる子供の私がフラッシュバックした。(ホントだってば・・・)


たくさんの神様がいらっしゃるインドに住んでいるみりんさんにインドのお話を伺う。

さぞや「インド大好き」な話が飛び出すのかと思いきや・・・。


みりんさんはもちろんインドが好きだ。

でもインドの印象を私がたずねて、開口一番に出た言葉は

「インドの生活はサバイバルです」


人権無視のカースト制度。

貧富の差。

すぐ止まる電気と水道。

大気汚染で曇った空。

カモにされる日本人。

インド嫌いな日本人。


旅行だけではうかがい知れないインドの姿が浮かび上がる。


そういえば、日本にも昔士農工商とその下の階層という制度があった。

現在もその制度と戦っている人たちがいる。

インドの場合、カーストはただの制度ではなく、宗教と結びついているために根が深いらしい。


彼らの生活は宗教が密接に関わっていて、若い男の子の一人暮らしの部屋にもちゃんと仏壇のように神様が供えられているらしい。

そして必ず聞かれるのだそうだ。

「おまえの宗教はなんだ?」


ありとあらゆすことを人がこなす敬虔なヒンズー教徒中心のインドと、人の手を借りず生活が成り立つ宗教を持たない日本人。


郷に入れば郷に従えなのか。

コックを雇い、すべての雑事をインド人に任せる日本人と違い、みりんさんは全部一人でこなしているらしい。

日本人は「アウト・オブ・カースト」ということで、インドではとてもいい暮らしができるらしい。

それを観てインド人は「おまえはおかしい」というのだそうだ。


日本の常識が通じない世界で、みりんさんはサバイバルしている。


奈良で出会ったベトナムの青年を思い出す。

自分の祖国をめちゃくちゃにしたアメリカを憎んでいた彼。

日本はその手下だと思われていた。


私たちが考えてもいない価値観や思想が世の中にはたくさんあるもんんだ。


みりんさんという窓から、私は少し日本以外の世界をのぞかせて頂いた。

そして、たくさんある世界遺産の話やチベット亡命政府があるダラムサラのお話も少し伺えた。


みりんさんはインドへ帰っていった。

来年また会いましょうと約束をした。


来年はまた違うインドをみりんさんは私にみせてくれる事だろう。










AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

泣かされた。


小説で泣かされたのは久しぶり。

「東京タワー」でも私はここまでは泣かなかった。


読書好きなまーちゃんが貸してくれた鷺沢萌の「ウエルカム・ホーム!」

先日「サギサワの文章が好きだった」と言ったら貸してくれたのがこの本。


そう、彼女の創りだす話の中の切なさや寂しさが私はとても好きだった。

物語の設定も、そんなに奇抜ではなく、主人公はみんなどこか心に傷を抱えている。


彼女は若き女流作家として、華々しくメディアに登場していた。

私も学生の彼女を写真で観た時、その美しい姿に

「天に二物を与えられた人」

として、憧れと嫉妬の入り混じった感情を抱いた。


そして2004年、自殺とも事故とも判然としないカタチで、彼女はこの世を逝ってしまった。


どれだけ他人が

「彼女は二物も三物も与えられた幸せな人」

と思っていても、彼女には、彼女が本当に欲しいものが与えられていなかったのかもしれない。


離婚のあとのインタビューで

「恋愛から、私は何も学んでいない。

また同じ過ちを繰り返した」

という意味のことを述べていた。


私が読んだ「帰れぬ人々」も「少年たちの終わらない夜」も、切ない余韻があとをひく作品だった。


「帰れぬ人々」でバラバラになってしまった家族を描いた彼女は、「ウエルカム・ホーム!」では愛情で繋がる血の繋がらない家族を描く。

恋ではなく愛を求める不器用な人たちの暖かい物語。


サギサワが求めていたものは、あの主人公たちが手に入れたような「心の帰れる場所」だったのかもしれない・・。


切なさを物語にして私に読ませてくれた彼女はもういない。

これから少しずつ、サギサワが残してくれた小説を読んでいきたい。


鷺沢萌 公式サイト

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

「sumikoさん、いい耳してますね」

初対面のその人は、もうすぐお別れというときに私を見て言った。

「はい・・・?」

耳をほめられたのは生まれてこの方初めてだ。


だって、私は耳にコンプレックスを持っている。


どちらかと言うと耳が立っているほう。

通称「江川耳」(ジャイアンツの投手の江川の耳がこうだから)

