ここで、そこで、いろんなところで

日々の生活の中で想う、エッセイ未満のことたち


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GW一日目。

友達の家でバーベキューをすることになった。


飲んで食べて楽しい一時。

友人宅はウチよりももっと田舎。

畑と牛舎の中をひたすら走ってトラクターのある家にたどり着く。

乗り物好きには、ずらっと並んだ農機具は魅力的。

ヤンマーもあるけど、フォードもあるのよ。

写すのをわすれて残念。


この辺は酪農も盛んで、ご近所には牛やニワトリがいる。

友人宅ではお野菜の交配にミツバチを使うらしく、ミツバチを飼っている。


bbq-1


親と一緒にバーベキューを楽しんでいた子供たちが飽きはじめたころに、友人のだんなさんが動物やミツバチ見学に子供たちを連れて行ってくれる。

近所で社会科見学ができちゃうの。

素敵でしょ?


私はビール片手にいい気分で、子供たちにフラフープのやり方や一輪車の乗り方を教えてもらうけれど、すべて玉砕。

フラフープは一回も回らず、自転車に乗れない私が一輪車を漕げるはずもなく、鉄棒にしがみついたまま一輪車を動かせない。

縄跳びくらい軽くできると思っていたのに、必死の形相で一重とびがやっと。

子供たちに笑われっぱなし。

体力のなさをつくづく思い知らされた。


最期は、休耕田に生えているセイタカアワダチソウの枯れ枝を剣に見立てて、みんなでチャンバラごっこ。

私は「孫悟空ごっこ」で悪役に仕立てられちゃって、子供4人から攻撃を受けて必死に防戦していた。


自然の中を子供たちと遊んでいると、それだけで幸せな気持ち。

のどかだな~。


bbq-2


ところでその日、私はひど~く悪酔いして大変だった。

今日、みんなにお礼のメールを出したら、返事に必ず

「二日酔い大丈夫?」

って書いてくる。

最期にものすごい勢いで一気飲みしていたらしい。


はて・・・?

缶ビール7本までは記憶にあるんだけどなあ・・・?


