そらねこカフェ・店主ゆぎえみ・そらねこ会ブログ

そらねこ会は、『今ある命を大切に、不幸な命は増やさない』をコンセプトに活動している猫ボランティアチームです。


日々の思いを書いてます。


テーマ:

猫のボランティアらしきことをはじめて14年が経過した。

命あるものだから当たり前のことだとわかってはいても、大変さに押しつぶされそうになる。


こと、この日本という国のシステムでは、動物愛護などという気持ちが育ちようになく、どこの現場に行っても、身勝手な人間の言動ばかり押し付けられ辟易するが、良いこともある。


それはなんといっても繋がり。
こんなことをしていなかったら絶対会えなかっただろうってくらい、魅力的な人との出会いは、嫌なことの9割が帳消しになるくらい嬉しい(残り1割は執念深く忘れないけど)。


実は、このところ、長年こんなことばっかりやってきた中で、スペシャルに不思議な出来事があった。


これは、ある時気付き始めて、『あれー何でだろ??何かの勘違いかな?』と思ったりしていたけれど、あまりに何度も起き、どう解釈すべきかと思いつつも、現実に、確定的に起こってることだと言える出来事だ。。本当に面白い。



初めてそれが起こったのは5年位前のことだ。



私のうちの庭に痩せたオス猫が来るようになり、私は餌をやり続けていた。


お腹に虫でもいるのか、時が経ってもなかなか太らないし、懐かない。


怯えた、鋭い目つきがかえって哀れで、去勢手術をする前に、なんとか体調を整えてやりたかった。


餌をやり続けて半年もすると、一日中、庭に居るようになった。ほぼ、どこにも行かない。縁台の隅でまるくなったり、木に登ったりしている。


相変わらず人には懐かないで、朝に夕に餌を置いても側には来ないが、私が家に入ると、貪るように食べていた。



そんなある日、その猫がネズミ捕りの粘着テープを引きずって帰って来た。



毛長の白黒だったから、尚更ひどい事になってて、ベタベタのぐちゃぐちゃの毛に、砂やらゴミやらいっぱいつけて、触れないのだからどうにもならず、もし触れたとしても毛を切る以外に方法はなかった。


飼い猫だって大変なネズミ捕りの粘着テープ。私にはなす術がなかった。


しかし、しかし、そのまま2~3日たったある日、朝ご飯の時、めずらしく毛長の白黒の姿を見ないと思ったその夕方、ベタベタだった毛は綺麗にトリミングされ、明らかにシャンプーをした装いで、毛長の白黒が帰って来たのだ。実はどこかの飼い猫だったなんてことは有り得ない。毎日毎日我が家に居たし、人に捕まり、ましてやトリミングさせるなんて絶対ない!何らかの方法で捕獲して鎮静剤か麻酔を使い、眠っている間にトリミングしてくれたとしか考えられない。この辺りの猫ボランティアも動物病院も網羅している私だけれどわからない。麻酔を使えるとしたらやっぱり獣医さんだから、個人的に、野良猫を気にかけてくださっていた医師の資格を持った誰かが居たのだと、その時はそう思うしかなく、有り難いと思いつつも、私はこの事を忘れていった。



けれどこれで終わりじゃなかった。


それから程なくして、少し離れた地域にいる私の友人から相談があった。外猫がネズミの粘着テープにかかってしまった為、取り除く方法を教えて欲しいというものだったのだが、この時も、こればかりはその部分をカットするしかないと伝えるしかなかった。


彼女の庭に居着いた猫は3匹。農機具小屋の中に寝床を作り、不妊化手術も済んでいた。


夜は小屋を閉めてしまうので出かけられないが、昼間は自由にしていた猫ら。そして、どこかに遊びに行ったある日、2匹が粘着のりで、ベタベタになって帰って来たとのことだった。比較的器用な友人ではあるけれど、素人の彼女が粘着部分をうまくカットすることも出来ずに、日数をかけて少しずつ切っていくしかないと思っていた矢先、彼女から連絡がはいった。『綺麗にトリミングされて帰って来たの。しかもシャンプーの良い匂いがする!』と。これには驚いたけれど、それでもまだ私は何かの偶然か、実は飼い猫だったとか・・・などと流していたのだけれど、その後、この出来事は何度も周りで起こるようになった。場所も状況もまちまち。毛玉が固まってしまって、ブラッシングでは取れない猫が綺麗になっていたり、口内炎の為の涎で、毛が固まってしまった猫がサラサラになってたり。


この不思議で不思議でたまらない出来事は、私たちのボランティアチームが関わる先で起きることが多いのだが、言い換えれば、自分たちが関わった先の出来事しかわからないわけで、他でもあるのかもしれない。しかし、不妊化手術の為に、専用の檻を使って捕獲するのにもかなり難儀するような猫らを、どうやって捕まえているというのだろうか?不思議だ。私だって、手術したり、餌をやるだけじゃなくて、できるなら綺麗にしてやりたいと思う状況に遭遇することは良くある。でも、思いはあっても術がない。猫のシャンプーやトリミングは基本非常に難しいし、ましてや野良猫なんて、鎮静剤の注射なしでは、絶対考えられない。そうじゃなければ、催眠術ぐらいのものだと本気で思う。



今年の初めに、とても人慣れしている三毛猫を保護した。何らかの理由で迷子になったと思われるこの三毛猫には、ごく最近の不妊手術跡があった。驚くほど小さな手術跡で、特徴的な糸の結び方がされていた。この手術方法ををされる獣医さんはあまり多くない。何人かの先生の顔が浮かび、猫の飼い主さんはすぐ見つかると思っていた。しかし、しつこいくらいに範囲を広げ、探偵さながらの調査にも関わらす、飼い主さんも、手術をした獣医さんも見つからなかった。この獣医さんに会えたなかったのは残念だった。一連の、シャンプートリミングの不思議にも、何か関係があるかも知れなかったから、尚更残念だ。

この迷い猫の三毛猫ちゃんは、私の友人の家に貰われていった。その家は、毛長の猫をすでに飼っているのだが、最近時々、シャンプーされて帰って来ると言っていた。不思議だけど本当の話。いつかこの事を解明したい。そして、そんな神業を持った方々と、正面から仲間になりたい。力を貸してほしい。もし何らかの事情で名乗れないのであれば、どうかこっそり教えて欲しい。私は誰にも明かさないから。

この活動を始めて来年は15年となる。頑張って一生懸命続けていくので、どうか15年の記念として、不思議な猫の美容師さんと会ってみたい。












(湯木恵美・大竹財団地球号の危機投稿記事一部抜粋)
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