いただいたメールへのお返事です | そらねこカフェ・店主ゆぎえみ

そらねこカフェ・店主ゆぎえみ

日々の思いを書いてます。








明けましておめでとうございます。




昨年は多頭飼い現場の猫たちの手術を、本当に沢山やりました。

きつかったです。

だけどお正月になって、次の春にはもう子猫が生まれないことにほっとしているとのメールなどをいただくと、良かったなって思います。

もう増えないので、今いる子たちを大切にしてほしいです。また、行くあてのない、新しい子が来てしまった場合もできら見捨てないであげてほしいです。
なかなか難しいけれど、手術さえすれば必ず数は落ち着きます。これは自分のためだけでなく、ご自身の地域の為にもなっていることだと思います。


そらねこ会はちいさなチームです。


自分の持てる力と時間をすべて使っても、私たちだけではどうにもならない。


ご縁のあった皆さまにお力を借りなければ、絶対に前には進めません。



どうかお力をお貸しください。よろしくお願いします。





『メールへのお返事』



明けましておめでとうございます。

手術の終わった猫たちがみな落ち着いているとのこと、良かったです。

すべての猫に関わる方が、不妊手術を考えてくれるようにならないと、私たちの苦悩は終わらないのだと思い、本当に辛いです。




猫たちは幸せと癒しをくれます。見えないけれど守ってもくれています。だから関わった人間は、できる限り返すことが大切だと私は思っています。


猫は狸やきつねや熊など、自然の生き物ではなくて、人間に寄り添わないと生きていけないものです。懐いてる、懐いていないは関係なく、猫は人が改良し、作った、人と寄り添い生きていく生き物です。



それを一人でも多くの方に理解してもらって、せっかく生まれた命を、野生の動物の餌にしたり、飢えや、寒さで病気にしたり、不本意に命を落とさせたり、そんなことは、可能なかぎり防ぎたいです。



それにはまず不妊化手術が大切です。どんどん生まれて、どんどん死んで行けば命に対する感覚も薄くなります。


私たちのこの活動は仕事ではありません。時間も行動もかかる経費も、一個人の持ち出しです。そして私たちは無料の便利屋ではありません。私たちは『願い』を持って活動しています。沢山の現場には必ず犠牲があり、本当に本当に辛いです。その犠牲をなくしていきたい。同じ時を生きる命、人に責任のある命が当たり前に共生できるようにしたいです。



関わった方にほんの少しでも力を貸してほしいです。見捨てないでほしいです。関わった方の口から口へ、手から手へ、草の根のようなわずかな前進しか、進歩はないです。



猫を、犬を、弱い立場のものを、しいては、人を思う者が仲間になり、同じ思いを持っていれば、きっと良い方向へ進むと信じています。


この思いをご理解くださるのであれば、どうか力をお貸しくださいませ。心に止めていただくだけで違います。



どうかこれからもよろしくお願いします。


そらねこ会
ゆぎえみ