「上を向いて歩こう」を英語で歌おう!
「上を向いて歩こう」は全米でも日本語のままでビルボード誌のチャート1位に輝きました!なんと、英語のタイトルは「SUKIYAKI」でした!アメリカで発売することを決めた際に、日本語のタイトルを訳したら長くなりすぎるので、一語にしようと思ったのですが、その場にいた人が知っていた日本語がサヨナラとスキヤキしかなかったため、このタイトルになったと言われています。
歌詞が英語以外の言語の歌がこのチャートで1位を獲得したのはこの歌のほかには一曲しかありません。アジア圏の歌が1位になったのはこの歌だけです。
そのような名曲なので世界の多くの歌手がカバーしましたが、日本語では難しいので英語版他の外国語バージョンが作られ、いくつかのビルボード誌チャートでのヒットを記録しています。
まずは最初のトップテン・ヒット、1981年に3位まで上がった女性デュオ、A Taste of Honey バージョン!
次は黒人男性4重唱アカペラグループ、4PMバージョン。1995年に8位まで行きました。
では、英語の歌詞をどうぞ!
It's all because of you, I'm feeling sad and blue
君のせいで悲しくて憂鬱だ
You went away, now my life is just a rainy day
君が行ってしまって僕の人生は雨の日だ
I love you so, how much you'll never know
君をどんなに愛しているか、君には分からないだろう
You've gone away and left me lonely
君は僕一人を淋しくして去ってしまった
Untouchable memories, seem to keep haunting me
どうしようもない思い出が僕にまとわり付いて離れないみたい
Another love so true
That once turned all my gray skies blue
僕の灰色の空を青空に変えてくれた真実の愛
But you disappeared
Now my eyes are filled with tears
君が消えて僕の両目は涙で一杯だ
I'm wishing you were here with me
君がここに一緒にいたらいいのに
Soft with love are my thoughts of you
君への思いは愛で柔らかい
Now that you're gone
I just don't know what to do
君が去ってしまい、途方に暮れている
If only you were here
もし君がここにいたら
You'd wash away my tears
僕の涙を洗い流してくれるだろう
The sun would shine once again
太陽がもう一度輝くだろう
You'd be mine all mine
君は僕のものになるだろう
But in reality, you and I will never be
しかし、現実には「君と僕」は有り得ない
'Cause you took your love away from me
君の愛を僕から持って行ってしまったから
(4PM の 語り)
Girl, I don't know what I did
僕が何をしてしまったというのだ
To make you leave me
なぜ僕から去ってしまったの
But what I do know
今の僕に分かるのは
Is that since you've been gone
君が去ってしまってから
There's such an emptiness inside
心にぽっかり穴が空いちゃったこと
I'm wishing you'd come back to me
どうか僕のもとに帰ってきておくれ
If only you were here
You'd wash away my tears
The sun would shine once again
You'd be mine all mine
But in reality, you and I will never be
'Cause you took your love away from me
Oh, baby, you took your love away from me.
歌詞は比較的簡単ですが、日本語をそのまま訳したわけではなく、かなりの意訳になっています。日本語の歌詞がかなり抽象的なのに、英語はとても具体的だと思いませんか?日本語には分かれた恋人は登場しませんが、英語だとそうは行かないのです!
一般的に日本語をそのまま英訳すると英文が短くなり過ぎるので、言外の意味を類推して言葉にして付け加えないと、歌詞にならないんですよね。一言で言えば、言葉の音の特徴で、日本語だとあまり多くの言葉をたくさん一小節に乗せられないということです。
英文法は、仮定法過去が効果的に使われてますね。(太字の部分)
次は日本人歌手、西田ひかるが歌う英語バージョンをどうぞ!
最後に、A Taste of Honey のオリジナル音源。