ま、楽しかったからいいことにしよう。





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bijyutukan


豊田市美術館に行ってきた。

企画展、常設展がてんこ盛り。


車で行けば家からは1時間半の距離だけど、車に乗れない私の交通手段は電車のみ。

ということで接続が悪く、家を1時に出たのに、美術館へは3時半に到着。

30分に一本の電車に乗りそびれ、29分の待ち時間、ひまなので友人のメール。

「愛環(愛知環状鉄道というローカル線)ふざけてるね 頑張って」

と激励のお返事。

うん、がんばる・・・。

2時間半もあったら、こだまで東京まで行けちゃうぞ。


企画展は「内なるこども」というタイトルで、子供に関する作品を幅広く紹介している。

見応えありすぎて、私はちょっと作品酔い。

北山善夫さん、草月の造形教室の講師としていらっしゃったことがあって、10年近く前に指導していただいたことがある。

作風が変わってびっくり。

あの頃は竹ひごと和紙の繊細な作品をお作りだった。

でも宇宙の作品は美しいな。


企画に合わせて、いろいろな展示がおもしろい。


ヤノベさんの「サバイバル・システム・トレイン」と榎忠さんの秘密基地が合体。

生存するための列車と、そのレールに人殺しの武器が積まれていて、とても意味深い。

青木兼治さんの「トらやんの世界」の映像もあって、トらやんのファイヤーが観れる。

ああ、楽しかったファイナルのあの日が蘇る。


香月泰男さんがつくったおもちゃがかわいい。

ユーモアのセンスがあって、ふとカルダーの作品を思い出す。


そしてそして、人間国宝・黒田辰秋さんの作品。

漆や螺鈿細工の木工品が集められている。

ぽってりと漆の塗られた木工品が、なんとも言えず暖かみがある。


楢で彫られたがっしりとした家具のセット。

その椅子に黒澤明カントクが座ってお酒を飲んでいる写真が飾ってある。

座ってもいいらしい。


ちょっと座ってみる。


大抵の人がすっぽりと納まってしまうその椅子に身を沈めていると、木に守られているような、包まれているような、不思議な安心感がある。

まるで木の胎内にいるみたい。


黒田辰秋という方はきっと、木の声を聴いていたんだな。


木は切られてもそこにはちゃんと命が宿っていて、その声を聞ける人には心を開き、新たな命を吹き込まれることを許すんだな。

だからその椅子には、木の魂があふれていて、座る人を暖かく迎えてくれるんだ。

イサムノグチが石の声を聴いていたように・・。


なんだか座らせていただけたことに感謝をしたくなるような椅子だった。

国宝だろうがなんだろうが、モノはやっぱり人とのふれあいの中でこそ生きるものだよね。


豊田市美術館では私が選ぶこの一点ということで、コレクションの中から好きな作品を一つ選んで投票するようになっている。


私が選んだのは大好きなペノーネの「12メートルの木」でもなく、この黒田氏の椅子でもない。

美術館の中にある、私の秘密の場所からみえるある作品。


秘密の場所だから誰にも教えない。


その日もその場所へ寄って、一人でその場を楽しんで、帰ってきた。


6月18日まで開催されています。

お近くに来られる方はぜひどうぞ。


黒田氏の椅子は絶対に座って観てください。

木の命を肌で感じてください。


ただしゆっくり観たければ、半日は必要ですので覚悟を決めて。


豊田市美術館













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私が住んでいる地域では、この時期になるとこいのぼりがあちこちにたつ。


koinobori-1


比較的都市部ばかりを転々と移り住んでいたので、久しくこいのぼりが泳ぐ姿を見たことがなかった。

最初にこの光景を見た時は、驚いた。

小さなこいのぼりならともかく、大きなこいのぼりをあげる風習なんてすたれちゃったのかと思っていたので・・。

今では毎年恒例の風景として、受け入れている。


こいのぼりを庭にあげるには、のぼりが泳ぐ面積も計算しないといけないから、比較的庭にゆとりがないとあげられない。

この辺は、お庭の広い家が結構あって、お子さんが小さい家はたいていどこでもあげている。

ただ、お子さんの数が減ってきているので、こいのぼりの数もやっぱり減少気味だけど・・。


koinobori-3


屋根より高いぞ。


本当は泳いでいる風景を撮りたかったんだけど、風が強すぎると、のぼりが支柱に撒きついちゃって、ぐちゃぐちゃになるみたいで、どこのおうちもすぐに下ろしてしまう。

ので、ちょっと元気がない。

広重の「名所江戸百景」ののぼりのようにひらめく姿を撮りたかったんだけどなあ・・・。

あ、その前に「ケイタイカメラやめないさい」ですね。(笑)


koinobori-2


屋根より低いかわいいのぼりもあります。


以前は日本のどこにでも観られた風景。


青空を泳ぐこいのぼりを見ていると、季節を感じられて、こういうとき、田舎に住んでいる幸せをかみしめるのでした。





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生け花のお稽古のとき、新聞紙にお花が包まれてくるので、何気にそれを読むことがある。


今日はその新聞に、奈良市の小一女児誘拐殺人事件で、殺人罪に問われている小林薫被告の手記が、月刊誌「創」に掲載されているという記事があった。


その中で、小林被告は愛情をかけてくれなかった父親を憎み、「犯罪者の私が言うのはおかしいが」と前置きをして、「私みたいな人間を出さないために」子を持つ親に対するお願いを6つ書いている。


