こんにちは、備え・防災アドバイザーの高荷です。

記事が古くなったので追加情報。

・お米を簡易に保存したい方はそのまま記事をご覧ください。

・お米の長期保存をきちんと学びたい方は、こちらの記事をご覧ください。

・お米を本気で長期保存したい方向けに、酸素遮断チャック袋と脱酸素剤の販売を始めました。『備え・防災セレクトショップ そなえるすとあ』



前回のコラムでご説明した使い捨てカイロと衣類圧縮袋を活用した、「無酸素パックでの白米保存」。具体的なやり方について、写真付きでご説明いたします。


1.保存対象

今回保存をするのは、白米30キロ(5キロ×6袋)です。
恒久的に保存するのではなく、あくまで3~6ヶ月程度の、短期保存の方法の一つとして、使い捨てカイロと布団圧縮袋を使用した取り組みのご案内です。
米の保存1



2.必要な物

今回使用をするのは、以下の道具たちです。

お米(保存対象です)
衣類圧縮袋…要は、丈夫で、空気を通さず、密封できて、そしてコストが安いものであればなんでもかまわないと思います。
使い捨てカイロ…脱酸素剤(エージレスなど)です。安価で取り扱いやすい物を選択しました。
爪楊枝…米袋に穴を開けます。後述します。
消毒用品…密封する前に、お米の袋を拭いてきれいにしておきます。
米の保存2



3.米袋をきれいにする

まず、お米の袋をきれいに拭いておきましょう。衣類圧縮袋は決して使い捨てにできる価格ではありません(今回のは、1袋350円です)。そのため、お米の袋をきれいにしてから、圧縮袋に入れておいた方が良さそうです。輸送中などにかなり汚れてしまう物ですし、食品を密封するので行ってみました。
米の保存3



4.びらびらを固定する

お米の両脇にあるびらびらした部分は、テープなりで固定しておくと良いでしょう。そのままにしておくと、衣類圧縮袋を傷つけたり、またびらびらがジッパー部分に重なって、密封がしっかりなされない恐れがあります。

本当は、お米を買ってきた袋から取り出して、きれいな袋に移して保存をした方が良いそうなのですが(虫の混入を減らすため、ちなみにお米につく虫は食べてしまっても害はありません)、布団圧縮袋では強度に不安があるため、今回はそのまま米袋を使用しております。
米の保存4



5.穴を開ける

爪楊枝などで、米袋に穴を開けます。

使い捨てカイロで、衣類圧縮袋の中の残存酸素をすべて消費するのですが、米袋の中に残っている酸素もきちんと消費をさせるために、米袋に穴をたくさん開けて、空気の通りを良くしています。
間違っても、衣類圧縮袋に穴を開けないように気をつけてください。すべてが台無しになります。
米の保存5




米の保存7



6.完成イメージ

準備が整ったら、米袋を衣類圧縮袋に入れて、穴をたくさん開けた場所の上にカイロをおいて、封を閉じて密封します。カイロは軽く振って、発熱作用が始まる状態にして中に入れます。また、少しでも中の空気を抜いておけると、発熱作用が少しで収まるので、お米を痛めずにすみます。

紙テープが見えますが、米袋のびらびらを止めるために貼った物です。衣類圧縮袋の封を閉じるために使ってはいけません。使い捨てではなく、何度も繰り返して袋を使用しないと、コスト的に負担が大きくなるからです。

封をしてしばらくは、カイロが「何となく暖かく」感じるかもしれませんが、しばらくすると冷たくなります。=酸素を消費し尽くして、反応が停止します。
米の保存6



7.保管場所のイメージ

で、最後に無酸素パックにした米袋を、北側の部屋の押し入れの中にしまってみました。無酸素パックにしても、台所の流しの下などに置いてしまうと、温度変化があまりにも大きすぎますし、カイロは除湿はしてくれないので、湿気が発生する恐れもあります。

しかし、普段食べるお米を保存するわけなので、あまり奥にしまい込んでは意味がありません。我が家も狭いアパートで苦労しておりますが、日の当たりにくい部屋の隅にでも保管できればベストだと思います。空気を遮断していますので、風通しなどはあまり考慮しなくて良いでしょう。じめじめしていなければ大丈夫だと思います。

ちなみに一番上に置いてあるのは、無酸素パックしていない紙袋に包まれたお米です。風通しの良い場所においても、酸化して悪くなってしまうので、長期の保存はできません。(すぐに食べるつもりです)
米の保存8


と、説明をしてみたものの、実際に効果のほどが判明するのは半年ほどたった後だと思いますので、いずれ結果をご報告させていただきます。



以下、関連コンテンツです。合わせてご覧ください。
【理論】使い捨てカイロと衣類圧縮袋で、白米の長期保存に挑戦する
【1週間後】白米の長期保存の後日談
【5ヶ月後】白米の長期保存の後日談(5ヶ月後)
白米の長期保存に関する考察、2011年6月版


以上

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