似顔絵とかで私の顔をデフォルメされたら、きっと耳を大きく描かれる。


西洋ではドラキュラの耳と言って嫌われるらしい。

耳を寝せる手術もあると聞いた。


この耳のおかげで、私はできないヘアスタイルがたくさんあって、何度泣かされたことか・・。

耳に髪の毛をかぶせると、そこだけ髪の毛が妙に浮く。

クセ毛の私の髪は容赦なく耳の上で跳ねる。


おまけに耳が少し人より上についているらしく、

「このマスク、小さくない?耳の後ろが痛くない?」

と友達に言ったら

「sumikoは耳と口の位置が遠いんじゃない?」

と冗談っぽく言われた。


ヘアサロンで

「思わず切っちゃいそうだよね、この耳」

と言われたことはもちろん

「かわいい耳ジャン・・・ププ・・」

と笑われたこともごく当然にある。


自分のコンプレックスは人にはあんまり言いたくない。

でも、顔の一部だから、きっと私の顔を見ながらみんな耳をみたりしているんだろうなあ・・。

とちょっと卑屈に考えていた。


でも、その人は言うのだ。

村上春樹の小説の中に耳のモデルの女性が登場するらしい。

そしてその女性はいつも耳を隠しているのだけれど、耳を見せる場面があってとってもかっこいいんだって。


私はちょっと泣きたいくらいうれしくなった。

なんだか自分のトゲトゲな部分を包んでもらえた気がしたから。


そして、この人はきっと私の魂のメッセンジャーだったのだと思った。


コンプレックスだなんだと理由をつけて、自分で自分を縛るのはやめなさい。


神様がどこかで私に気づかせようとしていたのかな。


もちろんその人は、私に対してそんな役目を担っているなんて考えてもいないだろう。

思ったことを口にしただけだ。


でもね、そうやって、本当は毎日の何気ない中にメッセージはいっぱい隠されているんだね。

誰かとの会話の中に。

どこかに本の中に。

見つけたいと思えば、それはいつでも見つけることが出来る。

自分が心を閉ざしていなければ。


私は自分の耳を好きになった。

今さら耳のモデルにはなれないだろうけれど(なったとしても補聴器の仕事くらいしかまわってっこないだろうな)

人よりちょっと目立っているけれど、私の大事な一部分だ。







いいね!した人  |  コメント(7)  |  リブログ(0)

テーマ:

いけばなの場合、ほとんどがまず花材が決まってから花器を選びます。


なので、花材をみてだいたいの構想を練ってから花器を選ぶこともあるし、植物と花器の相性を考えてから構成を練ることもあります。



hana-1


花材はアオモジ、グニユーカリ、トルコキキョウ。


花器は口元に丸い穴が点々とあいていて、そこからためた(曲げた)枝を出してカーブを作っています。

針金やおとし(植物を留める道具)などは一切使わず、直留めしてあります。


これは植物をまず選び、花器と相談しながら作った作品。


口元に穴が開いていなかったらこの作品は成立しません。

でも、もしこの花器がなかったら、また別の花器でそれなりの作品を製作していたと思います。



hana-2


今回はこの花器でなくてはだめな作品。

でも、この花器も時々はこの花器でなくても、ほかの花器でも構わない作品をいけられることもあります。



hana-3


私がいなくても、この世の中はまわっている。

でも、私がいるからこそ出来ることもきっとあるはず。


世の中に生まれた限り、きっと何か理由があるはず。


・・と、この作品をいけながら思ったりしたのでした。

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:

だって急いでいたんだもの・・・。


前日あんまり寝てなくて、テキトーに支度をしたから、6時前に起きたときは、

「あれも入れてない、これももっていかなくちゃ」

とずいぶんとあせっていた。


その日はレクサスの正月花の撤花。


入れ忘れていたペンチを入れて、外で作業するかもしれないから風除けにビニールの折りたたみレインコートをタンスの奥から見つけて・・。

でもなぜかこのコート「BMW」ってロゴが入っているから、レクサスでは着れないよね~ということで却下。


7時半に友達と待ち合わせ場所に行くためには15分発の電車に乗らなくちゃ・・って、あせって家を飛び出して、早足で歩いていてふと足元をみて気がついた。



kutu


!!!!!!


右足がpumaで左足がNIKEじゃん・・・・!