「子供と一緒に食卓に着き団欒の一時を過ごしてあげてください」

「子供の話を聞いて上げてください」

「子供を信じてあげてください」

「子供と遊んであげてください」

「子供を叱る時、何で叱るのか、何が悪いのかを言いきかせて教えてあげてください」

「子供が二人、三人と居るのなら平等に接してあげてください」


彼は小4のとき、末弟の出産時に母親をなくし、父親と祖母に育てられたのだそうだ。

そして幼児期からの父親の虐待や、幼稚園や学校でのいじめによる人格発達障害がみられ、他人の責任を強調する傾向があり、小児性愛があるそうだ。


この記事を読んで不快に思う方もいらっしゃるだろう。


彼と同じ境遇に置かれた人がみんな犯罪者になるわけではない。

逆境を跳ね除けて、立派な人になっている人だってたくさんいる。

そして、弱い立場の人間を手にかけることほど卑劣な行為はない。

殺害された女の子、そのご家族の気持ちを考えると彼のしたことは許せないし、同じ年代の子供を持つ親たちを恐怖のどん底に陥れた社会的な影響も計り知れない。


私はこの記事を読んでいて、やりきれない思いがした。

彼のこのお願いは、普通の家庭であればごく当たり前にあるべきことに思えた。

そして、この「お願い」は、今も私の中にいる「子供の私」にとても響いたのだ。


私は二人姉妹の末っ子で、うちは普通のどこにでもある家庭だと思っている。

それでも、両親は姉のほうがかわいいんだと思い込んでいたし、私の言うことを信じてもらえないこともあったし、何で叱られたのかわからないときもあった。


大人になった今でも、ちょっと思い出すことがあるのだ。

「平等に扱って欲しかったな」とか

「あの時、なんであんな怒られ方をしたんだろう」とか・・。

親から見れば、きっと些細なことなんだよね。


でも、父は忙しかったけれど、できるだけ団欒の時間を作ったし、一緒に遊んでもくれた。

よく話も聞いてくれた。

母も母なりの正しさで、私たちをちゃんと育ててくれた。


完璧に「普通の家庭」などないのだと思う。

だから、この6つのお願いのすべてが叶わなくても、親がきちんと愛情を示していれば、子供だってちゃんとわかる。

私だって、ここまで育ててくれた親に感謝しているもの。


そして、彼はあげていないけれど、本当はこれが言いたかったんじゃないのかと思うことがある。

「子供を愛してあげてください」

そして

「子供を抱きしめてあげてください」


彼は心の奥ではお父さんを愛していたんだよね。

だから愛されたかったんだ。

話を聞いてほしかったし、遊んでほしかったんだ。

彼はお父さんに抱きしめられた記憶があるのかな。

頭をなでてもらったことはあるのかな。


小林被告の父は、今年の2月に亡くなったそうだ。

そして、彼はこの手記によって罪を情状酌量にしてもらおうとは思っていないらしく死刑を望んでいるそうだ。





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気分を変えたくて、スキンを変えてみた。


カンタン・・・!


クリックだけで自在に変わる。


久しぶりにhpを更新した。


コンテンツをアップして、リンクしなおして・・・。

やっぱり面倒。


友達から記事も届いていたし、やっているコミュに参加希望の方のメッセージや、hpのアドレスの変更や、いろいろ溜め込んでしまっていた。

みんな好意で記事やコメントを送ってくださっているのに申し訳ない。


でもポール・フェリー にさんのメッセージも素敵だし、ハグの賛同者 も97名になりました。

ありがとうございます。



時間がないわけじゃないんだけど、段々と手続きの煩雑なことから遠のいてしまう。

おまけに掲示板には毎日のようにスパムコメント、エロメッセージが書き込まれているし・・。

いちいち削除するのも疲れるよね。


hpで知り合った友達たちも、段々ブログやmixiでしかやりとりがなくなっている。


これも時代の流れということかな・・・。


世の中は流れている。

そしてその流れが速い。


ちなみに流行の「止め人」というのがあるらしい。

若い子達の流行が、おじさんおばさんに波及すると、その流行はもうダメということらしい。


たとえばカチューシャとか、イヤーマフとか、おしゃれではなく、実用として使われだすとだめなのだそうだ。


あと、若者の街は、風俗が進出してくるとダメなのだそうだ。

博多のタクシーに乗ったとき、運転手さんが親不孝通りとかがそうなのだと言っていた。


エロ系がはびこってだめになるのは、hpも同じかなあ・・。

エロでカッコイイのは歌姫だけかな?










