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今年発表されたばかりの△TRIGONOMETRYというバーチャルユニット。
その世界観を解き明かす鍵となる小説が連載中です。
△TRIGONOMETORICS (トリゴノメトリクス)とはなんなのか?
鍵となるエピソード:0を抜粋致します。
続きは△TRIGONOMETRY公式サイトでご覧いただけます!
△TRIGONOMETRY公式サイト
-31年前-
「無形、聴こえるか?」
『あぁ、もうすぐだ。覚悟はいいな?』
「いつかまた次の扉が開くまで…」
"トレードだ…"
私は無形十司(むけい・とうじ)。
この瞬間を次元の彼方の私と共に待っていた。
生命科学者である私は、
この世界の或る法則についての論文、
新種のプライマリーの存在を発表した。
しかし誰もにその存在を否定された挙句、
私は科学者の博士号を剥奪された。
しかし、今想えば良かった事とだと私は思う。
何故ならこのプライマリーの研究が進めば進む程、
トリガーは神の領域に足を踏み入れ
この世界を破滅へ導く結果になったであろう。
我々が生きる、この"創られた空間"を維持するためには、
マゼンタとシアン、この2つのプライマリーが必要不可欠である。
しかし、トリゴノメトリクスは何度もフォーマットされ、
そしてリペアを繰り返してきた。
天変地異を起こす神、
"パーソナルトリガー"と呼ばれる者の正体こそが
イエローのプライマリーであった。
この3つのプライマリーが重なった瞬間、
世界は黒い闇に包まれ、ゲート・ペリフェレイアは開かれる。
その鍵と出逢ったのは、丁度×(クロス)狩りという
出生不明トリガーへの大量虐殺が問題視されていた頃だ。
当時私はその最前線、ダウンクロスのレフト大陸上の
とある国家の研究機関に属していた。
×章(クロスシンボル)のトリガーたちが
≠(ノット)という大罪を犯した者たちへの支援を行なったとして、
その≠共々収容所へ連行されていく×の者たちを目の中りにした。
毎日私は自宅から"地獄絵図"の様な街中を掻い潜っては、
喧騒から少し離れた小高い丘にある研究所へ通う日々であった。
母国の三音ではお祭り騒ぎの真っ只中である12月。
白雪が散り積もった路上に生々しい朱色の熱で、
哀しい程鮮やかに染まり、そして溶けていく光景が
今も尚、私の瞳に焼き付いている。
==続きは公式ホームページNOVELよりご覧下さい。
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