時計を見て、

「このまま駅に行こうか・・・。」

とアタマをよぎった。

だって引き返して履き替えていたら、約束の時間に間に合わないし・・。

でもさすがにそれは出来なかった。


泣く泣く引き返すことにして、予定より15分後の電車に乗る旨を、友人にメールした。


そりゃあ、私がルーズなのがいけないんだけどさ・・・。


ちょっと言い訳させてもらえるなら、履いた靴をすぐに靴箱にしまうと、靴が蒸れていやなので、履いたら2,3日は玄関に置いてあるのだ。

その後、革靴なら、クリームを塗ったり手入れをする。

pumaはずいぶんとくたびれてきたので、ご近所にお買い物用として常に外に出ていて、NIKEは先日外出した際に履いて、そのまま玄関に置いてあった。

その朝はあわてて外に飛び出したので、足元もろくにみず、ともかく履いて飛び出したのだ。

ウチの玄関ちょっと暗いし、厚手の靴下を履いていたので、履き心地がよくわからなかったのもあるし・・・ブツブツ・・・。


待ってくれたいた友人に言い訳をしたら、友人の友達のダンナさんはスニーカーと革靴を片方ずつ履いて、全然気づかずに出勤して一日働いていたらしい。

「でも、自分は気になるだろうけれど、他人ってあんまり気づかないんじゃない?」

と友人はおっしゃるのだけれど、ホント?


私は靴が好きだから結構人の足元って観ているけれど、実際はどうなんだろう・・・?


あと、洋服の失敗は、tシャツを前後ろ逆に着ていた、ブラウスの後ろボタンがあいていた・・などなどがありまする。


ちなみにその日は現場に10分遅れで到着したものの、予定の2時間よりずいぶん早く1時間ちょっとで撤花が完了して、事なきをえてほっとした次第でした。






いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)

テーマ:

昨日TVにジャズピアニストの秋吉敏子さんが出ていらした。

ジャズが日本でも珍しいころ、単身でアメリカに渡り、着物を着てジャズを弾いた方。

彼女は「hope」という曲をずっと演奏してきたが、このほどその曲に谷川俊太郎さんが詩をつけ、マンデイ満ちるさんが歌っている。

平和を願う希望の歌だ。


彼女はこの曲についてのインタビューに答えて

「今世界でたくさんの紛争が起きている。この曲で世界を変えられるとは思えないけれど、私はこう思っているということ(平和を望んでいること、またいろいろな物事についての考え)は、きちんと発言したい」

という趣旨のことを述べていた。


また同じ番組に建築家の安藤忠雄さんとファッションデザイナーの三宅一生さんも出ていた。


安藤忠雄さんは連戦連敗 という本を出版されていて、以前からずっと読みたいと思っている。

海外のコンペに出品してはことごとく敗退しながらも、諦めずにコンペに出し続ける不屈の精神の本らしい。

売れっ子さんだけれど、天才肌ではなく、努力家なのだ。


また一生さんの洋服は、構築的なデザインに見えるけれど、一枚の布にとてもこだわっていて、彼の洋服をばらすと布に無駄がないのだそうだ。(一生さんの友人のアーティストの方が教えてくれました)

日本の着物も一枚の布で無駄がない。

彼の根っこには日本の文化という土台がある。


そのお二人が、今年の春にオープンする、六本木に建設中の「21_21デザインサイト 」のインタビューに答えていた。

その中で日本の技術の高さ、デザインのすばらしさをもっと知ってほしいということを述べていた。


安藤さんや三宅さん自身はデザイナーというよりアーティストだけれど、建築や洋服は一人では出来ない。

そこにはたくさんの職人さんたちの手が必要になってくる。

その技術が高ければ高いほど、アーティストたちが望むものの完成度は高くなっていく。


日本は技術の国であり、それを誇りに思うこと。


草月流の家元の勅使河原宏は

「みんな職人になるな、アーティストになれ」

とよく私たちに言っていた。

流派という集団が全員アーティストになってしまったら流派ではなくなる矛盾もはらんでいて、いけばなの「個性派集団」としては難しいところだ。

でも、個性を表現するためには確かな技術が必要。

そのためには、独創性だけではなく、昔から受け継がれた技術や伝統を学ぶことも多いに大切なこと。


勅使河原宏の美しい竹の作品 も、それを生み出したのは勅使河原宏というアーティストの独創性だけれど、それを作り上げたのは、アトリエスタッフという職人集団のみごとな技術力があってこそなのだもの。


安藤さんも、「自分の腕は一流だといえる職人さんと仕事が出来ることはうれしいこと」

という趣旨のことをおっしゃっていた。


自分の意見をきちんと述べることの出来る人。

失敗から学ぶ人。

自分のアイデンティティーを見失わない人。

そして自分の仕事に誇りを持つ人。


日本人の先輩にはかっこいい人がたくさんいる。

そして、そのかっこいい先輩を持っている自分をちょっと誇りに思う。

いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。