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私は日本の伝統芸能に縁がない。


いけばなは伝統芸術かもしれないけれど、私がやっている「草月流」はいままでの伝統的ないけばなを脱却すべく、「前衛いけばな」として創流されたものだし、まだ歴史は80年と浅い。

なので、正座もしないし、花台も必要ない。

お行儀とも一切関係ない。(それは私が習った師匠お二人とも、そういうことに関係なく、楽しいいけばなを教えてくださったからだけど)


私の祖母は、戦中戦後をとても苦労して生き抜いた人だったけれど、伴侶をなくした後は、茶道や謡曲を嗜んだ趣味人だった。


その祖母が、姉と私が幼い頃、「鼓を習わせたい」と言ったことがある。

芸事はなんでもそうだけど、鼓の手というものは、幼い頃から訓練しないと身につかないそうだ。

私たちは「おもしろそ~」と話を聴いていたんだけど、母は反対した。

「ピアノを習わせているから、もう習い事はさせられません」

ときっぱり・・・。


最近になって、日本の芸術の奥深さがわかるようになり、その話を時々思い出す。

「あの時鼓を習わせてもらえていたら、もうちょっと粋な人生を送れていたかも・・」


また茶道だって祖母が元気なうちに習っておけばよかったけれど、結局家族の誰も茶道を嗜んでなかったので、祖母が死んでから、

「茶釜の処分をどうする?」

などと、なんとも悲しい話になってしまったのだった。


それなりに大人の年齢になっているのに、法事で正座をしていてすぐに立てず転びそうになったり、うっかり障子を立ったまま開けてみたり、お香典やご祝儀袋にヘタクソな字を書くたびに、

「日本人としての何かが欠けている・・・」

とつくづくと思ってしまうこのごろ。


だからと言うわけではないけれど、古典的なものを観に行ったりすることが結構好きだ。


歌舞伎はイヤホンガイドを聞きながら鑑賞すると、ものすごくよくわかるし、文楽は人形芝居だからあらすじだけでも掴んでいれば、人形の動きを見ているだけでも楽しい。

狂言は喜劇だから所作もオーバーでおもしろい。

伝統芸能も、いざその門をたたいてみると、結構すっと入り込めたりするものだなあ・・と思う。


でも、お能だけはまだ観たことがなかった。

・・でチャンスがあればそのうちに・・と思っていたら、今年の夏、城跡で薪能が開催されることになったのだ。


なんでも市制100周年とかで、マンモスは来るし、喜多郎もコンサートをするし、行事が目白押し。

どうせ私たちの税金でやっているんだから、恩恵はこうむろう。


ということで、友達と二人で薪能に行くことにした。

彼女もお能は初めて。


チケットの先行予約があったんだけど、「うちみたいな田舎の街だから、あせらなくても大丈夫だよね~」

と思っていた。

先行予約の一日目に電話をかけたら繋がらない。

喜多郎と同日発売だったから、「みんな喜多郎に行きたいんだな~」と思っていた。

・・・で、一般売りの初日、プレイガイドにいってびっくり・・・!

A席が売り切れていて、B席しか残っていない。


OH、NO~!


んで、B席って本当に舞台から離れていて観にくそう・・・。

なんでもすご~く人気があったらしい。

宗家の観世清和さんがいらっしゃるというのがすごいんだろうか?

それとも席数640というのはキャパとしては小さいほうなんだろうか?

A席5000円というのは安いんだろうか?(ちなみにB席は4000円)


「一緒に行こうね」と誘った友達に私は平謝り。

友達も「いいよ、一度観てみたいだけだから」

と許してくれる。


ということで、私たちはオペラグラス必需の場所から、雰囲気だけを楽しみに行くことにしたのだった。

きっと細かい所作とか、見ててもわかんないだろうし、ま、お能デビューとしてはこんなもんかな?








