当直しながら27時間テレビみています。
もう、昨日も今日もむっちゃ暑いですね。横断歩道を渡っただけで蒸発しそうです。

それなのに、お腹から超音波で赤ちゃんをみようとすると、タケノコみたいに何枚も着てる妊婦さん、結構いるんですよね。腹巻きと、レギンスと、パンツと、タンクトップと・・。
暑くないのか?と思ってきくと、

「妊婦は冷やしちゃいけないと思って・・」

えーと、レギンスとレッグウォーマーとフットカバーで、下半身めっちゃ熱こもってそうですけど・・

冷えなければ、のぼせてもいいの?
赤ちゃんは汗をかいて体温を調節することができないから、のぼせちゃいますよ!
だから妊婦さんはサウナや長風呂はだめなんですよーー
(しかも妊娠中はむしろ冷えにくくなるし)

と思ってTwitterで「妊婦さん、塩分控えめとか冷え対策であたためたりしたら熱中症になっちゃいますよ!」とつぶやいたら、すごい反響が。(こっちもみてね→こんな季節に「塩分ひかえめに」?

妊婦を見かけると友達や親世代の人から「冷やしちゃダメよ」と挨拶代わりに言われるそうですが、なかでも「そういう指導を助産師に受けた」「次に靴下はかずに来たら診察しないからねって言われた」「赤ちゃんが逆子なのはアイスクリームを食べたせいだって言われた」などと、驚愕の

出所は医療従事者かよ!

という事実が判明。

一般的にですけど、「冷やしてはだめ」「冷やすとこんなこわいことが」という「指導」を妊婦さんにするのは医師より助産師に多いと思います。
「冷え」という概念は東洋医学的なもので、ひどい冷え性の私からすると、確かに冷えるといろいろ調子が悪いことは自覚します。しかし、中国4千年の歴史の(?)本物の東洋医学では本当に「素足だと難産」「冷たいもので逆子」ってことになってるんですかね?
そういう指導にどこまで根拠があるのか現場でそういう指導をしている助産師と何度か議論をしましたが、「そういう言われているから」など納得できる説明をしてもらえたことはありません。

まあイメージ的にはよくなさそうだし、どの程度冷えているかなどは客観的に評価出来ない上に、実際の健康状態と「因果関係がない」ことは患者さんには証明できないので、「そう言われればそうかな」となってしまう。悪く言えば、それさえ言っておけばもっともらしい指導になります。
(でも、冷え対策をしたから妊娠できるとか安産できるとか逆子が直るとかありませんからね)

極端に冷えるとなんとなく調子は悪くなることはあるでしょうし、「気は心」のレベルで健康被害がないならそういう指導もアリなのかもしれませんが、

真夏にやると、下手したら死ぬよ?

ということも認識しておいて欲しいですね。
日本の妊婦さんはそういうところで真面目な人が多いですから。

妊婦さんに限らず、クーラーがんがんの部屋と体温並みに暑い屋外で、調整しやすい服装にしてくださいね。


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