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ドラマはあまり観ないけれど、時間的にNHKの朝の連ドラは良く観ている。

15分という時間の短さも、私にはありがたい。


で、今の「純情きらり」は、昭和初期の音楽家を目指す女性の物語。

女子高生の主人公は音楽学校に行きたい。

でも、音楽学校はお金がとてもかかるし、女性が学校へ行くのはまだまだ難しい時代。

お父さんも急死して、家族は経済的にも苦境に立たされている。


その中で、井川遥が演じる次女がお嫁に行く。

気が進まない縁談だけれど、相手が経済的な援助を約束してくれたので、

「妹や弟の学費のため」と、嫁ぐ決心をする。

井川遥が抑えた演技で好演している。


観ていて胸が熱くなった。

遠い過去の話ではない、半世紀ほど前のことだ。


そうやって、黙って家族の犠牲になって、遊郭に売られたり、女工になったりした人たちが、世の中にはたくさんいたんだよね。

そして、幸運にも夢を追いかけられた人たちも、裕福な家庭でない場合、自分に賭けてくれた人たちの思いも背負って、夢へと向かっていった。

だからきっと夢へかける情熱は人一倍すごいものだったんだろうな。


誰かのために自分を分をささげる。

無条件の愛。

マザーテレサだけが無条件の愛を知っていたわけではない。

名もない人たちが、愛する人たちのために、不平も文句も言わず自分を差し出していった。

それだってものすごいことじゃないのかな。


今は比較的簡単に夢を追いかけられる時代。

自分の幸せを素直に考えられる時代。

そして、誰かの犠牲になることを強いられない時代。

でも、その中で夢がわからなくなったり、誰に搾取されているのかが観えない時代。


あの時代に生まれた人たちが私たちを観たら、どう感じるんだろう。


あの時代に生まれたことも、この時代に生まれたことも、決して不幸ではないだろう。


できないことを数えて自分を不幸に思うより、やれること、できたことを考えて、ささやかでも豊かな気持ちでいたい。

それはいつの時代でも変わらない「幸せになれる方法」じゃないのかな。


今この時代に生きていることを素直に喜びたい。









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ピカピカでツルツルだったのだ。


美容整形で有名なTクリニックのT院長をお見受けした。

肌が透き通るように白いし、しわもない。


プロフィールを観ると1945年生まれとあったから・・

え?今年61歳?


友達が詳しくて、T氏は面の皮を一枚はいだらしい。(写真週刊誌に掲載されていたらしいよ)

その美容方法は私もヤコペッティの「続・世界残酷物語」(定かじゃないけど・・)で、観た記憶があるから、そんなに目新しいものじゃないけれど、そこまでやる人もあんまりいないだろう。


あと、目元を二重にして、しわ取りとかもやっているらしい。

彼自身が広告塔のようなものだから、ありとあらゆる技術を駆使して若さを保っているのだろう。


若い。

確かに若い。

年齢を知らなかったら40代でも通りそうな気がする。

でも60歳と言われれば、違和感はあるけれど、ちょっとナットクできそうでもある。


歳をとった顔を消しゴムでしわやら何やらを消したカンジなのだ。

シワやシミをとったからって、20代には見えない。


なんだかツルツルした蝋人形みたいでちょっと不思議な感じ。


「年齢の決め手ってなんなんだろうねえ」

と友達に言うと、

「やっぱり内側からにじみ出てくるものがあるのよ」

ともっともなお答えをいただいた。


確かに、この年齢になってくると、シワが気になるし、「このシミなくならないかな~」と思う。

年齢を素直に受け入れるのにちょっと抵抗があったりするのもまた事実。


病気などで、顔を手術しなければいけない方もいらっしゃるし、顔にコンプレックスを持っていて、整形することで、それから開放されて、新たな道を開ける方もいらっしゃるだろう。


T氏のそれは今話題のアンチエイジングで、いわば、美容整形という手法で歳をとることに抵抗しているようなもんだ。

T氏はそれを生業としているのだから、自分を使って突き詰めていかれるのも当然だよね。

整形によって若返ることで、何から開放されるんだろう?

一度伺ってみたいな。


美容整形はとても高い。

私にはそんなお金はないから、もちろん整形はしない。

でも、私が整形したりしようとは思えないのは、ただ単に金銭的な理由だけなのかな・・と自問する。


私は自分が結構好きなんだと思う。

もちろん、もっと肌がきれいだったらとか、あごが細かったらとか、いろいろと思うところはあるし、きれいな人を見るとうらやましいな~と思う。


ただ、生まれてからずっと、私はこの体とともに成長してきて、ここまでやってきた。

交通事故にあったり、無茶をしたりしたのに、この体はがんばって私を支えてきてくれている。

顔だってそうだよね。

私の感情をちゃんと表現してくれて、大切なコミュニケーションを引き受けてくれている。

目も見えるし、口だってちゃんとある。

そんなありがたい体に、

「このシワが気に入らない」とか

「このシミが消えればいい」とか、

些細なダメダシをしたらバチがあたるような気がするのだ。


まあ、まだまだ歳をとることを完全に受け入れられているわけでもないし、鏡に写った自分を見て、ため息をつきたくなるときもあるけれど、迷ったりしながらイイカンジで年齢を重ねていけたらいいな、というのが私の理想。

お化粧したり、ヘナで毛染めをしたり、些細な抵抗をしながら歳をとることを楽しめたらいいな。


ところで、整形するくらいのお金があったらどうしよう?

シルクロードを旅してみたいし、インドも行ってみたいし・・。

サンチャゴ巡礼の道も歩いてみたい。

どちらにしても、帰ってきたらシワの2、3本増えていそうな場所ばかりだな。






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桜はそろそろ散り始めたけれど、野外レッスンにはいい季節となりました。


ということで、昨日はディジュリドウの野外レッスンでした。

岡崎の乙川のほとりはまだまだ桜が咲いています。


okazaki-3


ディジュリドウのレッスンは3ヶ月ぶり。

桜並木の土手でレッスン開始です。

風が吹くと、桜の花びらがはらはらと舞ってとても風情があります。

ああ、こんなにいい日なのに、お酒がないのが残念。

岡崎城でレッスンができれば、飲み物も買えるのですが(もちろんビールも!)、桜祭りのため、岡崎城は車で入れず、近くの土手になったのでした。


師匠としては、音の反響のいい橋のたもとでレッスンしようと提案したのですが、私が断固拒否!

「景色が良くないと気持ちよく吹けない!」

と、ヘタクソなくせに、態度はでかい私です。


とうことで、眺めのいい場所でレッスン開始。


okazaki-1


「で、前回の復習をしよう」

と師匠。

「何のことでしょう?」

と私。


2年も習い続けてこの調子なのですから、いい加減私の成長に期待するのはやめていただきたいのだけれど、それでもかすかに私に望みをかけているのか、ただ単純に師匠が忘れっぽいのか、毎回振り出しに戻るような私の吹きっぷりに、師匠も少しがっかり気味です。


でも、今回は自分の中で発見がありました。

ディジュを拭くときに、歯をかみ締める癖があるようで、それが音の通りを悪くしていたよう。


「あ、そうだったんだ~」

と感動する私に

「何年習っているんだ・・」

と、相変わらず期待を裏切られる師匠です。


だって私としては、野外でこうやってのんびりと過ごし、時折師匠が吹いてくれる模範演奏を聴きながらまったりとする時間が好きなので、私のレッスンはまあ、オマケみたいなものです。


で、この桜並木、今NHKの朝の連ドラ「純情きらり」で、桜子が歩く土手と一緒だと思います。

ドラマの最期に、必ず岡崎の音楽家たちが登場するので、師匠に

「もうすぐ出るの?」

と聴くと

「もう3回目に出たよ」

とつれないお答え。

あら、見逃しちゃった。


ディジュリドウ自体がちょっと珍しい楽器なので、時々通りすがりの人に声をかけられるのですが、この日はおばあちゃま(オントシ90だったらしい)にお声をかけられました。

師匠が丁寧に応対していたのですが、おばあちゃまはいろいろお話したかったようで、座り込んで身の上話をしてくださいます。

レッスン中だったので、

「すみません、レッスン中なので・・」

とやんわりとお話をすると

「今日は孫のようなあなたたちにあえてうれしかったよ」

と言って、帰り際に千円をくださいました。

本当はもっと話をきいてほしかったんだよね。

おばあちゃん、ごめんなさいね。


いくら暖かくなったとはいえ、川原に1時間半もいるとすっかり体が冷えてしまいます。

おばあちゃんのやさしいお心遣いに感謝して、近くのファミレスで、師匠は暖かい飲み物、私はワインをいただいて、ほっと一息つかせていただいたのでした。


春ののどかな一日でした。










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映画を観終わったとき、はっきり言ってどう考えたらいいのかわからなかった。

賞をいくつも受賞するようなすばらしい映画なのかどうか、ピンと来なかったのだ。


でも、そのうち段々とボディーブローが効いてくるように、この映画のすばらしさが沁みてきた。


この映画の監督、アン・リーは、「グリーン・ディスティニー」や「ハルク」の監督。(私は観ていない)

93年に「ウエディング・バンケット」というやはりゲイの映画を撮っている。

アメリカで成功した台湾人のゲイの息子が結婚しないのを本国の両親は心配し、お見合いばかり勧めてくる。

ゲイであることを告白できない息子は、親を安心させるために偽りの彼女を仕立てるところから始まるユーモアたっぷりの映画だった。

でも、ゲイであること、アメリカにおいてアジア人であることなどのマイノリティーの切なさがうまく表現されていて、みんなが相手を思って少しずつ痛みわけをするアジア的なラストに、ものすごく感動した。


こちらは同じゲイを扱った作品でありながら、もっと深くて重い。


ブロークバックマウンテンで運命的に出会ったイニスとジャックという若者二人の20年にわたる愛の物語。

そして、まだまだゲイに対する偏見がまかり通っていた時代。


ジャックはゲイだけれど、イニスはゲイではない。

イニスは幼い時にリンチされたゲイを見せられたことがトラウマとなり、ジャックを愛しながらも一緒になることを拒み、女性と結婚して、幸せな家庭を築こうとする。

ジャックはイニスを心から愛しているけれど、イニスと一緒になれない寂しさから、男性を買ったり、ほかのパートナーを見つけようとする。


でも、本当にイニスが愛しているのはジャックだ。

それは性別を超えて、本当に心を開けたただ唯一の人間がジャックだったと言うことなのだ。

だから、ジャックが男性を買ったりした行為を心から憎み、非難する。


結局女性を愛しきれず、イニスは離婚してしまう。

そして、新しい恋人も自分から遠ざかる。


その恋人と再会したとき、イニスは言う。

「おれはおもしろくない男なんだ」

その言葉を聴いて、恋人は涙ぐむ。

「面白い人だから惚れるんじゃないのよ」


この映画の中の登場人物の誰も、誰かを愛し、幸せにつつましく生きようとして歯車を狂わせる。

結局、人を好きになる理由なんてわからない。

好きになってしまったあとで、その理由をあれこれとくっつけることはできても、やっぱり魂の惹かれあいに理性は勝てない。

ジャックもイニスもただ出会ってしまったとしか言いようがない。

イニスの不器用で誠実な姿が切ない。


その中で、ブロークバックマウンテンは本当に美しい。

自然は厳しく、雄大だ。

それはすべてのものを育み、許す懐の深さがある。

ちっぽけな人間たちが作ったルールや常識などすべて飲み込んでしまうスケールの大きさがある。

許されない二人が心から幸せを感じられる場所は、20年前に出会ったあの場所しかない。


男性同士のラブシーンに拒絶反応を起こす人にはあまりお勧めできる映画ではないかも・・。


ただ、人を愛することを深く考えさせられる映画であることは間違いないです。


ブロークバックマウンテン


ウエディング・バンケット






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